鎌倉・由比ヶ浜のおすすめランチ3選!海が見えるイタリアンのしらすパスタや古民家でいただく絶品和食も

2019.07.19 更新

四季を通して様々な自然や文化に触れあえる古都・鎌倉。なかでも、人気のエリアの由比ヶ浜は、あじさいが美しい初夏から海沿いに海の家が立ち並ぶ夏を中心に、一年中観光客で賑わいます。そんな由比ヶ浜の海が見えるレストランや、こだわりの絶品和食店など、おすすめのランチが食べられるお店をご紹介します。

▲鎌倉ランチはいつもより少し贅沢を楽しめそう。写真は「鎌倉 松原庵(まつばらあん)」の「ランチコース 由比」

古くより風光明媚な景勝地として知られる「鎌倉・由比ヶ浜」

相模湾に臨む鎌倉・由比ヶ浜は、古くから保養地として栄えた場所で、現在も当時の面影を残した古民家が点在しています。また、夏になるとビーチには海の家が立ち並び、東京から電車で約1時間と気軽に訪れることができるとあって家族やカップル、友達たちと海水浴に訪れたことがある方も多いのでは?
▲由比ヶ浜の海では、通年でマリンスポーツを楽しむ人の姿が多く見られます

また、周辺には著名な寺社仏閣もあり、海も自然も文化も楽しめる由比ヶ浜は、鎌倉散策の中心スポットでもあります。鎌倉駅から江ノ島電鉄に乗って2駅というアクセスの良さも魅力です。

雰囲気の良い古民家でいただく絶品手打ち蕎麦「鎌倉 松原庵」

そんな由比ヶ浜を訪れたら行ってみたいランチのお店で最初にご紹介するのは、江ノ島電鉄・由比ヶ浜駅から徒歩約3分、またはJR鎌倉駅から徒歩約20分のところにある「鎌倉 松原庵」。古民家を使った雰囲気の良い空間で、おいしい蕎麦が食べられると地元の方からも人気の蕎麦屋です。
▲白い暖簾が目印

ここは、今では海岸から少し距離がありますが、昭和初期には波打ち際がすぐそばにあり、乱立する松の木に守られていたそうです。
▲昭和のはじめに建てられた古民家に鎌倉の歴史や文化を肌で感じながら、さっそくお店に入ります
▲靴を脱いで上がると、厳かな雰囲気の素敵な和室に通されました

この日まずオーダーしたのは、「すだち鬼おろしそば」(1,600円・税別)と「天せいろ」(1,850円・税別)の2品。ほどなくして、テーブルに運ばれてきました。

すだち鬼おろしそばは、見た目のインパクトも抜群の冷たい蕎麦。器いっぱいにのせられたすだちが、つゆに程よい酸味をプラスしてさっぱりとした爽やかな味わいになっています。のど越し良くスルスルとおいしく食べられました。
▲すだちはお好みで食べてもOK!
▲大根の鬼おろしを絡めて食べると、さらにサッパリ

そして、「天せいろ」の海老・イカ・大葉・三つ葉を使った鎌倉ならではの天ぷら「海鮮あられ揚げ」と蕎麦のセット。
▲ボリューム満点!

まずは、細めに切られているのにしっかりした噛み応えのある二八蕎麦を辛めのつゆに少しつけてひと口食べると、蕎麦の風味が口いっぱいに広がります。濃いめのつゆが、江戸前風の仕上がりに磨きをかけています。
▲わさびを付けて食べると味に深みが増します

海鮮あられ揚げは、海老やイカの甘みを感じ、薄い衣とサクッと軽い食感でパクパクと食べることができます。添えられた塩で食べるのがおすすめです。
▲サクサク食感の大葉と三つ葉をパリッ!と音を響かせながら食べます

実は、この「鎌倉 松原庵」で一番人気は「ランチコース 由比」(3,200円・税別)。
前菜の「彩り7種盛り合わせ」と「旬野菜の天ぷら」、せいろ・海苔せいろ・ゴマかけせいろ・かけの4種から好きな1品を選べる蕎麦のセットです。様々なおいしい料理を少量ずつ楽しんだ後、蕎麦で〆られるので人気なんだとか。
▲海と山の幸を少しずつ7種も味わえる盛り合わせは、お酒のおつまみとしても人気

