「京成バラ園」ローズガーデンはまさにバラの聖地!おすすめフォトスポット完全ガイド

2019.06.14 更新

バラの聖地とも言われる千葉県八千代市の「京成バラ園」では、1,600種10,000株のバラが植栽され、年間を通し美しいバラの花々を楽しむことができます。特に多くのバラが一斉に咲き誇る春と秋には、「ローズフェスティバル」が開催され、バラたちの競演を一目見ようとたくさんの人が訪れる県内有数の観光スポットです。ちょうど春バラが咲き始めた5月の半ばに訪れてみました。

まさにバラの聖地。エントランスからバラがお出迎え

「京成バラ園」を訪れたのは5月の半ば。ちょうど春の「ローズフェスティバル(2019年は6月16日まで)」が始まったばかりの頃です。バラが見頃を迎える時季に合わせて、春には「ローズフェスティバル」、秋には「オータムフェア」が開催され、バラの専門家によるガイドツアーやセミナー、週末にはトークショーやワークショップなどのイベントが行われます。
▲チケットカウンターまたは自販機でチケット(大人1,200円・税込)をゲット。この期間は前売り券もあります。お得な年パスなら3,000円(税込)で通い放題!

エントランスにはバラの開花状況が掲示されていて、訪れたこの日はまだ三分咲き。例年、春バラは5月末から6月初旬にかけて満開を迎えるそう。涼し気な新緑のアーチをくぐって早速「ローズガーデン」内へ。

これでホントに三分咲き!?絶好のフォトスポットを探して散策開始

▲まだ咲き始めの初々しいバラたちの競演

「え⁉これで三分咲きなの?」ガーデンに入って見渡す限りのバラにまず驚かされます。これで三分なら、満開の時はどれほどのバラが咲いているのだろうと、想像するだけでワクワクします。

ガーデン内の散策には特に決まったルートはありませんが、おすすめの周り方がリーフレットに記載されています。それに沿って、まずは手前中央の「ベルばらのテラス」から時計回りに散策をスタートしました。
▲「ベルばらのテラス」から散策スタート!

フォトスポット1:庭園を一望する「ベルばらのテラス」

▲ベルサイユ宮殿さながらに、白い柵越しにバラの庭園を眺めることができます

「ベルばらのテラス」には、少女漫画の不朽の名作『ベルサイユのばら(R)』シリーズの登場人物の名前がついたバラ全6品種が植栽されています。主人公たちの等身大パネルと一緒に記念撮影も可能で、特にアラフォー以上の年代に人気の高いエリアだそう。かくいう筆者も主人公たちの名前を冠したバラにテンションがあがりまくりです。
▲オスカルとアントワネットの等身大パネル
▲「フェルゼン伯爵(R)」の紫のバラがちょうど見頃を迎えていました

「オスカル フランソワ(R)」「ロザリー ラ モリエール(R)」「王妃アントワネット(R)」、そして真紅の「ベルサイユのバラ(R)」は、5月中旬以降に順次見頃を迎えます。これらのバラは作品に敬意を表して、フランスのバラの名門・メイアン社から贈られたものだそう。
▲こちらの黄色いバラは「アンドレ グランディエ(R)」

ちなみに、ローズフェスティバルの期間は、テラスでの撮影&ミニフォトがなんと無料!大きな写真を購入することもできます(1枚1,700円・税込)。
※年によってイベント内容は異なります。
▲「令和」を片手に記念撮影。手前のミニフォトは無料

フォトスポット2:色とりどりの「バラの丘」へ!

続いて、少し勾配のある「バラの丘」へ。このエリアでは、つるバラがちょうど見頃を迎えていました。さまざまな色のバラのアーチをくぐると甘い香りに包まれます。プリンセスさながらの優雅な写真が撮れると、人気のエリアです。
▲春になって一番最初に咲き出すのがつるバラ
▲下からのアングルも素敵

美しいバラの形状として思いだすのは、有名百貨店の包装紙。それに描かれた細く長く縦に伸びた花の形を剣弁高芯(けんべんこうしん)というそうで、1990年代の半ば頃まではこの形が主流でしたが、その後、丸みを帯びたロゼット咲きのイングリッシュローズが主流となりました。
▲まあるく大きな花が特徴のイングリッシュローズ「レディ オブ シャーロット」。名前も素敵

バラの起源に迫る!モダンローズ第一号のバラとは?

