千葉・保田漁協直営お食事処「ばんや」はコスパ最高!リーズナブルに新鮮で美味しい海鮮料理が食べられる

2019.05.18 更新

千葉県房総半島の内房エリアは海水浴や潮干狩りを楽しめる海岸、日本有数の水揚量を誇る漁港等があり、海も山も身近にある自然に恵まれた土地です。中でも、鋸南町(きょなんまち)の保田(ほた)漁港は、浦賀水道に面した豊かな漁場を持つ港。その港内にある保田漁協直営のお食事処「ばんや」では、新鮮で美味しい海鮮料理をリーズナブルに食べられると聞いて、さっそく行ってきました。

▲ボリューム満点の丼!

豊富な水揚量を誇る保田漁協直営のお食事処「ばんや」

今回訪れた保田漁港は、都心から車でアクアラインを通って約1時間半、電車ならJR保田駅から徒歩約15分。東京から日帰り旅行におすすめの千葉県房総半島の内房エリアにあります。

保田漁港は東京湾の中央部に位置し、浦賀水道に面した豊かな漁場が目の前に広がっています。毎日、沖合に設置している定置網で、数トン~数十トンもの様々な種類の魚が水揚げされています。
▲「保田漁協直営 食事処 ばんや」と書かれた保田漁協組合の建物が目印

「ばんや」は、漁港で水揚げされた新鮮な旬の魚をその時の最高の味になるように調理し、リーズナブルな価格で提供しているとあって、県外からわざわざ足を運ぶ人やリピーターの多い、人気の食堂です。

元々は漁協で働く人のため、また、漁協の新しいビジネスとして魚食を普及する目的を持って、コンテナ2棟で1995(平成7)年にスタートしたところ、その美味しさと安さが口コミで広まって、あっという間に人気店に。そしてキャパを増やすため2000(平成12)年に「第2ばんや(本館)」、2002(平成14)年に「第1ばんや(本館)」、2008(平成20)年に「第3ばんや(新館)」をオープンし、順調に店舗を拡大してメニューも充実していったそうです。
▲港内には何艘もの漁船が係留されています

保田漁港に車で訪れた人には、港内に300台以上停められる駐車場(無料)があります。そこに車を停めたらすぐ目の前、敷地内に入ってすぐ左側に今回の目的、お食事処「ばんや本館(第1、第2)」があります。
▲本館入口の上には大きなタカアシガニのはく製が飾られています

店内へ入るとまず目に飛び込んでくるのが、生簀(いけす)!その中を覗くと房総の港で水揚げされた活きの良い魚貝がたくさんいました。

うわぁ~!どれも大きくて美味しそうな魚ばっかり!
▲正面に貼りだされているメニューと照らし合わせながら、どんな魚がいるか確認します
▲大きな伊勢海老も元気に泳いでいました

生簀を見て何を食べるか考えながら、案内された席へ。店内は、木を基調とした落ち着いた内装にテーブルと椅子が整然と並べられています。
▲指定された番号の席に座ります

魚の種類は入荷次第!日替わりで楽しめる豊富なメニューが魅力

メニュー数が多く、どれにしようか迷った時は、店内に調理見本や写真付きのメニュー表が数多くあるので、それを見ながらどれにするか考えます。
▲実物が見本で置いてあるので、これならどんなメニューかわかりやすい!

水揚げの状況や仕込み状況によりメニュー内容が変わるので、「本日のネタ」は忘れずに確認しましょう。取材日の「本日のネタ」は、アジ・マグロ・ワラサ・クロダイ・イカ・ヒラメ等、20種類以上の魚の名前が書かれていました。
▲刺身の盛り合わせやミックスフライ等に使用されている魚の種類はここでチェック

メニューとネタを吟味して、オーダーします。オーダーはテーブルにある注文用紙に記入してスタッフへ渡し、料理が運ばれてくるのを待つだけ。
お茶や取り皿、おしぼり等はセルフサービスなので、必要なものは自分でテーブルに持ってきてくださいね。
▲オーダーの記入漏れがないように注意!

この量で1人前!?ボリュームたっぷりなのに格安!

オーダーしたのは「イカのかき揚げ丼」「漁師のまかない丼」「大名御造り刺盛」「あら煮」の4品。オーダー用紙を渡してから、10分程でイカのかき揚げ丼や漁師のまかない丼がテーブルに運ばれてきました。
▲どれもボリュームの多さにびっくり!

