「函館の夜景」完全ガイド!アクセスからベストタイムまで絶景の函館山観光攻略法

2019.06.29 更新

函館の夜景は国内有数の絶景夜景として有名。函館へ観光に来た多くの人が、夜景の定番ビュースポット「函館山」の山頂を目指します。そんな函館山の山頂へはどうやって行けばいい?売店やレストランはある?何時頃向かうのがおすすめ?そんな疑問に答えるべく、函館山山頂へのアクセスや楽しみ方、函館夜景観賞のベストタイムなどを完全ガイドします。

▲函館を観光するなら函館夜景は必見!

函館山は函館市の市街地南西にある、標高334mの御殿山(ごてんやま)やつつじ山など13の山々の総称。一番高い御殿山の山頂に展望台があり、ここが一般的には函館山の山頂といわれていて、函館夜景を楽しめるビュースポットです。
▲『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』でも三つ星と評された函館山山頂からの眺望は、夜景はもちろん、日中も最高!
▲山頂のレストランでは眺望を楽しみながら食事を楽しめます

山頂まではロープウェイをはじめ、バスや車、徒歩など訪れる手段がいくつかあります。ただし、訪れる時季や時間帯によって制限もあるので要注意。まずは、ロープウェイから順に函館山山頂へのアクセス方法を紹介します。
▲冬は雪景色の函館夜景を楽しめます(写真提供:函館山ロープウェイ)

函館山山頂への定番アクセス手段「函館山ロープウェイ」

函館山山頂へのアクセス手段で真っ先に出てくるのが「函館山ロープウェイ」(大人往復1,280円・片道780円、小人往復640円・片道390円※すべて税込)。山麓駅から山頂展望台まで3分ほどで行くことができるうえ、ゴンドラ内からの眺めも最高です。
秋に整備点検で10日少々運休する期間がありますが、それ以外は通年運行。季節を問わず利用することができ、冬季は山頂まで行くことができる唯一のアクセス手段となります。
▲眼下に広がる函館市街地の風景を眺めながら、約3分の空中散歩を楽しめます

山麓駅までのアクセスは主に、車やタクシー、函館市電、バスの3通りがあります。

○山麓駅まで車やタクシーを利用する場合
JR函館駅から約7分、函館空港からは約30分で行くことができます。山麓駅近くには無料駐車場があるのでレンタカー利用の場合でも便利。ただし夕方は混み合って満車となり、少し離れた有料駐車場の利用となる場合もあります。

○山麓駅まで函館市電を利用する場合
「函館駅前」電停から「函館どつく前」行か「谷地頭(やちがしら)」行に乗って「十字街」電停で下車(乗車約6分)し、徒歩約10分で山麓駅です。「二十間坂」や「八幡坂」など函館観光の人気スポットがある元町エリアも近いので、散策とともに楽しみたい人におすすめです。
▲市内を走る函館市電。函館駅前から十字街までは日中概ね6分ごとに運行しています

○山麓駅までバスを利用する場合
函館駅前から日中20分ごと(11~3月は40分ごと)に発着している循環バス「元町・ベイエリア周遊号」が便利。函館駅前から約15分、「ロープウェイ前」で下車すれば山麓駅は目の前です。ただし、夜間は運行していないので、夜景観賞の帰りは市電などを利用しましょう。
▲函館市街地の高台にある山麓駅

山麓駅では駅舎1階で乗車券を購入し、3階からロープウェイに乗車します。
▲乗車券は現金のほか各種電子マネーなどで購入でき、有人窓口ではクレジットカード利用もOK

乗車券に印字されたQRコードを改札機にかざして入場。往復ロープウェイ利用の場合は1枚の乗車券で行きも帰りも改札機にかざす必要があるので、帰りまでなくさないようご注意を。
▲ロープウェイのゴンドラは125人乗りのジャンボサイズ