バラは大きくオールドローズとモダンローズに分けられ、1867(慶応3)年に誕生した「ラ・フランス」が最初のモダンローズで、それ以前のバラはオールドローズと呼ばれます。年に1回しか咲かないオールドローズに比べ、モダンローズは春の一番花から始まり、二番花、三番花が咲き、秋には一番大きな四番花を咲かせる四季咲きです。
つるバラの中には、秋に咲かないものもあるそうですが、一番大きな花を咲かせる秋にもぜひ訪れてみたいですね。
▲こちらが第一号のモダンローズ、「ラ・フランス」(写真左のピンク色のバラ)。改良された年号ごとに植えられています

今では当たり前となった四季咲きのモダンローズの誕生に欠かせなかったのが、中国産のバラの原種だそうで、そもそも、この中国産のバラがヨーロッパで交配されたことによって、たくさんの四季咲きのバラが誕生しました。このエリアではこういった歴史的な価値のあるバラに出合うことができます。
▲黄色のバラの起源といわれる中近東の原種「ロサ・フェティダ」。ロサとは交配前のバラのことで5枚弁が特徴です

バラの根元に掲示されている標識を見ながら歩くと、バラの歴史や起源についても触れることができます。フェスティバルの期間中はガイドツアーも実施されているので、プロならではのうんちくが聞けますよ。
▲チャイナローズとの交配で、バラの世界に革命が!

バラといえば、その美しさもさることながら、香りのよさも魅力の一つです。現代のバラには7つの香り区分があるそうです。
ゴージャスな甘い香りを放つ「ダマスククラッシック」と「ダマスクモダン」、紅茶のような香りの「ティー」、香辛料を思わせる「スパイシー」、清涼感のある「ブルー」、優美で甘い香りの「ミルラ」、果実ののような甘酸っぱさを感じる「フルーティ」。それぞれの香りを代表するバラが植栽されているので、香りを楽しみながら巡るのも一つの楽しみ方です。
▲紅茶の香りがする「ティーローズ」。ティーと書いてあるバラを見たら香りを確かめてみて

フォトスポット3:「愛のガゼボ」と「エデンの泉」で他にはない1枚を

「バラの丘」からさらに時計回りにすすむと、先ほど「ベルばらのテラス」から眺めた整形式庭園の一番奥側にあたるエリアに出ます。その中央には、大理石でできた「愛のガゼボ」があり、たくさんの人が写真撮影をしていました。バラに彩られたガゼボは他にはなかなかないため、せっかくなので筆者も。
▲写真は遠景ですが、実はもっと近くで自撮りも……

このガゼボはブライダルマザーこと桂由美さんより寄贈されたもの。ガゼボ内には恋人の聖地のシンボルである「エデンの鐘」も設置されており、ここで結婚式を挙げるカップルを鐘の音で祝福してくれるそう。ガゼボのまわりには、桂由美さんにちなんだ白いバラが植えられています。
▲ガゼボの側には「エデンの泉」も。歩き疲れた人の憩いの場です

このエリアでは、なんといってもバラの種類を楽しむこと!色も形も個性的なバラたちが、まるで自分自身をアピールするかのように咲いています。これほど多くの種類のバラを一斉に見ることができる場所は、日本でも数少ないのではないでしょうか。

バラの名前を楽しもう!自分の名前のバラもあるかも?

ただ見ているだけでも十分楽しめますが、あまりにもたくさんの種類があるので、テーマを決めて楽しんでみました。

1.友達や子供の名前のバラを探す。写真を撮って送ってあげると喜ぶかも?
2.変わった名前のバラを探す。有名な女優さんや大統領、お菓子の名前もあります
3.自分のお気に入りのバラを見つける。次来るときの楽しみにもなります

こんな視点でバラをあれこれと見て回りました。
▲こちらのバラはなんと「聖火」。そろそろ注目を集めそう~
▲「ショートケーキ」。花弁の表が赤、裏が白いことから命名されたそう。「カフェラテ」「チョコフィオーレ」などの美味しそうな名前も
▲「桃香(ももか)」「琴音(ことね)」など、知り合いのお嬢さんにありそうな名前も
▲「ピース」。終戦の時にフランスからアメリカに渡った平和の象徴。100種類以上のバラの親にあたるそう