まずは看板メニューのひとつ「イカのかき揚げ丼」(750円・税別)を食べてみます。かき揚げにはカットされたイカがゴロゴロとたくさん入っているのに加え、玉ねぎとのコラボも絶妙!甘さ控えめの醤油ベースの濃いめのタレがしっかりと衣に染み込んでいるので、ご飯が進みます。
▲どんぶりから溢れそうなほどかき揚げがのっています

食べ進めていくとかき揚げの量が多くて、ご飯が先になくなってしまうほど。+50円(税別)で大盛に変更できるので、たくさん食べられる方や男性は大盛でオーダーするのもおすすめです。
▲何重にも積み重なったかき揚げ。箸で持ち上げると、ずっしり重い!

次はお店の一番人気「漁師のまかない丼」(1,200円・税別)。酢飯の上の刺身はその日の入荷次第で替わり、取材日のネタは、ビンチョウマグロ・クロダイ・スズキ・コショウダイの4種類。刺身は漬けにして提供しています。
▲ツヤのある刺身が山のようにのっています

ひと口食べると、優しい味の酢飯に、魚の旨みを引き出すようなほんのりとした醤油出汁の味が口の中に広がって美味しい!
イカのかき揚げ丼に続き、こちらもボリュームが凄いので、数名で訪れたならみんな違うメニューをオーダーして、シェアするのもおすすめですよ。
▲ネタは日替わりなので、何回来ても違う味が楽しめます

そして、グループで訪れたならぜひオーダーしてほしい「大名御造り刺盛」(2,500円・税別)。7種類の刺身は一切れが分厚くて、各種類4~6枚ずつという豪華さ。テーブルに運ばれてきた瞬間、その盛り付けに思わず「すごーい!」と声をあげてしまいました。
▲取材日のネタは、(左上)サザエ、(左)ワラサ、(左前)マグロ、(中央)サワラ、(右上)アジ、(右)タイ、(右前)ヒラメ

どれも美味しそうで、どれから食べようか悩んでしまいます。一切れ食べると、さすが漁協直営店!どれも獲れたて新鮮なので、魚本来の甘みや美味しさが伝わってきます。
▲ビールや地酒のおつまみにもおすすめ

そして最後の一品は、メニューに書かれていない「あら煮」(800円・税別)。数量限定、入荷状況次第なので提供できない日もある、とっておきの裏メニューなんです。これを目当てに来店する方も多く、午前中で売り切れてしまうそうですよ。オーダーできるかは来店後早めに、スタッフに確認してみてくださいね。
▲魚の頭やヒレのあたりが約2匹分も入って800円という安さ!

こちらも日によって魚は替わりますが、取材日はワラサを使用。実はこのあら煮の量は、平均5人前ともいわれています。

ちょっと濃いめの味付けで、口の中でホロリと崩れる程に柔らかく煮てあります。ご飯・お味噌汁・香物がセットになった「定食」(250円・税別)も一緒にオーダーしたら、朝からおなかいっぱい食べることができますよ。子どもからお年寄りまで知る人ぞ知る人気のレアメニューなので、オーダーできる時は迷わず注文してくださいね!
▲身もたくさん入っていて、今日イチのコスパの良さ♪

創業以来、板前さんが季節の獲れ高を考慮してリーズナブルに提供できる旬の食材を使ったメニューを考案しています。季節限定のコース料理等、訪れるたびに新しい味に出合える楽しみも♪
そして、どのメニューも量が多いので、たくさん食べられるか不安な方はオーダーする前にどのくらいの量なのかスタッフに確認するのがおすすめ。どのメニューもびっくりするほどのボリュームなので、頼みすぎないのが美味しく食べるコツですよ。
▲刺身はオーダーが入ってから生簀から取り出して調理するので新鮮!

来店におすすめの時間帯はいつ?

土・日曜になると1日約1,500人もの人が訪れますが、実はモーニングが穴場の時間帯。土・日曜も9:30~11:00までは比較的スムーズに入店できるので、ばんやで朝食を食べてから千葉観光に出かけるのがおすすめコースです。14:00以降になると混雑は避けられますが、売り切れのメニューが増えてしまうので、狙っているメニューがある方は、ぜひ早起きして朝ご飯を食べに行ってみてくださいね。
▲売り切れ情報も店内のボードでチェックできます

ちなみに、食べきれなかったメニューは火が通っているものに限り持ち帰りができます。持ち帰りパック(20円・税込)も用意されているので、希望する方はスタッフに声を掛けてくださいね。ただし、気温が高い時期は持ち帰りをお断りしているそうなので、持ち帰り可能かは都度スタッフに相談してみてください。
▲ばんや本館の店長・松尾さん(右から2番目)とスタッフの皆さん
▲本館のすぐ目の前にある「ばんや 新館」。コース料理を5名以上で3日前までに予約したグループや団体のみ利用可能