ロープウェイは日中15分ごと、夕方や夜間は5分ごとに運行しています(時季や時間帯により変動あり)。夜景目当てで訪れる人が多いので、夕方や夜間は乗車待ちの列ができるほどの盛況ぶり。窓側でゆったり景色を眺めたい人は、日没より2~3時間前までに乗車するのがベストですよ。
▲山麓駅を発車するとすぐ、右奥に津軽海峡が見えてきます
▲左下には「函館聖ヨハネ教会」など元町エリアやベイエリアの風景が広がります

街がぐんぐん遠ざかり、どんどん視界が開けていきます。
▲函館湾の向こう、陸地の遠くには「大沼国定公園」近くにそびえる駒ケ岳も見えてきました
▲函館市街地を一望!まもなく山頂展望台に到着です

ガラス越しに楽しむ約3分の絶景ショー。山頂まで手軽に楽しみながら訪れることができます。

函館山山頂までバスや車、徒歩で訪れるには

ロープウェイ以外の行き方は、バス、車、徒歩の3パターン。

○山頂までバスを利用する場合
バスは路線バスと定期観光バスがあります。路線バスは、JR函館駅前から函館山山頂まで直通(乗車約30分、400円・税込)なので、乗車してしまえば楽チン。
ただし、日中は運行本数が極端に少ないうえ、土日や連休などの夕方と夜間は山頂付近の道路が渋滞することが多いため、所要時間がかなりかかる場合があります。また、函館山山頂へ通じる函館山観光道路は11月中旬~翌4月中旬まで冬季通行止めになるため、この間バスは運休します。
▲函館山山頂にある路線バスのバス停。夜間は頻発します

定期観光バスは、北斗交通函館バスが催行している、JR函館駅前をはじめ函館市内のホテルや湯の川温泉などを発着するコースなどさまざま。函館山観光道路が通行止めの時季は山麓駅でロープウェイに乗り換えるコースになります。
▲函館山観光道路。北海道では珍しい杉並木の中を通ります

○山頂まで車を利用する場合
車で訪れる場合は要注意。函館山観光道路は冬季に通行できないほか、4月中旬の数日間を除いた夜景タイム(17:00~22:00、10月以降は16:00~21:00)はバスとタクシーを除く一般車の乗り入れが禁止されているのです。車で日中に訪れてそのまま夜まで山頂にいようと思っても、山頂駐車場は夜景タイムになると一般車は駐車禁止になるので下山しなくてはいけません。
夜景目当てでレンタカーやマイカーを利用して訪れるのならば、山麓駅でロープウェイに乗り換えましょう。
▲中腹より上は時折眺望が開けます。行きは車窓右、帰りは車窓左が眺めよし!

タクシーは、観光道路が通行止めではない限りいつでも行くことができます。
ただし、山頂では新規にタクシーを拾うことができないうえ、夜景タイムは山頂駐車場の駐車時間が30分に制限されています。山頂滞在30分以内での往復利用か、行きのみの片道利用で帰りはロープウェイや路線バスを利用しましょう。
▲車が往来する函館山観光道路とは別に、ハイキング感覚で歩くことができる歩行者専用の登山道があります

○山頂まで徒歩で訪れる場合
健脚の人は徒歩で訪れてみるのはいかが?山麓駅から山頂展望台まで、緩やかな坂道が続く登山道を歩いて1時間少々で行くことができます。行きは軽い運動と自然散策ついでに徒歩で登り、帰りは夜景を観賞してからロープウェイで下るのがおすすめです。
▲山頂展望台付近の登山道

車や徒歩で訪れる人は、山頂から少し下ったところにある「つつじ山駐車場」に立ち寄ってみるのもおすすめ。この付近には、北海道遺産にも指定されている「砲台跡(旧函館要塞)」があります。
函館山は明治時代から敗戦直後まで、津軽海峡の防衛のため一般人の立ち入りが禁止され、砲台などを備える軍事要塞でした。当時の遺構が山中の各所に残っていて、その一部を見学することができます。
▲かつての面影を残す「御殿山第2砲台跡」。つつじ山駐車場から散策路を歩いて3分程度で行くことができます

ビュースポットはここ!

