「ロックハート城」は、まるで映画の世界!プリンセス体験もできるSNS映えスポットだった

2019.07.19 更新

群馬県吾妻郡高山村にある「ロックハート城」。中世ヨーロッパの雰囲気を味わいながら、誰もがお姫さま気分に浸れるスポットとあって、全国からたくさんの観光客が訪れています。また、映画「翔んで埼玉」をはじめ多くのテレビや映画、CMのロケ撮影にも使用され、さまざまな作品のファンの間でも聖地として一目置かれる存在。そんな見どころ満載な「ロックハート城」の全貌を徹底解剖します。

▲人気のプリンセス体験をすれば、中世ヨーロッパにタイムスリップした気分に♪

群馬の山あいに突如現れるヨーロッパの石城「ロックハート城」とは!?

上越新幹線・上毛高原駅から車で15分ほどでアクセスできるロックハート城は、かつて英国にあった本物のお城を移築した一大テーマパーク。約10万平方メートルの広大な敷地の中に、中世ヨーロッパを思わせる古城をはじめ、結婚式ができるチャペルやウエディングギャラリー、各国のテディーベアが集められた建物、2018年4月にオープンしたばかりイングリッシュガーデン、そしてレストランやギフトショップなどたくさんの施設が揃っています。
▲入口では2体のライオンの像がお出迎えしてくれます。すでに異国情緒にあふれワクワクした気分に

入場料は大人1,000円、中・高校生800円、4歳~小学生500円(全て税込)。営業時間は9時~17時(入場は16時30分まで)です。
▲とても広大な敷地なので、ガイドマップをしっかり見てまわりましょう

そもそも、なぜロックハート城がここ群馬県の高山村に移築されたのでしょうか。
もともとロックハート城は英国スコットランドのローズバング村に1829年に築城されました。時は経ち、1987(昭和62)年のこと。俳優でサンタクロース関連のコレクターでもあった故・津川雅彦氏が「サンタの城」を日本国内に建設すべく、このロックハート城を私財で購入。その後、紆余曲折を経て1993(平成5)年に、ここに復元されました。
▲ロックハート城の全景。ここが日本であることを忘れてしまいそうです。ちなみにヨーロッパの古城が日本で復元されたのは初めてのことなのだそう
▲正面入口には、イギリスの国旗と並んでロックハート家の紋章をあしらった赤い旗がたなびいています
▲外壁をよく見てみると、レンガを一つ一つ打ちつけた細工が施されています。築城時の技術としては、大変手間をかけて造られた工法なのだそう

ロックハート城の復元は「草津温泉」や「伊香保温泉街」にある石畳などを手がけた石材会社によって行われ、城自体を移築した後、その城に合わせて前面の石垣などを後から増設しました。また広大な敷地内の各通りに敷かれた石や塀なども、とても精巧に造られています。
▲新たに造った石垣の真ん中あたりに、移築前の城の一部だったロックハート家の“鍵付きのハート”の紋章が設置されています

お城の内部は、まるで中世ヨーロッパの世界にそのまま入り込んだよう

さっそくお城の内部へ。とにかく広いロックハート城の中には、見どころがたくさんあります。ロックハート家の歴史を伝える貴重な展示物や、代々の主が書斎として使用していた「主の部屋」などが見られます。城内に足を踏み入れた瞬間、そこはもう別世界です!
▲2体の銅像と白い大階段が目を引くエントランス
▲2階にある「主の部屋」。天井や窓、カーテンにいたるまで全て英国製で、本場の宝飾職人を招き復元されたそう
▲約1,000冊の本が並ぶ「世界の城ライブラリー」。城に関する本だけでなく、ロックハート城ゆかりの文豪サー・ウォルター・スコットの初版本なども蔵書された貴重なお部屋
▲天井の美しい絵画にびっくり!ここはロックハート城に関する貴重な資料を展示しているコーナー

オードリー・ヘップバーンが愛した宝石や、貴重なサンタクロース人形に出会う

ジュエリー好きにぜひ見ていただきたいのが、1階にある「ジュエリーコレクション」というお部屋。1920年代~現代に製造され、その時代に生きていた銀幕のスターたちによって実際に身に着けられた高価なジュエリーを間近に見られます。
▲例えばマリリン・モンローやジャクリーヌ・ケネディ大統領夫人などが着用していたものが!美しいジュエリーの数々にうっとりしてしまいます
▲オードリー・ヘップバーンが愛用していたものも。往年の名女優が愛したジュエリーを見に、多くのお客さんが訪れるそうですよ

そして、ロックハート城の名誉城主である故・津川雅彦氏が長い年月をかけ、世界中から集めた1,100体以上ものサンタクロースが展示されている「世界のサンタミュージアム」も見どころ。ここでは、世界に一つしかない貴重なサンタクロース関連のアイテムや身長170cmもの等身大のサンタクロース人形など、様々なコレクションに出会えます。
▲故・津川雅彦氏が世界中から集めたコレクションを展示する「サンタミュージアム」。同じサンタクロース人形といっても、これだけのバリエーションがあることに驚きます!