保田漁港を満喫!お土産の購入や温泉も楽しめる

保田漁港の港内には、お食事処ばんやの他に、お土産店や宿泊もできる高濃度炭酸温泉「ばんやの湯」もあります。
▲お土産店は本館入口の目の前にあります(営業時間 9:00~17:00)

ばんや本館の混雑時には待合室にもなるお土産店では、保田漁港で水揚げされた美味しい魚を中心に、千葉の地魚や自家製の干物を時価で販売しています。早い時間にはその日のおすすめ商品を店頭で試食販売することも。
▲さばのみりん干しやアジの丸干し、小金ふぐの干物等が販売されていました
▲アジの干物はサイズや種類によって値段が変わります

ここで販売されている商品は、仲買人を通していない漁協直売価格なのでとっても安い!どれも美味しそうで何を買うか悩んだら、スタッフに相談してみてくださいね。
▲訪れた人を元気な笑顔で迎えてくれる看板娘の三瓶(さんぺい)さん

取材日は、その日に獲れたというマイワシが激安!目玉商品は、土・日曜には出した瞬間に飛ぶように売れていくこともあるそうなので、掘り出し物が見つかったら即購入がおすすめです。
▲約30匹が1箱に詰められたマイワシは、なんと1箱500円(税込)!

気になる魚はスタッフがベストな調理方法や食べ方を教えてくれます。取材日に販売されていたウツボの調理方法も、三瓶さんが丁寧に教えてくれました。

「ウツボは中央にあるヘソより下は骨切りしてから唐揚げ、ヘソより上は焼いて食べるのがおすすめ!コラーゲンたっぷりで女性におすすめなのよ~。」
▲ウツボを広げてわかりやすく説明してくれました

三瓶さんの楽しいトークに勧められて、筆者も干物を購入。自宅で食べましたが、肉厚で程良い塩気の干物を美味しく頂きました。千葉の名産物やお菓子等も置いているので、チェックしてみてくださいね。

港内にある「ばんやの湯」(入浴料:中学生以上570円、4歳~小学生260円、3歳以下無料・税込)では、高濃度炭酸温泉が楽しめます。24時間営業(火曜は定休)なので、いつでもゆったり足を伸ばして入浴できると、バイクやキャンピングカーで旅をする人たちからも人気の湯。
▲身も心も癒される温泉でゆっくり過ごせます

保田海水浴場が目の前にあり、夏になると海水浴を楽しんだ後の家族連れもたくさん来店するそうですよ。ゆっくり入浴したい人は夏以外の季節がおすすめです。
▲全4室の宿泊施設(1泊2食10,800円/1名・税込 ※2名から利用可)も併設しています

そして、「定置網漁見学」(1,800円/1名・税込 ※小学生以上乗船可)という見逃せない注目のプランも。早朝に水揚げ作業をする船に一緒に乗り込んで見学し、下船後にそこで獲れた魚を使った「朝獲れ刺盛定食」を食べて、ばんやの湯に入浴ができるというお得なプランです。
▲迫力満点な実際の漁の現場を間近で見られるチャンス

出航時間は季節により変動がありますが、春と秋が乗船におすすめの季節なんだそう。1日10名限定のプランで予約必須なので、興味がある方は問い合わせてみてくださいね。

都心からも気軽に行ける保田漁港で、美味しくてコスパ抜群の海鮮料理に舌鼓

花見や海水浴の季節、土・日曜は観光客が多く混雑することもありますが、並んでも食べたいコスパの良さがばんやの魅力。
「1人前のボリューム感は他店には負けない」とこの価格とボリュームをこれからもキープするため、漁協では様々な努力をしているんだとか。
▲「これからもたくさんの人に美味しい魚料理を提供していきたい」と鋸南町保田漁協事務長の加藤さん

千葉の房総エリアには「三井アウトレットパーク木更津」や「マザー牧場」、「鴨川シーワールド」等の人気の観光スポットがたくさんあります。内房を訪れる際には、ちょっと足を延ばして保田漁港のばんやを訪れてみてください。きっと大満足できる美味しい新鮮な海鮮料理に出合えますよ。
▲年中無休で営業しているので、思い立ったらいつでも行けるのが嬉しいですね

※メニューやお土産店の商品の価格は、季節やその日の入荷状況により変動があります。
岸 久美子

岸 久美子

東京在住フリーライター。好きなことは海・山・ビールにワイン、たまにスポーツ観戦。気になる場所には行ってみないと気がすまない性分で、ちょっと暇ができると旅に出るフットワークの軽さがウリ。知らない文化に触れ刺激を受け、一緒に暮らすウサギに癒される日々。(制作会社CLINK:クリンク)

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