日本全国 食欲の秋

地元民イチオシの釧路グルメは、飛んでまで食べに行く価値あり!

2020.10.06 更新

Peachが運営する旅の口コミサイト「tabinoco」をご存知ですか?旅好きの人たちがお気に入りスポットや旅の記録を投稿するサイトで、投稿された写真を見ているだけで旅気分が高まってくる!そんな「tabinoco」とぐるたびのコラボプロジェクト「飛んでまで食べに行きたいお皿」は、旅先で食べた忘れられない一皿や地元の人たちのおすすめグルメを投稿する企画。第1弾の「ひがし北海道」の投稿を見ていたら、美味しそうな釧路のお寿司の写真にくぎ付けに。う~ん、これは食べたい!早速航空券をネット予約して、釧路へグルメの旅に出発!

▲グルメの宝庫・釧路へお寿司を食べにGO!
▲Peachが運営する旅の口コミサイト「tabinoco」内のグルメ企画「飛んでまで食べに行きたいお皿」、略して“とびさら”

成田空港から直行便で釧路空港へひとっ飛び!

今回利用するPeachの成田~釧路線は、実は2020年8月1日に就航したばかり。運賃は片道5,290円~と、とってもリーズナブルで、東京からもグッと気軽に釧路へ行けるようになりました。成田空港第3ターミナルに到着して、いざチェックイン! ここで気になるのは、やはり新型コロナウイルス感染症の感染対策。実際にチェックインカウンターへ行ってみると、空港係員の皆さんはマスクやフェイスシールドを着用。さらにカウンターにはビニールシートが設置されているなど、「飛沫感染予防が徹底されているな」という印象でした。
▲Peachの手荷物カウンター。搭乗手続きは自動チェックイン機にて行い、受託手荷物がある場合はカウンターで手続きをします。ビニールシートが設置されていて安心
▲カウンター前には機内でも使われている除菌スプレーが置かれています。荷物を預ける前にしっかり手を除菌!
▲自動チェックイン機に並ぶ際、ソーシャルディスタンスを確保するためのシールが足元に貼られています

チェックインを済ませ、いざ搭乗! 久しぶりの飛行機での旅、機内に足を踏み入れただけでワクワクしちゃいます。気になる感染対策は、機内でもバッチリ。客室乗務員の方々はマスクと手袋を着用し、機内販売も接触を極力避けるために一部制限。シートポケットにはメニュー表を入れず、機内アナウンスや声かけで案内されています。また飛行機の中は密閉空間のように思われがちですが、構造上すべての空気が2~3分で完全に入れ替わるのだとか。空調システムには高性能なHEPAフィルターを導入しているので、常に清潔な状態が保たれています。
▲機内の様子。乗客の皆さんもマスクを着用し、飛沫感染を防ぐため会話は極力しないというニューノーマルなエチケットが浸透していました
▲機内販売は水とアップルジュース、オリジナルマスク(在庫限り)、除菌剤消臭剤のA2Careを取り扱っています

「現在、Peachではお客さまに安心・安全に飛行機をご利用いただくため、機内の除菌をはじめとした感染対策を徹底しています」とPeach広報担当の長谷川遥さん。搭乗し、実際にさまざまな感染対策を目にして、少し不安だった気持ちがなくなりました!

密とは無縁の世界!大自然がお出迎え

約2時間で釧路空港に到着。訪れたのは8月でしたが、午後3時すぎで気温はなんと21.2度!うだるような暑さの東京とは別世界で、とても過ごしやすい気候です。空港の外には、日本最大級の野鳥・タンチョウやヒグマ、シマフクロウ、エゾシカなど、釧路を代表する動物たちの大きなオブジェが飾られていて、釧路に来たことを実感。どんな旅になるのか、期待に胸がふくらみます!
▲愛称は「たんちょう釧路空港」と言い、看板にもタンチョウのイラストが描かれています。タンチョウは釧路湿原などに生息しています

予約していたレンタカーを借りて市街地へ向かいます。釧路市の中心部であるJR釧路駅周辺へは約20km、車で40分ほど。緑に囲まれた、一直線に伸びる道を車で走っているだけで気持ちいい!市街地の中にある「春採湖」にも立ち寄り、早速大自然を満喫しました。
▲「春採湖(はるとりこ)」はかつて海だった場所にできたもので、淡水と海水が混じっている汽水湖
▲「春採湖」には130種以上の鳥類が飛来し、湖畔には約400種の植物が生息しているのだとか

「とびさら」で見たあの一皿とご対面!

