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【釧路】その日、その時だけの「美味しい」をいただくスペシャルな夜

2020.10.30 更新

航空会社Peachが運営する旅の口コミサイト「tabinoco(タビノコ)」内のグルメ企画「飛んでまで食べに行きたいお皿」=「とびさら」。この企画から、北海道釧路市の季節を味わう特別なプランが誕生しました。舌で個性あふれる料理を楽しんで、目でロマンチックな夜景を眺めて。全身で釧路を楽しめるプランの体験レポートです。

▲今回の企画で食べることができるコース料理をチラ見せ。気になる方はぜひ最後までお読みください釧路で出会える

釧路で出会える #とびさら ぐるたび賞とは?

▲「SL冬の湿原号」限定で買うことができるランチボックス。

「飛んでまで食べに行きたいお皿」=「とびさら」。この「とびさら」というのは、航空会社Peachが運営する旅の口コミサイト「tabinoco」内のグルメ企画のこと。「tabinoco」ユーザーの皆さんに、これまでの旅で思い出に残っている味を投稿していただくもので、数多くの投稿をいただきました。
そこで、今回ぐるたびでは、数ある「とびさら」紹介投稿の中から「ぐるたび賞」を決めさせていただきました。実はこの「ぐるたび賞」に選ばれた一皿は、よりプレミアムなものにするべく、現地シェフの手によってアップグレードされるという特典付き!
そのままでも思い出に残るほどの食体験が、さらに印象的なプランに変身を遂げるということで、早速体験しに行ってきました。

今回「ぐるたび賞」に選ばれたのは、投稿名「JRひがし北海道 フリーパス使っての列車旅」から、「SL冬の湿原号」限定で買うことができるランチボックス。
コンパクトなパッケージの中には、とても色あざやかな野菜や鶏ハムなどが詰まったホットドックや副菜がぎっしり!その時期に入荷するものや旬なものを使っているそう。 「SL冬の湿原号」で限定販売されているランチボックス。旬を大切に、地元食材を使用している
▲1月~2月に限定運行されている「SL冬の湿原号」。レトロな外観と力強い走りが人気

この「SL冬の湿原号」限定ランチボックスが、いったいどんなプレミアムなプランに生まれ変わるのか……!?
早速、このランチボックスを監修した「レストラン&コミュニティ Iomante(イオマンテ)」のオーナーシェフ・舟崎一馬さんに会いに行き、打ち合わせをすることに。
どんなアイデアが飛び出すのか楽しみです。

 ひがし北海道食材をふんだんに使った「釧路フレンチ」を提供する「レストラン&コミュニティ Iomante」

▲「レストラン&コミュニティ Iomante」釧路市の中心部に位置します。釧路川がよく見える場所にあり、時期と時間によっては美しい夕日も眺めることができます。
▲ロケーションも雰囲気も抜群

「レストラン&コミュニティ Iomante」から徒歩3分の幣舞橋(ぬさまいばし)から見える夕日 
店名の由来は、アイヌの儀式の名前から。この儀式の中では、長い間共に過ごしたヒグマの子供を殺し、食べ物としていただくというプロセスがあります。オーナーシェフの舟崎さんは、この儀式のことを「食育」だと考え、「Iomante」のメニューでもアイヌの食や文化のエッセンスを散りばめています。 そんな「Iomante」に伺い、早速今回「ぐるたび賞」を受賞したランチボックスについてお話を訊いてみることに。
▲オーナーシェフ・舟崎一馬さん

ランチボックスが一体どんなプレミアムプランに生まれ変わるのか……?