ロックハート城は、誰もが知っている映画やドラマのロケ地としても知られています。施設の方曰く、「まだ無名だった頃にここで撮影した俳優さんたちの中には、後に有名になって活躍されている方も多いんですよ」とのこと。誰が撮影に来たのか知りたい方は、城外の入口付近にある「サインギャラリー」にも訪れてみましょう。「翔んで埼玉」の出演者をはじめ、有名人のサインが並んでいますよ。
▲今をときめく500名以上の人気俳優・アーティストのサインが。あの人もこの人も!思わずへ~!と思ってしまう方ばかりです

ロックハート家の紋章や四季折々の花々が楽しめる英国式ガーデン

城内やサインギャラリーを満喫し、続いて訪れたのが「ウィリアムズガーデン」。2018年4月に開設25周年を記念してオープンしたヨーロッパ迷宮庭園です。もともとロックハート城の敷地内には、美しく整えられた英国式庭園とフランス様式の迷路があったのだそう。その庭園を再現したお庭です。
▲ロックハート城主のウィリアム・ロックハートと、その庭園の設計士ウィリアム・バーンの2人にちなみ「ウィリアムズ ガーデン」と命名
▲庭園のシンボルであるロックハート家の紋章。実際にロックハート城の建物上部に飾られていたものだそう

ところで、このロックハートの紋章には悲しくも素敵な物語があります。時は1300年代、当時のスコットランド王は死に際に、自分の心臓を聖地エルサレムに埋葬するよう遺言を残しました。ところがその任務を任された将軍は、途中で戦死してしまいます。

エルサレムへの埋葬を断念し、王の心臓を鍵付きの箱(LOCKED HEART)に入れて故国スコットランドに持ち帰ったのがロックハート家の先祖。その功績からロックハートの紋章を授けられ、子孫はスコットランドに名を残す名家として繁栄しました。
▲ガーデンの奥にある小高い丘にのぼってみると、広々とした庭園とその先にたたずむロックハート城をカメラに収めることができますよ

素敵なお城をたっぷり探索した後は、プリンセス体験でリアルお姫さまに!

ロックハート城といえば、「プリンセス体験」も外せません。約500着あるドレスの中から好きな1着を選んで、ロックハート城内と城前の敷地内で好きなだけ写真が撮れちゃうというもの。映画のヒロインさながらの気分を味わえるとあって、全国からお姫さまになりたい女子が訪れています。
今回は「アニメや映画業界で聖地といわれるロックハート城で、プリンセス体験してみたい!」と熱い想いを伝えてくれた、声優の“茜ちゃん”がプリンセス体験をしてみます。
▲「茜です。一度来てみたかったロックハート城でプリンセス体験ができるなんて、本当に楽しみです♪」

まずは、お城の3階にあるプリンセス体験受付へ。女性だけでなく、男性やキッズ、ワンちゃん用の衣装まで用意されているので、カップルやファミリーで体験するのもオススメです(カップルの場合は2人で税込4,000円)
▲実際のウエディングで使用されていた質の高いドレスがズラリ!

ドレスは白やピンク、青やチェック柄など多数!サイズも7~19号まで用意されているのがいいですね(通常プランに+税込500円で高価なドレスにアップグレードすることもできます)。
「私、青がいちばん好きなんです。だからこれがいいな!」。
茜ちゃんが選んだのは、胸元にたくさんのジュエリーが付いている鮮やかなブルーの美しいドレス。
▲プリンセス体験ではティアラや各種髪飾り、ピアス、イヤリング、ウィッグなども+税込500円で付け放題です
▲「これも可愛いし、あれも可愛い。あぁ、どれにしようか悩むなぁ……」

プリンセス体験では、ドレスの着付けはスタッフの方が手伝ってくれます。ヘアセットはご自身でお好きなように。ヘアゴムやピンなどは用意されてますが、ヘアアイロンやコテはないので、巻き髪をしたい方はご自身で持参してくださいね。
▲女性専用の更衣室も完備。時間をかけてゆっくり着替えができます

プリンセス体験ができるのは着替えの時間を除いた約60分間です。撮影場所は、城内とお城の敷地内にある中庭のみとなります(ウィリアムズガーデンは、城の敷地外のためNG)。スタッフに声をかければ撮影をしてもらえる場合もありますが、希望者にはプロカメラマンによる撮影(土・日曜のみ対応、1枚・税込1,000円)も用意されています。プロにお任せして一生の思い出に残る写真を撮影してみてはいかがでしょうか。
▲この白い階段は通称“シンデレラステアーズ”と呼ばれる人気のフォトスポット。そう、シンデレラがガラスの靴を落とす、あの階段をイメージしているのです
▲茜ちゃん、誰もが憧れるプリンセスに大変身し、さっそくパチリ。シンデレラのような青いドレスがぴったりと映えていますね♪
▲後ろ姿も素敵!まるで本物のお姫さまみたいですね♪