他に、季節ごとの一品料理メニューなどもあり、暑い日には「すくい豆腐」や「彩野菜のバーニャカウダ」など、すっきりした口当たりのメニューが人気なんだとか。ゆっくりとランチをいただける方は、一品料理をお好みのお酒と楽しんでから、〆に蕎麦を食べるのもいいですね。
▲「旬野菜の天ぷら」(1,650円・税別)は揚げ物なのにヘルシーなサクサク食感

「鎌倉 松原庵」の蕎麦は厳選した蕎麦粉を使用し、店内でその日の提供分だけを手打ちしています。打ちたての蕎麦は風味豊かで絶品です。
▲職人さんが毎日必要な分だけ丹精込めて作っています

歴史を感じる素敵な日本家屋で、細やかなサービス、季節を感じる丹精込めた料理はもちろん、広い庭の緑や海の香りをほのかに運ぶ風まで、ここで過ごす全ての時間をゆったりと楽しめました。
▲天気の良い日には、テラス席で蕎麦と日本酒をランチから楽しむ人も多いそう

あじさいの時季、紅葉の時季、連休等は300名近い来客があるそうですが、平日の開店直後と午後3時頃が比較的スムーズに入れる時間帯なんだとか。あまり長い時間待たずにおいしい蕎麦を食べたい方は、この時間を狙って訪れてみてくださいね。
そして、ぜひ訪れてほしいのが、この「鎌倉 松原庵」のテラスをはさんだ離れにある「鎌倉 松原庵 カフェ」。ここは、香り豊かなコーヒーとともに自家製のスイーツをゆっくり楽しめる、知る人ぞ知る上質な隠れ家的カフェです。

おすすめは「松原庵ブレンド」(620円・税別)や「スコーン」(2個/670円・税別)ですが、ウイスキー等のアルコールもあり、いつもよりワンランクアップした鎌倉を過ごせそう。
▲ネルドリップで1杯ずつ丁寧に淹れる深煎りコーヒー

「鎌倉 松原庵」の待ち時間をこちらで過ごすこともできるので、その際にはスタッフに相談してみてくださいね。蕎麦を食べてから食後のコーヒーを楽しんだり、鎌倉観光の合間に休憩したり、午後のひと時を静かに過ごしたい時にも最適のカフェです。
▲自家製バナナケーキ(760円・税別)と一緒にテラス席でティータイムを楽しんでください
蕎麦もお酒もコーヒーも楽しみたい欲張りな方におすすめの「鎌倉 松原庵」。ここでは時間が許す限りゆっくり過ごした方がより魅力が感じられそう。ここを訪れることをメインに、鎌倉旅行を企画するのもいいかもしれません。

こだわりの土鍋ごはんで、お米のおいしさを再発見「鎌倉土鍋ごはん kaedena.」

次に紹介するのは、江ノ島電鉄・長谷駅から徒歩約5分、鎌倉大仏のある「高徳院」へ向かう道筋にある「鎌倉土鍋ごはん kaedena.(カエデナ)」。ここは“ランチ営業のみ、かつ売り切れたら営業終了”の行列ができるレストランで、オーダーが入ってから一つ一つ直火で炊くこだわりの土鍋ごはんが絶品なんです。
▲大仏通りにあるビルの2階。階段には入店を待つ列が絶えません

お店に入ってさっそくオーダー。どれもおいしそうですが、悩んだ末に今回は「鮭といくらの土鍋ごはん」(2,000円・税込)と季節限定の「北海道豊西牛ホホ肉の柔らか煮、卸しだれ 鎌倉新玉葱バターの土鍋ごはん」(2,300円・税込)の2つに決定!

