「山梨県笛吹川フルーツ公園」で、子どもから大人まで1日遊び倒す楽しみ方!

2019.08.06 更新

山梨県山梨市ののどかな山あいにある「山梨県笛吹川フルーツ公園」は、遊具をはじめカフェやショップ、足湯から温泉、ホテルまで、さまざまな施設が点在している公園です。子どもから大人まで十分に楽しめるだけでなく、標高が高いため市街地が見下ろせ、その景観は新日本三大夜景にも認定されているほど。そこで今回は、山梨県内に住む人はもちろん、県外からも多くの人が遊びに訪れるこの人気スポットで1日満喫できる楽しみ方を紹介します。

遊びも食も事欠かない!絶景公園を完全網羅する

JR中央線・山梨市駅下車。降り立った場所は、周りを山に囲まれ、笛吹川が流れる自然豊かな地です。なだらかな傾斜は果物の栽培に適していて、桃とぶどうの産地としても知られています。そんな山梨市駅から車を10分ほど走らせた小高い山の中腹に、「山梨県笛吹川フルーツ公園」はあります。

フルーツ公園と略され、親しまれている同園は、約32ha(東京ドーム約7個分)という広大な土地に、さまざまなフルーツの樹々が植えられた公園です。果物にちなんだ歴史や文化を学べるだけでなく、青々とした芝生がどこまでも広がる園内では、自然をたっぷりと感じることもできるんですよ。
第1駐車場に車をとめて園内に入ると、まず目に入るのが丸い形をした3つの建物。こちらは、フルーツ公園を象徴するシンボル的な存在です。全天候型ドームになっていて、その中の1つ「わんぱくドーム」には、雨の日でも思いっきり遊べる遊具が設置されています。残り2つのドームは「くだもの広場」と「くだもの工房」になっていますが、それについては後ほどゆっくりと紹介していきましょう。

ちなみに3つのドームを望むことができるウォーターガーデンにある噴水は、10:00から15:00まで15分間隔で噴射されています(左記の時間外は不定期)。
▲公園は入園無料。いつでも訪れることができちゃいます

今回は、女子におすすめの楽しみ方として、園内にある絶景ポイントや癒しスポット、レストランやショップなどを紹介していきますね。

ロードトレインに乗って広い公園の景観を楽しむ

こちらの公園は、山の斜面に広がっており、上部と下部では温度が1度違うといわれています。早速ですが、公園内を走る3両編成の機関車風の乗物「ロードトレイン」に乗り込み、最上部の景色を眺めに行くとしましょう。
▲1日券は大人600円、子ども300円。片道は大人400円、子ども200円(すべて税込)

ロードトレインは、平日だと1時間に1本、土・日曜・祝日だと30分に1本、上り下りで1台ずつ走っています。停留所は「第1駐車場」「森の広場」「フルーツアドベンチャー」「芝生の広場」「くだもの工房前」「フルーツセンター」の6カ所あり、1日券を購入すると何度も乗り降りが可能です。広大で上り坂が多い園内でも行きたい場所の近くまで連れていってくれるので、体力がない筆者にはとても助かります。
▲噴水前にある「芝生の広場」から最上部にある「フルーツセンター」まで約12分。運転手さんのフルーツ公園の説明に耳を傾けながら、園内を快適に移動します
▲芝生の広場から甲府盆地を一望。水遊びで人気の「アクアアスレチック」もある
▲ロードトレインが走行する道中には、さくらんぼが成っていたり、りんごやブドウなどの木が植えられていたりと、フルーツ公園ならではの景色が
▲季節の花々が咲き、花の公園としても有名。春には公園の花と、眼下の農園に咲く桃の花が見られる(写真提供:笛吹川フルーツ公園マネジメントグループ)

新日本三大夜景に選ばれた絶景スポットでBBQと足湯を堪能

車外の景色を見ているうちに、最上部のフルーツセンター停留所に到着!この辺りは「新日本三大夜景」に認定された展望広場になっていて、眼下には山梨市の市街地から勝沼町、笹子峠や御坂峠、甲府盆地まで望める大パノラマが広がります。
▲目線の先には富士山がありますが、この日は雲が邪魔して見られませんでした

小さく見える車の流れや街並みはおもちゃ箱のようで、その眺めに思わず息を呑んでしまいます。リニア中央新幹線の実験線も見えるので、運が良ければリニアが走行している様子も見られるかもしれませんよ!
▲空気が澄んでいる時は、暗闇に富士山が浮かび上がる幻想的な夜景を見ることもできる(写真提供:笛吹川フルーツ公園マネジメントグループ)
▲公園内に位置する「フルーツパーク富士屋ホテル」では、ワイングラスをモチーフにした「ブドウの池噴水」のライトアップも幻想的(写真提供:笛吹川フルーツ公園マネジメントグループ)