「最初はちょっぴり恥ずかしいかなと思ったのですが、体験している方たちもそれぞれ楽しんでいますし、全く問題ありません!普段、こんな素敵な場所で、しかもウエディングドレスを着て写真を撮ることなんてないので、本当に楽しい体験ですね♪」(茜)
▲茜ちゃんと城外へ。天気の良い日は中庭でも撮影してみましょう
▲どこから撮影しても絵になりますね!お城の全景を入れた写真はぜひ押さえておきましょう
▲城の中庭に面した「セントローレンス教会」の前でもパチリ。実際に結婚式にも使われているチャペルで、木々の緑や鮮やかな花々に囲まれたヨーロッパ調の雰囲気
▲中庭に面したレストラン「カントリーレストラン ビッグハート」の横にある「ハートのモニュメント」の前で撮影すると、ハートの中にお城が入って素敵ですね♪

約60分間の撮影はあっという間……。今回は1時間延長して、2着目のドレスにも挑戦してみました(2着・2時間の場合は税込5,000円)。約500着あるドレスは定期的に入れ替えられていて、新作もどんどん入ってくるのだそう。その中から一番人気の白いドレスをチョイス!
▲「これも可愛い!カラフルなお花がたくさんついていて、人気なのも納得です」(茜)
▲ロックハート城内には、プリンセス体験専用の撮影部屋も用意されています。中央には「美女と野獣」をモチーフにしたバラのオブジェも
▲赤く重厚なカーテンがとってもラグジュアリー!まるで舞踏会の中のワンシーンのよう
▲LOVEと書かれたプロップスなど、SNS受けしそうな小道具もたっぷり用意されています

体験を終えた茜ちゃんに感想を聞いてみると、
「思っていた以上に、ドレスや小道具の数が多くてびっくり!フォトスポットも迷っちゃうくらい豊富で、とても楽しめました。ドレスを着る際も、スタッフの皆さんが優しく手伝ってくれるので、初めてでも安心して着られたのも良かった」と大満足でした。
▲プリンセス体験はカップルにも人気ですよ♪(写真提供:ロックハート城)

取材当日も母と娘の親子や、男性も着替えて2人で撮影を楽しんでいるカップルもたくさんいました。誕生日や記念日、母の日などに親孝行の一環としてプレゼントしてあげるのも喜ばれそうですね。

恋人の聖地としても有名!映画スタッフが太鼓判を押したグルメも堪能

魅力満載のロックハート城ですが、実は恋人の聖地としても有名なんです。そのシンボル的存在なのが「スプリングベル」。高さ20mほどの塔の最上部にある鐘を鳴らすことで幸せが訪れるといわれています。カップルの方はここで永遠の愛を誓い、シングルの方は恋愛成就の祈願をしてみては。
▲セントローレンス教会の並びにある「スプリングベル」。最上階の鐘を鳴らせば、2人の心は永遠に“ハートロック”されるかも!?
▲城外に出て、坂を下りた途中にある売店「ハートバザール」では「ハートの絵馬」(税込300円)を販売しています。願いを込め書いた絵馬を、敷地内のお好きなところに掲げましょう

たっぷり遊んだあとは、美味しいごはんでお腹を満たしたい!敷地内には2つのレストランがあります。1つ目が、ロックハート城の中庭内にある「カントリーレストラン ビックハート」です。
▲最近リニューアルした店内では、あちこちに可愛いキャラクターがお目見え。パスタやお肉料理などメニューも豊富なので、しっかりお食事したい方はこちらへ
▲色鮮やかな「ビーツとシーフードのクリームパスタ」(税込1,200円)などこだわったメニューが人気です(写真提供:ロックハート城)
2つ目のレストランが、入口に隣接した「南欧茶房パトリシア」。こちらではカレーやパスタなどの軽食と手作りスイーツなどがいただけます。
▲店内は小規模ながらお洒落な造り。ちょっと休憩したい時に立ち寄るのがオススメ。奥にキッズスペースなども完備されているので、家族連れでも安心です
▲こちらの一押しメニューは野菜がたっぷり入った「ロケ地大人カレー」(サラダ付き・税込1,250円)
▲スコーンや紅茶のシフォン、ショコラズコットなど6種類から選べる「ケーキとドリンクセット」(税込600円)もオススメ。たくさん遊んだ後に一息できますね
▲友人同士やカップル、ファミリーなど世代を問わず楽しめる場所です

英国の古城で、映画のプリンセスさながらの気分を味わえる「ロックハート城」。ここは、まだまだ紹介しきれないほど見どころがたくさんある一大テーマパークでした。プリンセス体験がお目当ての人はもちろん、ヨーロッパ建築が好きな方や、ジュエリーやサンタクロースなどのアイテムが好きな方にもオススメ。時間をたっぷりととって、非日常空間を体験しに訪れてみてはいかがでしょうか。
takeko

takeko

普段はIT系ディレクター、時々ライター。趣味は美味しいお店開拓(でも方向音痴で、いつも目的地に着くまで一苦労)。学生時代は一人海外旅行が大好きで、現地ですぐ友達を作っちゃうタイプでした。社会人になり、全国各地へ出張に行く度に、その土地の美味しいグルメと人に会う楽しみを覚え、現在も休みがあればどこかしらに旅に出ます。最近のブームは日本酒。いつかマイボトル酒が作りたい!と思う30代女子です。

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