京成バラ園では、独自にバラを作出していますが、海外のバラの代理店もつとめています。海外のバラの名前は最初から決まっていることが多いそうですが、京成バラ園オリジナルのバラは、社内公募などで命名しているそう。自分ならどんな名前をつけるだろうと想像してみるのも楽しそうですね。
▲カメラマンのお気に入りは「ローズうらら(R)」。色が好きだそう
▲筆者は「シャルル ドゥ ゴール」。色と形がシック

フォトスポット4:「アニバーサリーガーデン」でバラに囲まれる

整形式庭園の右側エリアには、京成バラ園の初代育種家、故・鈴木省三(せいぞう)氏の「アニバーサリーガーデン」や「大温室」があります。鈴木氏は、国際バラ新品種コンテストでメダルを獲得するなど、海外でも名高い「ミスター・ローズ」と称された人物。この庭は、鈴木氏が設計した個人邸を模したものだそうです。
▲バラを心から愛したミスター・ローズに思いを馳せつつパチリ

このエリアにはフォトスポットがいっぱい。バラが壁になっていたり、たくさんのつるバラが柱のように立っていたりと、まるでバラでできた家のよう。好きな場所を見つけて思い思いの撮影を楽しむことができます。
▲高低差があるのでバラが壁のように見えます
▲アーチや柱から顔をのぞかせて撮影するのもあり
▲どこを切り取ってもフォトジェニック
▲今回ご案内くださった小河(おがわ)園長のおすすめは、大温室前のココ!

大温室の前には、「ロイヤルコーナー」があり、皇室にちなんだバラが植栽されています。令和ブームで沸いた元年だからこそ、ぜひのぞいてみてください。

フォトスポット5:バラにちなんだフォトジェニックなスイーツ

バラを眺めつつ、グルメを楽しめるのも、京成バラ園の魅力の一つです。ガーデン内のカフェ「パティオ」では、バラのソフトクリームやローズサイダー、ローズヒップティーやローズジュースなど、バラにちなんだスイーツやドリンクを楽しむことができます。
▲「バラのソフトクリーム」。薄いピンク色が可愛い。ほんのりバラの甘い香りが。ミックスもあり(400円・税込)
▲「ローズサイダー」はシュワシュワのピンクの泡が魅惑的(400円・税込)

また、ローズフェスティバルの期間には、スパークリングワイン(300円・税込)を片手にガーデン内を歩くことも。週末を中心にやってくるキッチンカーの「バラ盛りジェラート」もじわじわと人気を集めているそうですよ。
▲めちゃくちゃ可愛い「バラ盛りジェラート」(600円・税込)。出合えたらラッキー!黄色もあります

フォトスポット6:田園風景とワイルドローズ

▲樹齢60余年の大アーチの向こう側は別世界

ジェラートを片手に歩くなら、整形式庭園よりさらに奥に位置する「自然風庭園」がおすすめ。中央の池の周辺には、ワイルドローズなどのバラたちと、あじさいやクレマチス、パンジー、山ツツジなどの日本の花々が共生しています。
▲ワイルドローズとは野生のバラのこと。ほとんどが5枚弁です

ここにはさまざまな「ロサ」の名を持つワイルドローズが植栽されていて、モダンローズとはまた異なる、みずみずしく新鮮な姿と香りで訪れる人を魅了します。
▲のどかな田園の風景を眺めつつピクニックを楽しむ人の姿も
▲のびのびと育ったワイルドローズもまた魅力的
▲バラの魅力は奥深い……

庭園を存分に散策した後は、ランチとお買い物を楽しみましょう。

「ラ・ローズ」で朝摘み有機ハーブ野菜たっぷりのランチ

ローズガーデンに併設するレストラン「ラ・ローズ」(営業時間10:00~22:00※L.O.21:30、電話047-459-6388)は文字通りバラに囲まれた一軒家レストラン。自然素材にこだわり、自家栽培で育てた有機ハーブ野菜は朝摘み。新鮮なハーブがたっぷりとのったスペシャルランチをいただきました。
▲「牛肉と南仏野菜のやわらか煮 プロヴァンス風」。自家製パンまたはライス、コーヒー付き(2,180円・税込)