展望広場の一角にある「風香亭」でお昼ご飯を食べるとしましょう。
こちらは、富士山の溶岩プレートを使用し、手ぶらでBBQを楽しめるお店です。
BBQセットの他に、お食事やおつまみメニューも盛り沢山。山梨ならではの「甲州ほうとう」や「とりもつ煮」があるのも嬉しいですね。
▲牛カルビ、牛ロース、牛肩肉、豚ロース、鶏肉、野菜、焼きそばが食べられるAセット(3人前5,400円・税込)。よりリーズナブルなBセット(3人前4,500円・税込)もある

遠赤外線効果のある溶岩プレートは、表面はカリッと、中に旨みを閉じ込めた柔らかなお肉に焼き上げてくれる優れもの。お肉のジューシーな味わいを楽しめます。溶岩プレートを熱するまでに30分かかるそうなので、BBQを希望の人は早めに申し込んだ方がいいですよ。
▲BBQにほうとう!?山梨では、あるあるだそう。野菜がたっぷり入った「甲州ほうとう」(1,250円・税込)

野菜ひとつひとつの味を損なわず、でもしっかりとした味噌風味が印象的な同園オリジナルほうとうも、ぜひ食べたい一品。さらさらとしたスープが飲みやすく、濃厚なようでいて、さっぱりといただけました。
▲数量限定、甘じょっぱい風味が特徴の「とりもつ煮定食」(850円・税込)

とりもつ煮は、甘じょっぱさが後引く味わい。甘辛く濃厚な醤油ダレで煮込んでいるから、照りもいい感じですね。
▲開放感たっぷりのBBQは最高!

これら料理のおいしさは去ることながら、眺めの良さといったら!店長の深沢さんも「これだけの高台で、景色を見下ろしながらBBQをできる場所は少ないはずです。素材の味はもちろん、空気も美味しいのでBBQがさらに美味しいものになりますよ」と自信たっぷりに語ってくれました。
お腹がいっぱいになった後は、風香亭の目の前にある足湯へ。「万葉温泉の足湯」と呼ばれるこちらには、園内にある「フルーツパーク富士屋ホテル」と「やまなしフルーツ温泉ぷくぷく」で共有している「万葉の温泉」の源泉を流し入れているそう。ベンチに座り、絶景を眺めながら足湯に浸かるなんて、他ではなかなか巡り合えない体験のはず。浴槽内には足つぼ通路が完備されていて、恐る恐る歩いてみると…イタタタタッ!癒されながらも、足裏を刺激されて身体がほぐれた気分になりました。
▲休日ともなれば、行列になることもあるとか
足湯に浸かりながらふと隣を見てみると、ハート型の南京鍵が鎖いっぱいに施錠されているのを発見!この場所は、2007年にウエディングドレスデザイナーである桂由美さんによって認定された「恋人の聖地」なのだそう。今回は日中に訪れましたが、この聖地で大好きな人と夜景を眺めるのもロマンチックですよね。
▲「恋人の聖地」には、プロポーズにふさわしい全国130以上の場所が選定されているそう
▲ハート型キーは、風香亭に隣接する「山梨市フルーツセンター」内で購入できる(1個1,000円・税抜)
▲「山梨市フルーツセンター」は、お土産や地元野菜を販売する施設

ロードトレインの時間が来たので、ドーム状の建物の近くにある「くだもの工房前」停留所まで再びロードトレインに乗って向かいます。

緑に囲まれたカフェで食後のスイーツをいただく

エントランスを入ってすぐに見かけたドーム状の建物の1つは「くだもの広場」です。この中には屋内ステージと温室植物の展示室、そしてカフェ「葡萄屋kofu パークcafé&kitchen」があります。

こちらのカフェは、山梨県産のぶどうを使用したレーズンサンドで有名な葡萄加工専門店「葡萄屋kofu」が2019年4月20日にオープンさせたお店。そこで、こちらで食後のスイーツをいただくことにしました。
▲解放感溢れる空間には、テーブル席、カウンター風席、ソファ席などがあり、思い思いの過ごし方ができる

おすすめされた「フルーツソフト」と「桃スパークリング×チーズキャップ」「桃モヒート」をオーダー。
▲これソフトクリーム?と疑ってしまうほど、見た目以上にしっかりとした舌触りの「フルーツソフト」(450円・税込)

「フルーツソフト」は、苺と悩みましたが、せっかくなので山梨を代表する果物である桃をセレクト。ひと口食べてみると…ソフトクリームというよりシャーベットのような感じです。それもそのはず、乳不使用だから桃そのものを食べているようなジューシーさなんです。口の中でほのかな甘さが広がって、なんとも幸せな気分になりました。
▲ムース状のチーズがのった「桃スパークリング×チーズキャップ」(右/500円・税込)と「桃モヒート」(左/400円・税込)

