「ヱビスビール記念館」500円のヱビスツアーは飲み比べも!歴史と美味さを体感できるエンターテイメント

2019.06.22 更新

恵比寿駅にある「恵比寿ガーデンプレイス」には、もともとヱビスビールの工場があったことをご存知ですか?現在は「ヱビスビール記念館」という無料の見学施設があり、ここで行なわれている「ヱビスツアー」は、500円で楽しくヱビスビールの歴史を学べて、ヱビスビールの飲み比べもできると大人気なのです!ヱビスビール好きなら行っておきたいツアーをレポートします!

ビールの香りと恵比寿様がお出迎え!

「ヱビスビール記念館」はJR山手線・埼京線の恵比寿駅東口から徒歩8分ほどで到着します。動く歩道「スカイウォーク」を利用して進むと「恵比寿ガーデンプレイス」が見えてきます。
▲「スカイウォーク」は、JR恵比寿駅東口改札を出て右手にある
▲「スカイウォーク」の終点を下りて真っすぐ歩き、正面の横断歩道を渡った先が「恵比寿ガーデンプレイス」

「恵比寿ガーデンプレイス」に着いたら、アーチ状の屋根のあるセンター広場へ行き、緩やかな坂を下ります。センター広場の右手に「ビヤステーション」が目に入りますが、ここではないのでご注意を。
▲取材時は残念ながら曇っていたが、晴れの日は青空に緑色のアーチが映える

坂を下りて左に曲がり、「恵比寿三越」の中を真っすぐ歩いて通り抜けると、正面に「ヱビスビール記念館」が見えてきます。
▲「ヱビスビール記念館」のエントランス。扉の両側に置かれた大きなヱビスビール缶が目印!

入館料は無料です。中に入ると、ビールの香りがふわっと漂い、テンションが上がります!
▲入って右手にあるオブジェ。実際のヱビスビール缶をたくさん使って作られている

正面へ進むと、地下2階に下りる広い階段があります。階段の下を見下ろすと、大きな恵比寿様が!奥に見える大きな銅釜は、1987(昭和62)年まで実際に恵比寿工場で使われていた仕込釜だそうです。
▲鯛を脇に抱え、にっこり笑顔の恵比寿様
▲輝く銅の仕込釜。現在はほとんどステンレス製の仕込釜が使われているため、貴重!

館内は一部の場所(「ツアーラウンジ」と「コミュニケーションステージ」)以外は自由に見学できますが、せっかくなのでブランドコミュニケーターが案内してくれるヱビスツアー(500円)に参加しました。

ヱビスツアーに参加するには受付が必要です。階段を下りた地下2階にある「ツアーカウンター」で申し込みします。

申し込みはホームページからでも可能。とくに平日の夕方や土日は人気で予約が埋まりやすいため、ホームページで事前に予約しておくと安心です。
▲「ツアーカウンター」。右のモニターでヱビスツアーの申し込み状況が確認できる

申し込みをしたら、参加者はツアー開始の5分前までに「ツアーラウンジ」に集まります。「ツアーラウンジ」には、ゆったりとしたソファがあるのでくつろげます。また、壁際の棚に日本全国から集められたさまざまな種類の恵比寿様が並んでいるので、ツアー開始時間まで楽しめますよ。
▲広々として、シックな雰囲気の「ツアーラウンジ」。ツアー参加者のみ入れる
▲おどけた表情の恵比寿様や大きな鯛にのる恵比寿様など、さまざまな恵比寿様がいておもしろい
▲テーブルには麦芽が入っている。近づいてよ~く見てみると…
▲麦を収穫しているフィギュアの姿が!遊び心が満載

ツアー開始時間になると、ブランドコミュニケーターが来て、ツアースタートです!

「ヱビスギャラリー」で歴史を楽しく学ぶ

ツアーは前半20分、後半20分の計40分間です。

まず「ツアーラウンジ」の横にある「ヱビスギャラリー」へ向かいます。「ヱビスギャラリー」には、ヱビスビールが誕生してから今に至るまでのさまざまな資料が展示されており、ブランドコミュニケーターがわかりやすく説明してくれます。
▲「ヱビスギャラリー」の入り口。ワクワクしてくる!
▲ヱビスビールは1890(明治23)年に「恵比寿ビール」という名で誕生した。パネルだと思っていたら映像が流れてきてビックリ!
▲ブランドコミュニケーターが明るくていねいに説明してくれる
▲発売当時は高級品で、なんとかけそば10杯分、現在の3,000円相当だったとか!

時折、ブランドコミュニケーターが「栓抜きのギザギザはいくつあると思いますか?」などクイズを出してくれるので盛り上がります。
▲「ビヤホール」の模型。ヱビスビールを普及させるために、日本で初めて「ビヤホール」を開店した
▲「ビヤホール」で夏に出されていたおつまみは「冷やしおでん」だった。おでんの下には枝豆もあり、おいしそう!
▲販売店に配布されていた法被や美人画のポスターも展示されていた
▲最後に、CMなどで流れるヱビスビールのテーマ曲、映画「第三の男」の曲をオルゴールで奏でてくれる

「ヱビスギャラリー」はツアーに参加しなくても自由に見学できます。でもツアーに参加すれば、ただ展示を眺めるだけでなく、ブランドコミュニケーターの楽しい説明を聞けたり、豆知識を知ることができるのでおすすめです。
さらに、おすすめの理由はツアー後半にもあります!