牛肉はフォークでほろほろと崩れるほど柔らかく、ハーブの香りも新鮮。パンも美味しくいただきました。窓からバラを眺めつつの優雅な食事が楽しめます。
こちらのレストランでも、バラのソフトクリームやローズサイダーがいただけます。
▲窓から新緑とバラを眺めつつお食事がいただけます

「ローズショップ」でバラのあれこれをゲット!

▲店内には甘い香りが漂います

お食事の後はお買い物。ラ・ローズの隣にある「ローズショップ」(営業時間10:00~17:00)の店内は、まさにバラ尽くし!約2,000種類もあるというバラのアイテムからお気に入りのバラグッズを見つけることができますよ。
▲手前左から「ローズシロップ」(ピンク・赤 各1,458円)、「ローズティー」(1,404円)、「バラジャム」(1,458円)、「メレンゲローズ」(540円)。後列左から「バラのクリアファイル」(ボタニカルアート柄378円、他216円)、「ラウンドタオル」(各1,728円)※すべて税込

バラのクリアファイルやメレンゲローズは、お友達や家族へのお土産としても人気が高いそう。クリアファイルは仕事用に使っても優雅な気分に浸れそうですね。色々な柄があるので、全部揃えたくなります。

また、こちらのショップで特に人気が高いのは香水。ガーデンのバラを使った香りは全5種類。ハンドクリームや練り香水などお手軽なアイテムもあるので、お土産用にもご自分用にもおすすめです。
▲後列左から「薫乃(かおるの)ハンドクリーム」(40g 1,080円)、「夢香(ゆめか)ハンドクリーム」(40g 1,080円)、「オスカル フランソワ ハンドクリーム」(50g 1,782円)、「桃香 オードトワレ」(50ml 3,300円) 。前列左から「薫乃 練り香水」(8g 1,300円)、「夢香 練り香水」(8g 1,300円)※すべて税込

さきほどガーデン内で見た「桃香」の香水も。テスターが置いてあるので、5種類の香りからお好みの香りを選んでみてください。

「ガーデンセンター」で大切な人にバラの贈り物

最後に必ず立ち寄りたいのが「ガーデンセンター」(営業時間10:00~17:00)。ここでは大小さまざまなバラの鉢植えを買うことができます。ミニバラ(500円~※税別)を始め、500品種以上の品揃え。こんな大きな鉢がこんなお値段で!?と正直、びっくりものです。専門スタッフが、自宅の環境などを聞きながら育てやすいバラを紹介してくれるので、ガーデニング初心者も安心です。
▲バラ以外の花やガーデニンググッズもいっぱい。全国に発送もしてくれます

筆者も母の日(過ぎてましたが……)のバラを実家宛に発送。スタッフの方に地植えでも鉢植えでもOKな、丈夫な品種を選んでいただきました。
ガーデンセンターでは電話(047-459-3347)による園芸相談も行っているそうです。

たくさんのバラに囲まれた、夢いっぱいな一日

▲バラのつるは自然には絡まらないそう。人との共存で引き出される魅力もあるのですね

正直、バラ園というと一戸建てに住むガーデニング好きな方々が行くもの、と思っていました。でも今回訪れてみて、それはまったくの誤解と判明!バラは見ているだけで、人を幸せにしてくれる不思議な魅力にあふれています。バラの香りに包まれているだけで、満ち足りた気分になるのです。バラグッズやバラスイーツなど、花以外の魅力もいっぱいな「京成バラ園」。秋のオータムフェア(例年10月初旬~11月中旬頃に開催)にもぜひ訪れてみたいと思います。
平間美樹

平間美樹

某広告代理店で情報誌・Webサイト等の広告企画・制作を経て独立。現在、企画制作会社CLINK(クリンク)を運営し、結婚・進学・就職・旅行など幅広い分野で企画・ライティング活動中。テニス・フラ・猫にハマる日々。 テニス観戦でグランドスラムを達成するのが目下の目標。

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