アクセス情報の次は、山頂でのビュースポットを3か所紹介します。

○「漁火(いさりび)公園」
函館市街地をバックにロープウェイがやってくる様子や、津軽海峡と青森県の下北半島などの眺望を楽しむなら漁火公園がベスト。
▲山頂展望台の1階出口を出てすぐ目の前にある漁火公園からの眺め
▲取材日も漁火公園から津軽海峡の先にうっすらと下北半島が見えました

○「山頂広場」
函館市街地と函館湾などの眺望を楽しむとともに、バス乗り場へ向かうには山頂広場へ。
▲山頂展望台2階にある出口を出て目の前にある山頂広場。右が山頂展望台の建物、左へ進むとバス乗り場があります
▲山頂広場をはじめ山頂展望台の各所に双眼鏡(90秒100円・税込)があります
▲山頂広場から建物を回り込むように進むと函館市街地を一望!

夜景タイムに展望台が混雑している時でもここは、漁火公園とともに比較的人が少なく穴場の眺望スポットです。

○「山頂展望台」の屋上
最後はメインのビュースポット、3階建ての山頂展望台の屋上です。建物内の階段やエレベーターで行けるほか、山頂広場からも屋外階段を上がって行くことができます。
▲函館市街地(左側)を望む屋上の展望台。さらに一段高い場所(右側)から見下ろすこともできます
▲一段高い場所から眺めた函館市街地。絶景!

函館夜景を楽しむベストタイムは?

函館夜景のベストタイムは、ズバリ日没30分後。
日が沈み街のあかりが少しずつ増えていくとともに、空がトワイライト色へと変わり、真っ暗になる少し前くらいの時間帯です。

こちらは2019年5月7日に訪れた時の様子です。
▲日が沈む直前、18:30くらいの様子。この日の日没は18:40頃でした
▲日没の約15分後、18:55頃の様子。街にあかりがついてくるとともに、展望台は見物客でかなり賑わいはじめました
▲19:05頃の様子。空の色がトワイライト色に!10連休の直後の平日にもかかわらずかなりの混雑
▲19:10頃の様子。最高!

函館夜景を楽しむなら、日没頃から展望台に立ち、少しずつ夜の輝きが増していく様子を眺めるのがおすすめ!とにかくベストショットをおさえたいという人は、混み合うため日没よりかなり前から待ち構えているほうがいいかもしれません。

山頂は平地より気温が低いうえ、遮るものがないため風が吹くと体感温度はさらに低く感じます。長時間滞在するなら、念のため上着を一枚持参して訪れるとよいですよ。夏でも夜は長袖必携、冬は完全防寒で!
▲冬は街あかりのほかイルミネーションも輝き、雪景色と相まってより美しいですよ(写真提供:函館山ロープウェイ)

見事な雲海が広がることがある春、霧中からのぞく夜景を楽しめる機会が多い夏、空気が澄んで遠くまで見渡しやすい秋、街あかりとともにイルミネーションもきらめく冬。どの時季も素敵な夜景を楽しめます。綺麗に見えるか否かはその時の天候次第です。

残念ながら天気が悪くて夜景観賞を楽しめなかったという人は、2階にあるイベントホール「クレモナ」にて映像で函館夜景を楽しめますよ。
▲ミニシアターのような雰囲気(1回100円・税込。上映時間14分、14:40より20分毎に上映)※館内の混雑状況やイベント、メンテナンスなどにより上映を終了する場合あり

「世界の三ツ星 はこだて夜景フルコース」と題し、函館山からの夜景のほか、市内各所で見ることができる絶景夜景スポットを紹介する映像が楽しめます。

絶景レストランもおすすめ!

山頂展望台2階にある「レストラン ジェノバ」は、函館市街地を一望できる絶景レストラン。夜景はもちろん、昼の風景もおすすめ!
▲大きなガラス窓の眼下には函館の街並みなどを一望!