ヱビスビールのおいしい飲み方も学べる試飲タイム♪

次は、中央の仕込釜の奥にある「コミュニケーションステージ」へ向かいます。
▲「コミュニケーションステージ」は、名前のとおりステージのような内観。ツアー参加者のみ入れる

案内されて席に着くと、早速、ブランドコミュニケーターによって注がれたばかりの「ヱビスビール」が配られます。車を運転する方や、妊娠中や授乳期の方、お酒を飲めない方にはソフトドリンクが用意されます。
▲おつまみに「塩えんどう豆」もいただける。ビールと相性抜群!
▲参加者みんなで「ヱビス~~!」の掛け声で乾杯!く~!美味しい!

次に2019年2月に発売されたばかりの「ヱビス プレミアムエール」を試飲させてもらいました(時期によって銘柄は異なる)。こちらは上面発酵製法でできたエールビールで、柑橘のような香りが特徴のホップ「カスケード」が一部使用されています。飲み比べてみると味の違いがはっきりとわかります。

「ヱビスビール」に比べると、「ヱビス プレミアムエール」はフルーティーな香りが鼻を刺激し、華やかな味わいがします。どちらも最高においしい!ヱビスビールの歴史を学んだばかりなので、より味わい深く感じます。
▲テーブルの上にはヱビスビールの原料が並ぶ。ビールに欠かせないホップは、なんと茎が8mの高さまで伸びるのだそうです

ヱビスビールをおいしく味わっている間にも、ブランドコミュニケーターがビールにまつわるさまざまな知識を教えてくれます。

「おいしいビールには“フロスティミスト”ができます。“フロスティミスト”とは、泡とビールの境界にできる、もうひとつの層。飲むたびに泡を再生し、泡持ちをよくしてくれます。グラスが正しく洗浄されて清潔なことと、ビールの注ぎ方が上手なことによって見られる現象です」(ブランドコミュニケーター)
▲ビールを一口飲んだあと、光にかざすと……
▲泡とビールの層の間に、シュワシュワとした「フロスティミスト」が見えた!

おいしく飲むためのグラスの正しい持ち方も教えてもらいました。
「手の温度でビールがぬるくならないように、親指と人差し指と中指の3つの指でグラスの下の方を持ち、薬指と小指で底を支えます。そして、泡は酸化を防ぐフタの役割があるため、泡を抑えるようにして飲みます」(ブランドコミュニケーター)
▲お手本を見せてくれるブランドコミュニケーター
▲一口飲むたびにできるレース状の泡の段は「レーシング」といい、こちらも上手に注がれたビールにしか現れないもの

さらに、ヱビスビール缶のおいしい注ぎ方、「三度注ぎ」も教わりました。

一度目は、グラスの上から五分まで勢いよく注ぎます。このとき、いきなりグラスから離れたところから注ぐとこぼれてしまうため、グラスの近くから注ぎはじめ、徐々に上に上げていくのがコツです。
▲グラスからかなり離れたところから注ぐときは、こぼれないかヒヤヒヤしてしまう
▲「泡だらけじゃん…」と思ってしまうが、大丈夫!

注いだ直後は泡だらけになりますが、泡がだんだんビールになっていくのでしばらく待ちます。泡とビールが半々になったら、二度目はグラスに近づけて、九分までゆっくり注ぎます。三度目もグラスに近づけて、泡が三でビールが七になるように、ゆっくり注ぎます。
▲おいしそうになってきた~!
▲完成!きれいな三(泡):七(ビール)。グラスからはみ出たモコモコの泡は揺らしてもまったく落ちない!

今回、この一杯はブランドコミュニケーターと参加者みんなでじゃんけん大会をして、勝った人にプレゼントされることに。見事、戦いを制して飲んでみると、いつも飲んでいるビール缶と同じはずなのに、いつもより香りが引き立ち、泡がクリーミーで、コクが深いように感じました。実際にヱビスビール缶を缶のまま飲ませてもらって比べてみましたが、やっぱりまったく違います。これからは、自宅でも「三度注ぎ」をやろうと思います。

これでツアーは終了!このようにツアー前半で学んだヱビスビールの歴史を踏まえて、後半では実際にヱビスビールを飲んで、その美味しさを体験できるのです。あっという間の40分間でした。
「ヱビスツアー」は、ヱビスビールの味だけでなく、ブランドコミュニケーターの話術や演出を楽しめる、大人のための上質なエンターテイメントでした。ヱビスビール好きの友人や恋人と一緒に参加してみてはいかがでしょうか?

「テイスティングサロン」で琥珀やブラック、ビアカクテルを堪能!