市街地に到着し、ホテルのチェックインを済ませたら、いよいよ「飛んでまで食べに行きたいお皿」で見たお寿司が食べられる「炭焼炉端ちくぜん」へ。こちらはJR釧路駅から徒歩13分、釧路一の繁華街・末広にある居酒屋。釧路の名物料理として知られる「炉端焼き」をメインに、地元や近海でとれた旬の食材を調理して提供しています。
▲「炭焼炉端ちくぜん」の外観。2020年6月にオープンしたばかり

検温をして店の中へ。入口にはアルコール消毒液が設置され、新型コロナウイルス感染症対策がしっかりされています。店内でまず目に入るのが、新鮮な野菜や海の幸が並べられたカウンター席。中には「炉端焼き」用の囲炉裏が置かれ、食材を炭火で焼く様子を目の前で見ることができます。
▲ライブ感のあるカウンター。一人でも入りやすく、女性の一人客や出張客も多いのだそう

カウンターに座り、「とびさら」で見たお寿司を注文します。「居酒屋なのにお寿司?」と思われるかもしれませんが、こちらでは「炉端焼き」と並ぶ名物メニュー。約7割のお客さんが注文するんだとか。目の前で料理人さんが握ってくれます。

旬の魚介しか扱わないため、ネタは日替わり。この日は本マグロ、タコ、ボタンエビ、ウニ、そしてなんとシシャモ!子持ちのカラフトシシャモは食卓でお馴染みですが、実は本物のシシャモは北海道でも太平洋側沿岸でしかとれない貴重な魚で、生で食べられるのは限られた時期だけ。生まれて初めて生のシシャモを食べましたが、上品な脂の甘みが感じられ、何貫でも食べたくなる美味しさでした。お寿司を食べに、釧路までやって来た甲斐があります!
▲「寿司おまかせ5貫」(1,200円・税別)。シャリに使用しているお米はササニシキで、粘り気が少なく、口の中に入れるとふわりとほどけていきます
▲シシャモの旬は本来10~11月。入荷した日のみ提供されます
▲お寿司には地元の福司(ふくつかさ)酒造の日本酒を合わせるのがオススメ。海底炭鉱の坑道で貯蔵・熟成された「海底力(そこぢから)」(1杯880円・税別)など、貴重な銘柄がそろいます
▲カウンターに並んだ新鮮な食材。夏は甘みの強い花咲ガニ、8月下旬からはサンマが旬を迎えます

「釧路のいいところは、とにかく食が充実しているところ。魚介類からも野菜からも、北海道の自然の豊かさが感じられます」と店長の白幡慎太郎さん。「当店の料理はどれもシンプルな味付けなので、素材そのものの味をぜひ楽しんでください」と話してくれました。
▲店長の白幡さん。着用しているマスクは、魔除けを願うアイヌ民族の文様がプリントされたもの

「とびさら」に「炭焼炉端ちくぜん」のお寿司の写真を投稿した、釧路在住の佐藤明彦さんにもお話を伺いました。「釧路の繁華街・末広は“チェーン店が生き残れない街”と言われているくらい、食には厳しい街。そんな激戦区にオープンしたこちらの店舗は、食べられない釧路名物はないと言えるほど、さまざまな地元の旬の食材を扱っているのが魅力です。お寿司も釧路産のネタがほとんどで、特にオススメはウニ。1貫から注文できるので、ぜひ味わってみてください」。
▲一般社団法人釧路観光コンベンション協会に所属する、食通の佐藤さん

釧路のシンボル・幣舞橋もハズせない!

夕食を終え、散策を兼ねてお店から徒歩約10分の幣舞橋(ぬさまいばし)へ。釧路川にかかるこの橋は夕日の名所として知られています。赤橙色に包まれた釧路港の景色は息を飲むほど美しく、世界三大夕日に数えられているほど。ぜひ、日没の時間を目指して訪れてみてください。

また夕日だけでなく、ライトアップされた幣舞橋も人気の鑑賞スポット。色はランダムで変わり、幻想的な雰囲気を醸し出しています。地元ならではの美味しい料理を食べ、キレイな景色を眺めて、釧路の旅は1日目から大満足!
▲緩やかなカーブを描いたヨーロッパ風のデザインの幣舞橋。現在かかっているのは1976年に完成した5代目の橋
▲幣舞橋から望む夕日(画像提供:一般社団法人釧路観光コンベンション協会)

道内産軟白ネギが山盛りの名物ラーメンを食べる

釧路の旅2日目は、これまた「とびさら」で投稿を見て気になった「ラーメン屋夏堀」の「ネギラーメン」を食べに行くことに。釧路ラーメンといえば醤油ラーメンが定番ですが、こちらでは醤油、味噌、塩からスープを選べます。山高く盛られたネギが食欲をそそります。
▲「ネギラーメン 味噌味(1,030円・税込)」。ネギ山がドーン!とそびえ立ちます

JR釧路駅から徒歩20分の住宅街に位置する「ラーメン屋夏堀」。1998年に自宅兼店舗だった「夏堀米穀店」を改装して開業し、2014年に現在の場所に移転オープンしました。ランチタイムや週末には行列ができる人気店です。