オーダーしてから10分程でテーブルに運ばれてきました。全ての土鍋ごはんには、3種の小鉢とお味噌汁がセットになっています。

小鉢はその日の仕入れ次第で内容は替わりますが、取材日は「鎌倉野菜と湘南ひじきのサラダ 自家製野菜ドレッシング~揚げカダイフを添えて」「季節野菜と焼栗麩の炊き合わせ~旨出汁あん」「自家製新玉ねぎの練り豆腐~べっこうあん」の3種類。自家製練り豆腐はとうもろこしやごま等、季節ごとに旬の食材を使っているそう。
▲地元の野菜をふんだんに使ったサイドメニュー

「とにかくごはんにこだわっているので、ごはんに注目して食べてほしい。具はどれでも好みのものを。」と代表の大谷さん。

そのこだわりのごはんは、農家直送の丹波篠山産コシヒカリを昆布から丁寧に抽出しただし汁を使って、ひとつひとつ直火で炊いています。昆布だしで炊くことでお米の甘みが増し、一粒一粒がふっくら。一人用の小さめの土鍋で提供しているので、カジュアルなのに贅沢感も感じられます。お友達とお茶碗にとり分けてシェアすれば、1度の来店で複数の味を楽しめるのも嬉しいですよね。
▲まずは、鮭といくらの土鍋ごはんをいただきます

蓋を開けたらボワッと湯気が立ち上り、出来たてホカホカ!土鍋で炊いているので、時間がたっても温かく、そして柔らかく食べられるんだそう。
▲ごはんが見えないくらい鮭といくらがたくさん入っています

ゴロッと入った鮭の身をほぐすのももったいなくて、まずはそのままお茶碗によそい、パクリとひと口。
「わ~!ごはんがおいし~い!」と思わず口から洩れてしまいました。鮭も食べごたえがあって、満足感が高い!イクラとのコラボも最高です。
▲鮭やほのかに感じるだしの香りが上品な味わい

土鍋には約2杯分のごはんが入っているので、残りのごはんは混ぜて食べてみました。まんべんなく具とごはんが絡み合って、1杯目よりもまろやかに。
途中で味に変化を加えたくなったら、お好みで柚子胡椒を一緒に食べるとピリッと味が引き締まります。それぞれの土鍋ごはんにプラスαの調味料が添えられているので、1度で2度おいしいが体験できますよ。
▲柚子胡椒の量はお好みで調節してください

季節限定の土鍋ごはんは常に数種類用意されているので、レギュラーメニューを制覇しても訪れるたびに違う味に出合える楽しみも♪取材した6月は、オーダーした「北海道豊西牛ホホ肉の柔らか煮、卸しだれ 鎌倉新玉葱バターの土鍋ごはん」が人気と聞いて、ワクワクします。
▲蓋を開けると同時に、周囲はバターと新玉葱の甘い香りでいっぱいに

土鍋にしゃもじを入れると、牛ホホ肉がホロホロと崩れてしまうほどの柔らかさにびっくり!しゃもじでよそうのも 一苦労。透き通るほどに火が通った新玉葱もとろけています。
▲ごはんには牛ホホ肉のエキスがたっぷり染み込んでいます

期待しながらひと口。和風の味付けにバターがマッチして甘い!まるでビーフシチューを食べているように味がしっかりしています。
▲ボリュームたっぷりなので男性も満足のメニュー

このメニューのプラスαの調味料はわさび。定番ですが、牛肉とわさびは黄金コンビですよね。
▲わさびと一緒に♪おいしくてペロリと食べてしまいました

kaedena.の全てのメニューは手が込んでいて、作り手の優しさが伝わってくるような味です。地元鎌倉野菜をたくさん使って、ドレッシングに至るまで全て手作りのおいしさ。
▲サラダは野菜の甘みがしっかり感じられます

その日の販売数が終了すると閉店になるので、早いと15:00にクローズすることも。1年で一番忙しい6月の休日には150食以上、平日でも120食以上を提供して閉店も早い時間になることが多いそうですが、夏や冬は比較的短い待ち時間で入店できる、おすすめの季節なんだとか。
▲店内は4人席が4つ、2人席が4つの全24席

「鎌倉を訪れた時のランチはkaedena.」と決めて訪れるリピーターの方もいるそう。根強いファンの多いkaedena.で、お米のおいしさを再発見してみてはいかがでしょうか。毎日のように食べている日本のソウルフードだからこそ、そのおいしさが際立つと思いますよ!