「桃スパークリング×チーズキャップ」は、さわやかな浅間白桃ジュースの上に、チーズキャップと呼ばれる濃厚なチーズケーキ風味のクリームをのせた一品。ふわふわの泡状チーズキャップを口に運ぶと、チーズの濃厚な味わいがダイレクトに伝わってきました。

「桃モヒート」はカクテルかと思いきや、ミントシロップが入った浅間白桃のノンアルコールジュースです。すっきりとした味わいと爽やかさで大人の風味でした。
▲特別に開発されたテイクアウト用のバッグに「ジャーサラダ(季節限定)」(380円・税込)と「レッドベリーハーブティ」(アイスティーバイキング400円・税込)を入れて、園内でピクニック気分を味わうこともできる

カフェでは、葡萄屋kofuの自慢の商品「ラムレーズンサンド」(1個216円・税込)も販売。山梨産レーズンを100%使用した一品で、山梨のお土産として新定番になっています。大きな巨峰の粒を地元・老舗ワイナリーのブドウの蒸留酒とラム酒に漬けて作っているそう。フレッシュな果肉と果汁が、ホワイトチョコレートをほのかに感じられるクリームと発酵バターを使用したサブレに調和しています。

この他にも、「ピーチトマトカレー」や「ドライトマトのマルゲリータ」など地元食材を使用した軽食メニューを提供。さらに地元の生産者さんが製造した生はちみつやトマトピューレ、ワインビネガーなどこだわり食品の販売も行っています。今後は日本各地のフルーツを旬の季節に提供するマルシェも開催していくそうですよ。
なお、くだもの広場の地下は「くだもの館」と呼ばれる展示室になっています。桃やぶどうを中心とした果物やワインの歴史と文化について知ることができたり、果物をテーマにした体験型ゲームコーナーもありますよ。
▲くだもの館は、くだもの広場とわんぱくドームの地下でつながっている(利用時間9:00~17:00 ※4月1日~11月30日の土・日曜・祝日は9:00~18:00/月曜定休 ※祝日の場合は営業、翌日休)

お土産を買って、山梨ワイン飲み比べで至福の時間

お土産を買うため、もう一つのドーム状の建物である「くだもの工房」へ行ってみましょう。
1階にある「さんさんマルシェ」は、山梨のお土産やパッケージがおしゃれな調味料、雑貨などを販売している2019年4月にオープンしたショップです。なんといっても魅力なのは、約130種類にも及ぶ山梨県産ワインのラインアップと、「山梨ワインののみくらべ」ができること!
▲山梨を代表する銘菓から地元野菜までさまざまな商品が並ぶ「さんさんマルシェ」(利用時間10:00~17:00 ※季節により変動/不定休)

「小さなワイナリーや地元農家さんが造っているワインが並んでいます。生産数が少なく希少な銘柄のワインなど、山梨県産ワインを厳選して置いてあるんですよ」とスタッフの中沢さんが言う通り、ほとんど見たことがないワインばかり。ラベルもおしゃれでかわいいものが多いので、ラベル買いしちゃいそうですね!
▲カウンターに並ぶ約9種のワインの中から気になる1本を飲める「グラスワイン」(500円・税込)もある
▲「山梨ワインののみくらべ」(500円・税込)では、甲州コース、赤ワインコース、色と香りコースの3種の中からお好みのコースを選ぶことができる
▲カウンターで1本1本説明を受けながら、3種のワインを一杯ずつ飲み比べできるスタイル

地元食材たっぷりの夕食と美しい夜景を思う存分味わう

そろそろ夕飯どきになってきたので、同じ建物の3階にある「展望★星屑レストラン ガイア」へ行ってみることにしましょう。

地元食材とフルーツをふんだんに使ったメニューを中心に、パスタ・ステーキ・ハンバーグをはじめ、カレー・丼物・ざる蕎麦まで幅広いメニューがそろいます。アルコールも充実し、本格的なフレンチコースも4種類用意されているんですよ。
▲席の予約は17:00以降なら可能だそう。記念日にはシャボン玉の演出もしてくれる
▲さまざまな記念日サービスも受けられるので、テラス席でロマンティックな時間を過ごしてみては

おすすめの「ガッツリ大人のお子様ランチ」は、終日提供されています。限定30食なので「まだあるかな~」と不安でしたが、最後の1食という幸運に恵まれたので、早速オーダーしてみました。