投稿者の名塚ちひろさんに「ラーメン屋夏堀」の魅力を教えていただきました。「釧路ラーメンは極細のちぢれ麺が特徴ですが、数あるお店の中でも、一番細い麺を使用しているのが『夏堀』さん。そのため提供スピードがとても速いです。お店の人はとてもフレンドリーで、これからどこに行ったらいいか、なんていう観光客の方の相談にものってくれます。釧路の良い思い出を作れるはずですよ」。
▲釧路・阿寒町でゲストハウス「コケコッコー」を営む名塚さん。釧路の魅力を伝える団体・クスろの副代表でもあります。「ラーメン屋夏堀」には中学生の頃から20年近く通っているそう
▲「ラーメン屋夏堀」はグリーンの三角屋根とスタッフが描かれたかわいいイラストが目印
▲レンガの壁が温かみを感じさせる店内。小さいお子さんから高齢の方まで幅広い世代が訪れるそう
▲「ネギラーメン」に使用する北海道産の軟白ネギはやわらかすぎて機械では切れないため、2代目店主のお母さんが毎日手切りしています

「ネギラーメン」は名塚さんオススメの味噌味でオーダー。こちらのラーメンは、大量のかつお節と鶏ガラ、豚骨で炊いたあっさりスープがベース。味噌味は赤味噌と白味噌各2種類、計4種類の味噌を練り合わせて1カ月以上熟成させた自家製味噌を使い、濃厚なのに重すぎず、極細麺とあいまってするりと食べられます。
▲トロトロの大きなチャーシューも「ラーメン屋夏堀」の特長のひとつ。肉質のやわらかい阿寒町産の阿寒ポークを6時間煮込んで作られています
▲カウンター席には新型コロナウイルス感染症対策の仕切りが設置されています

「お客様とコミュニケーションを取りたいという思いから、積極的に話をするようにしています」と語るのは、2代目店主の夏堀健一さん。とてもアットホームな雰囲気で、女性ひとりでも入りやすいラーメン店です。「ほかのエリアではなかなか食べられない釧路ラーメンを、ぜひ味わいに来てください」。
▲店主の夏堀さん(写真右)とスタッフのみなさん。ラーメンの味はもちろん、皆さんの温かいおもてなしに何度も通いたくなります

毎日食べたくなる、体に優しいお菓子をネルドリップコーヒーとともに

ランチのあとは、名塚さんイチオシの「糸」へ。釧路出身のご夫妻が2015年7月にオープンした、手作りのお菓子とネルドリップコーヒーが楽しめるカフェです。「素材にこだわった、体に優しくて毎日食べたくなるお菓子に出合えます。ゆっくり過ごしたいときにもオススメです」と名塚さんが教えてくれました。
▲「糸」の外観。JR釧路駅から徒歩17分の場所にあります

お店に入ると、オーナー夫妻の坂見仁さん、梨舞さん、3人の子どもたちが出迎えてくれました。木の質感をいかした家具が並ぶナチュラルな店内は、建築デザインの仕事をされていた仁さんの手によるもの。ショーケースには梨舞さんが手作りする、乳製品、動物性食品、卵、白い砂糖を一切使わないお菓子が並びます。

「糸」という店名には、人と人との繋がりのきっかけ、糸口になりたいという思いが込められているのだとか。その名の通り、近所の子供連れのママから遠方の旅行客まで、さまざまな人たちが集う場になっています。
▲オーナーの坂見夫妻。東京や神奈川で梨舞さんは食、仁さんは建築の仕事に携わり、東日本大震災をきっかけに地元・釧路へ戻られたそう
▲お菓子はテイクアウト販売も。酒粕レーズンのスコーンやバナナケーキなど、毎日5~6種類がショーケースに並びます
▲版画作家でもある釧路の雑貨店「send」店主の作品や、夫妻を描いた木炭デッサンが飾られています

コーヒーは本日のコーヒーとして、深入りの豆を中心にしたブレンドコーヒーと、ストレートの2種類。苦味や香ばしさをいかしたブレンドコーヒーは、豆の濃度と抽出量で濃度を3段階に調整でき、濃い順に「濃藍」「瑠璃」「百群」と、色の名前がついています。

「体にいいものについて頭で考えるのではなく、食べて感じていただくことが大切」と話す梨舞さん。「糸」のお菓子や料理を味わったことをきっかけに、食生活を大きく見直したお客さんも多いのだとか。
▲「ブレンド珈琲」(500円・税込)、「カカオナッツスコーン」(店内400円、テイクアウト350円・各税込)。スコーンにはメープルシロップと米粉のバニラクリームを添えて
▲シンプルに素材の美味しさが感じられる「ごぼうとしめじのハヤシライス」(900円・税込)

「誰でも自然にくつろげる場であってほしい」と仁さん。旅行客であってもすぐに馴染めるような、優しい雰囲気と笑顔に包まれたカフェでした。
▲しっかり換気された店内。子どもたちの楽しそうな姿に、こちらまで笑顔になります
「とびさら」を通じて地元の方に教えていただいた3皿は、どれも釧路まで来なければ味わえないものばかり。そしてグルメだけでなく、大自然や人との出会いにも心癒された釧路の旅でした。あなたにとっても、飛んでまで食べたくなるような一皿が「とびさら」で見つかるかも?

撮影:日高奈々子
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

学びや刺激・感動のある旅サイト「ぐるたび」の編集部。選りすぐりの旅グルメ&観光情報レポートを発信していきます。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

今おすすめのテーマ

PAGE TOP