▲スタイリッシュな「テイスティングサロン」の入口

まだまだ飲み足りない!という方は、ぜひ「テイスティングサロン」へ。さまざまな種類のヱビスビールやフードが味わえます。ツアー参加者でなくても利用できます。
▲入口に置かれたメニュー。たくさんあって迷う……
▲そんなときは、メニューの横にある専用のパネルで質問に答えて、おすすめのビールの種類を教えてもらおう。筆者がすすめられたのは「ヱビス プレミアム ブラック」だった
▲現金ではなく、専用の機械でヱビスコイン(1枚400円)を購入して注文する
▲ヱビスコインには恵比寿様が描かれている

おすすめしてもらった「ヱビス プレミアム ブラック」のほか、「琥珀ヱビス」とビアカクテルの「パインメロネード」を注文してみました。
▲目の前でビールを注いでもらう

フードもソーセージのほか、スモークやビーフジャーキーなどビールにピッタリなものが豊富に揃っています。
▲左からビアカクテルの「パインメロネード」(現在は終了)、「琥珀ヱビス」、「ヱビス プレミアム ブラック」(すべて各400円)。手前は「2種のソーセージ盛り合わせ」(800円)

「琥珀ヱビス」は麦芽100%のいつものヱビスに、厳選のクリスタル麦芽(協働契約栽培)を配合したもの。やわらかで深いコクとまろやかな味わいがたまらず、グビグビっと飲めちゃいます。
▲琥珀色が美しい「琥珀ヱビス」。琥珀はヨーロッパでは幸福を招くものといわれているそう

「ヱビス プレミアム ブラック」は、口に近づけた瞬間に麦芽の香りが香ばしく広がります。そして、黒ビール独特の苦みが強すぎなくて飲みやすい!ホップの苦みをゆっくり味わいたい気分の筆者にピッタリな味でした。
▲「ヱビス プレミアム ブラック」は、ゆっくりと飲んでもおいしさが続いた

「パインメロネード」は「ヱビスビール」に北海道のメロンシロップと沖縄のパイナップルシロップを加えた一品です。メロンとパイナップルの甘みとビールの苦みが絶妙で美味しい!「パインメロネード」は5月で販売を終了していますが、ビアカクテルは毎月種類が変わるため、訪れるたびに違う味を楽しめますよ。
▲デザートみたいな感覚で飲める「パインメロネード」
▲スタンディングとテーブル席がある
▲恵比寿様が描かれたコースターを裏返すと、ヱビスビールにまつわる豆知識が載っている

訪れたのは夕方だったので、仕事帰り風のスーツ姿の方の姿も見られました。「テイスティングサロン」だけでも利用できるため、「ちょっと一杯」というときに立ち寄れるのも嬉しいですね。

「ミュージアムショップ」でラッキーなあの人に出会える!

「ミュージアムショップ」には、ツアーでもらった「塩えんどう豆」などのおつまみのほか、グラスやTシャツ、トートバッグ、マスキングテープなどのオリジナルグッズがたくさん並んでいます。
▲「ミュージアムショップ」には、ここでしか手に入らない貴重なグッズが揃う
▲お土産にピッタリなグラスは、ジョッキが2種類(350ml・550円、435ml・780円)、タンブラーが2種類(260ml・350円、420ml・500円)、フロストグラス(580円)が1種類の計5種類もある
▲なんとバカラグラスも!数量限定なのでお早目に(左:ヱビスロゴ入りバカラ ビアタンブラー25,920円、右:ヱビスオリジナルバカラグラス<ペア>21,600円)
▲「ヱビスビール」のロゴがプリントされたトートバッグ(1,080円)も人気

じつはこの「ミュージアムショップ」には、とても貴重な「ラッキーヱビス」が飾られています。通常の「ヱビスビール」のラベルでは、恵比寿様は左脇に鯛を抱えていますが、瓶のヱビスビール数百本に1本の割合で、背後の魚籠にもう1匹鯛が入っているラベルがあり、とても貴重なため「ラッキーヱビス」といわれています。
▲左が「ラッキーヱビス」。待ち受け画面にすると福が訪れるかも!?

「ヱビスビール記念館」は、まさに大人のための遊び場。ヱビスツアーに参加して上質なエンターテイメントを堪能でき、「テイスティングサロン」でビールを味わえて、「ミュージアムショップ」でお土産を購入できる。大満足できること間違いなしです!

2019年5月からは、海外からのお客さん向けに「YEBISU Guided Tour」も始まりました。水曜の12:40からと15:40からは英語、木曜の12:40からと15:40からは韓国語でヱビスツアーが行なわれています。日本語のツアーとは内容が少し異なり、日本独自のお酒の文化や日本式の乾杯の仕方、恵比寿様のことなども説明してくれます。さらにオリジナルのお土産もいただけます!海外の友人などを案内する際におすすめですよ。
※記事内の料金・価格はすべて税込です

撮影:舛元清香
桑沢香里

桑沢香里

編集者、ライター。出版・編集プロダクションのデコに所属。雑誌、書籍、小冊子、ウェブ媒体の編集・執筆などを手がける。編集を担当した本に『わたしらしさのメイク』『おとなのヘアケア読本』(ともに技術評論社)、『劇団四季ミュージカルCATSのすべて』(光文社)、『大相撲手帳』(東京書籍)、『大相撲語辞典』(誠文堂新光社)などがある。

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