地物の魚介を堪能!オーシャンビューのイタリアンレストラン「Ocean harvest cocomo」

最後にご紹介するのは由比ヶ浜海水浴場の目の前、国道134号線沿いにあるイタリアンレストラン「Ocean harvest cocomo(オーシャンハーベストココモ)」。ここは地元の海鮮や野菜をメインに使用したパスタやピザ、季節ごとにおいしい産地の牡蠣を揃えている人気のオーシャンビューレストランなんです。
▲階段でビルの2階へ上がります。1階には駐車場もあります

お店に入ってまず目に飛び込んでくるのが、大きな窓から見える由比ヶ浜の海!この窓に面したカウンター席は人気のオーシャンビュー席なので、空いていたら迷わずこの席をお願いしてみてくださいね。
▲晴れている日には窓を全開にして、海からの風を感じながら食事を楽しめます

ここでのオーダーはサラダとドリンクが付いたランチセットの「広島県産牡蠣のオイスターピザ」(1,880円・税別)と「地物釜揚げシラスとルッコラのペペロンチーノ」(1,780円・税別)。セットドリンクはソフトドリンク以外にプラス300円することで、ビールや赤・白ワインも選ぶことができます。
▲海を眺めながらおいしいイタリアンとワインで乾杯♪

まずはピザから。牡蠣の香りがふわっと周囲に広がり食欲をそそられます。チーズがトロ~ッとしていておいしそう!ひとりで食べきれる直径約20cmサイズも嬉しいです。
▲肉厚でプリプリの牡蠣が6つも!
▲レモンを搾っていただきます

牡蠣のだしと濃厚なチーズが絡んで絶妙な味わい!薄めのピザ生地は全てお店で手作りしているので、出来たてモチモチ。そのピザ生地が、大きな牡蠣の重みでしなっています。牡蠣を食べるごとに磯の香りが口いっぱいに広がって、牡蠣好きの筆者はそのおいしさに酔いしれます。オーダーした白ワインとの相性も抜群で、おかわりをしてつい昼から飲みすぎてしまいそうに……。
▲チーズは、専門店でココモのピザ用にブレンドしてもらっているこだわり!
▲全国の産地から仕入れることで通年で食べられる牡蠣は、生牡蠣やアヒージョ、ウニクリーム焼きなど様々な調理法で提供しています

そして、シラスのペペロンチーノは運ばれてきてびっくり!1匹1匹が大きい鎌倉産シラスが山盛り!ふっくらとした程よい塩気のしらすとちょっと太めのパスタが絡み合って、食べごたえもあります。ピリッと辛みも効いていて、ビールとの相性も良さそう。
▲5cm以上の高さに盛り付けられたシラス!

地物のシラスを使っているので、毎年1~3月中旬のシラスの禁漁期には提供できないこともあるので、問い合わせてから来店するのが確実です。
▲アンチョビが効いてておいしい♪

シラスだけでなく、地物のサザエやタコ、魚介を地元の漁師さんから直接仕入れているので、鮮度抜群!その魚介を使ったカルパッチョやアクアパッツァも人気メニューなんだとか。休日はランチから海を眺めながらワインとおいしいイタリアンを食す、贅沢なひと時を満喫できます。

ランチタイムは12:00~16:00(L.O.15:00)なので、開店直後か鎌倉観光をしながらピークを外して遅めに訪れるとスムーズに案内してもらえそう。由比ヶ浜を目の前に、ソファ席でゆったり大切な人と過ごす時を楽しんでくださいね。
▲ランチの後は、夕日を眺めながら過ごすのもロマンティック
春夏秋冬いつでも観光客で賑わう鎌倉・由比ヶ浜で、おいしいランチを食すことができる3店をご紹介しました。どこも料理だけでなく、お店で過ごす時間や雰囲気までトータルで贅沢さを提供してくれるところばかり。ワンランク上の休日を過ごすことができそうですよね。気になるお店があったら、ぜひ訪れてみてください。
▲鎌倉観光においしい食事をプラス
岸 久美子

岸 久美子

東京在住フリーライター。好きなことは海・山・ビールにワイン、たまにスポーツ観戦。気になる場所には行ってみないと気がすまない性分で、ちょっと暇ができると旅に出るフットワークの軽さがウリ。知らない文化に触れ刺激を受け、一緒に暮らすウサギに癒される日々。(制作会社CLINK:クリンク)

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