プレートに7種のおかずやメインがのったボリューム満点な一皿は、「子どもの頃の夢が詰まっている!」と男性に大人気。女性同士でシェアするお客さんもいるのだとか。甲州クリスタルポークや、一般的な市場にはあまり出回らない富士山麓牛を使用した料理の数々に大満足です!
▲甲州クリスタルポークのベーコン、富士山麓牛のステーキ、コク旨ワイン玉子のオムライス、ハンバーグ、骨付きフランクフルト、昔懐かしナポリタン、地元の季節野菜のサラダの計7種が一皿に盛りつけられた「ガッツリ大人のお子様ランチ」(1,980円・税抜)

もう1つの人気メニューは「ラクレット」。目の前でとろ~りとチーズをかけてくれる様子は、間違いなくSNS映え抜群です。ズッキーニ・パプリカ・なす・じゃがいも・甲州クリスタルポークベーコンを乗せたバケットに、濃厚なチーズをたっぷりとかけていただきます。ワインのおつまみとしても最高ですね。
▲目の前でチーズをかけてくれるパフォーマンスが食欲をそそります!「ラクレット」(1,700円・税抜)

〆はやはりデザート!ということで「本日のスイーツ&フルーツプレート」をいただきます。
▲りんごのタルト・バナナのベイクドチーズケーキ・自家製マンゴープリン・杏仁豆腐・季節のフルーツ・アイスクリームと贅沢な「本日のスイーツ&フルーツプレート」(1,500円・税抜)

この日は、南アルプス市のさくらんぼが旬ということで、さくらんぼがアクセントになったデザートをいくつか提供してくれました。スイーツ専門のパテシエ考案のひと皿は、見た目にも鮮やかでワクワクしちゃいます。タルトとケーキの奥深い甘みに感動しつつ、どれも甘すぎない味わいで、あっという間に完食しちゃいました!

「フルーツ公園という名称ですので、フルーツをたくさん食べていただきたいという思いから、季節のフルーツを使ったスイーツを常時20種類以上用意しております」と総支配人の新谷さん。季節毎に期間限定の「パフェフェア」も開催しており、さくらんぼ・桃・ぶどうなど山梨の旬の味覚を楽しめます。詳しくはガイアのフェイスブックを確認してくださいね。
▲ペット用の水や受皿を提供しているだけでなく、わんこメニュー「フルーツロールケーキ」(1,000円・税抜)もある ※1週間前までに要予約

見晴らしの良い場所に位置しているため、日中ももちろんですが、ぜひ夜に訪れてほしいレストランです。
▲「新日本三大夜景」を眺めながらの食事は最高に贅沢!(写真提供:笛吹川フルーツ公園マネジメントグループ)

温泉に浸かりながら眺める夜景に癒されて

最後は「やまなしフルーツ温泉 ぷくぷく」で汗を流して帰るとしましょう。公園内の一番上、標高580mの位置にある天然温泉です。
▲園内の最上部にありますが、車で直接アクセスすることもできる

泉質はアルカリ単純泉で、美肌や打ち身、血行促進などさまざまな効能が期待できるそう。
▲女湯には桃をかたどった大きなローズクォーツが置かれている(写真提供:やまなしフルーツ温泉 ぷくぷく)

そして、なんといってもこちらの醍醐味は、「湯眩郷(とうげんきょう)」と呼ばれる露天風呂です。男湯・女湯それぞれ6つお風呂があり、内2つずつが露天風呂。内風呂ももちろん、すべての浴槽から富士山と甲府の市街地を一望できます。夜は、新日本三大夜景の光輝く景観を眺めながら入浴できますよ。
▲今までに体験したことのない開放感(写真提供:やまなしフルーツ温泉 ぷくぷく)

訪れた日は、河内晩柑(かわちばんかん)という大きなみかんが湯船に浮かんでいて、柑橘系の爽やかな香りにも癒されました。ぷくぷくでは、このように季節によって異なる果物を浮かべた温泉を楽しめるんですよ。ハロウィンの時季はかぼちゃを浮かべたり、果物の収穫が少ない時はハーブやヒマラヤ岩塩を入れたりもしているそう。
▲館内にはお食事処や休憩室、売店、ウッドデッキのテラス席もあり、この施設だけでも一日まったり過ごすことができちゃいます

サラサラとした泉質でお肌もスベスベになった気がします。たっぷり遊んでかいた汗を流し、スッキリして一日は終了しました。
朝から夜まで飽きさせず、楽しませてくれる「笛吹川フルーツ公園」は、子どもにはもちろん、大人には大人の遊び方があると教えてくれた公園でした。みなさんもこの週末は、手ぶらで行ってみてはいかがでしょうか。
平岡宏枝

平岡宏枝

ライター。毎日を楽しく幸せに過ごせるような小さな発見をしていけたらと、 日々アンテナを張り巡らせています。 (編集/株式会社くらしさ)

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