このレストランでは、北海道の食材を使った和食と洋食を楽しめます。
ランチでは、シーフードカレーやスパゲッティーなどから1品とロープウェイ往復チケット代がセットになったランチセット「特別ランチプラン」(1,550円・税込。入店時間11:30~14:00)がお得!利用する場合、山麓駅ロープウェイ乗車券販売窓口でランチプランのチケットを購入しましょう。

ディナーでは「北海道産牛のシチュー」(2,900円・税込)が人気。
▲「北海道産牛のシチュー」(スパゲッティー添え、サラダ、パン又はライス付)
▲6時間以上煮込んだバラ肉、口に入れると軟らかくてとろけます

濃厚ながら後味はすっきりしていて、食べやすく上品な味わい。ワインによく合います。
▲地元のワイン「はこだてわいん『年輪』」(赤・白とも720ml、3,150円・税込)。ミディアムボディで飲みやすく、同店で一番人気の銘柄です
▲夜景を眺めながら食事を楽しめるなんて、素敵すぎます!(写真提供:函館山ロープウェイ)

予約はコース料理(1人7,000円~・税込、2名より受付)のみのため、並ばず席につけるかどうかは訪れた日次第。ちなみに同店のピークタイムは、春から夏は17:00~19:00、秋から冬は16:00~18:00だそう。

小腹がすいたらテイクアウトグルメを

軽く何か食べたいという人には、2階のテイクアウトコーナーで販売している北海道グルメをどうぞ。
手軽に食べられる「いかめし棒」(1本400円・税込)や「揚げニョッキ」(プレーン、ホタテ醤油、各10個入り300円・税込)が人気です。
▲いかめしの名産地、北海道森町で製造している「いかめし棒」(左)と、塩気が軽くホタテのうま味を感じて食べやすい「揚げニョッキ(ホタテ醤油)」(右)

夜景観賞前に軽くお腹に入れておくのもいいですね。

函館山限定のお土産もチェック

お土産探しは2階の「山頂ショップ」(営業時間・休みはロープウェイ運行日時に準ずる)で。函館山を訪れた思い出にいかがですか?
▲北海道定番のお菓子をはじめ、限定商品も数多くある山頂ショップ

お土産のおすすめは、ここでしか買うことができないこちらの品々!
▲函館の老舗レストラン五島軒とのコラボ商品で函館山ロープウェイ限定販売の「函館ラムカレー」と「函館白いラムカレー」(各400円・税別)

ともにスパイシーながらまろやかで、ゴロゴロッと入っているラム肉の香りと味わいがベストマッチ。「函館白いラムカレー」のほうが気持ち辛めでエスニックな印象です。
▲「函館白いラムカレー」を自宅で函館夜景風に盛り付けてみました。ラム肉は海に浮かぶ船かな!?

かわいらしいこちらのシリーズも必見。
▲七飯町(ななえちょう)在住の作家のブランド「KITAUSAGI」の品々
▲「KITAUSAGI」のクリアファイル(238円・税別)としおり(150円・税別)、おにぎりが入るポーチ(おかずが入る小さなタッパー付)「とんがりポーチ」(各色2,000円・税別)

ショップは品数が少ないものの山麓駅にもあるので、もし山頂で買い忘れたという人はロープウェイ下車時に山麓駅でも品定めを。

函館山観光の攻略法、いかがでしたか?函館山は国内外から観光客が絶えずやってくる、函館の一大観光スポット。函館観光を楽しむなら絶対外せないところであり、市街地から近く訪れやすいのも魅力です。日本有数の絶景夜景スポット、函館山へ訪れて素敵な夜景に出合えるといいですね。
▲オレンジ色の街灯整備や歴史的建造物のライトアップなど、函館市を挙げて美しい夜景への取り組みをしているおかげでこのような絶景を楽しめます
川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

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