それでは、早速今回特別に開発するプレミアムなメニューについて打ち合わせ。
「毎回使う食材が変わると言っても、ランチボックスのホットドッグの具材には、知床どりや阿寒ポークをよく使っていますね」
知床どりや阿寒ポークは、「Iomante」で出しているメニューでも頻繁に使われている食材なのだそう。この日特別にご用意くださったランチボックスのホットドッグには、阿寒ポークを使った自家製ハムが挟まれていました。眺めているだけでもしっとりとした食感が伝わってくるハムに、お腹がなりそうです。

「それから、野菜は石井農園さんから仕入れることが多いですね。このランチボックスの副菜にも、石井農園さんの野菜がたっぷり入っています」 石井農園は、地元の農家さん。有機肥料を使った野菜作りをしており、「Iomante」の料理にはたくさん登場します
▲打ち合わせの様子

ランチボックスから変身したスペシャルコース

打ち合わせを終え、舟崎さんが出してくれた一品目がこちら。
「阿寒ポークと知床どりを使って、こんな前菜はどうでしょう?」
▲知床どりと阿寒ポークのパテ・ド・カンパーニュ 

「『パテ・ド・カンパーニュ』というのは、田舎風パテという意味。ホットドッグでもよく使う知床どりと阿寒ポークを使い、そこにいちじくをあわせました」 
ランチボックスに入っていた阿寒ポークが、舟崎さんの手によってパテに変身。いちじくも使うことで、上品な甘さが加わります。 
添えてあるのは、釧路市音別産のふきのピクルスだそう!珍しい組み合わせに心が躍ります。 
 
次に登場したのは、こちらのメニュー。
▲石井農園のほうれん草のキッシュ 

「キッシュもフレンチでは定番のメニューです。今回は石井農園さんのほうれん草を使いました。季節によって使う野菜は変わりますが、その違いも楽しんでほしいです」
サクサクの生地と、ほうれん草の香りだけで思わず笑顔になってしまう一品。
「キッシュは野菜の緑色がはっきり出るほどシンプルに作ることを心がけています」
横に添えてある緑色の丸い野菜は、食用のほおずき。トマトのような爽やかな酸味がクセになってしまいそう! 続いては本日のお魚。どんなお魚なのか楽しみです。
▲本日のお魚  くしろ海藻バターを使ったアオソイのムニエル 

「アオソイ……?」と聞きなれないお魚の名前に首を捻っていると、「関東ではよく食べられているお魚なんです。北海道ではあまり食べる人は多くないかもしれませんね」と舟崎さんが教えてくれました。
バターをつけて口に運ぶと、その美味しさに驚き。淡白な白身魚に、ピンクペッパーとバターがとてもマッチしています。北海道ではあまり食べられていないなんて、もったいなさすぎる……!

実は、このムニエルに使われているバターにも秘密が。
▲たっぷりとバターをつけていただきます。上にのったピンクペッパーがアクセントに

「このムニエルで使っているバターは、『くしろ海藻バター』という商品。海藻が含まれているので、特にお魚料理との相性が抜群なんです」
元々フランス・ブルターニュ地方でよく使われている海藻バターからヒントを得て、釧路でも作れるのではないかと舟崎さんがアイデアを出したところ、商品化。釧路近隣の浜中町と厚岸町のナガコンブとギンナンソウが使われており、バターを作っているのも地元企業である白糠町のチーズ工房・白糠酪恵舎です
▲バターに練りこまれている海藻にご注目。釧路だけではなく他の地域でも大人気の商品
▲本日のお肉 鹿肉のロティ

続いてのメニューは、インパクト抜群の一皿。鹿肉のロティ(ロースト)です。
「Iomante」では鹿肉もよく登場する食材だそう。以前はなかなか食べられなかったのが、現在は比較的手に入るようになった北海道ならではの食材です。
「アロニアって知っていますか?」と舟崎さんが見せてくれたのは、ブルーベリーのような実。「鶴居村(つるいむら・釧路市の近隣の村)で採れるのですが、酸味とコクが赤ワインと合うんです」
▲アロニアのソースをつけていただきます。

こってりとしたソースは重すぎず、お肉にぴったり!
さて、メインが続いてお腹も満たされてきたところに、ありがたい一品が登場。
▲石井農園のトウモロコシのスープ

黄色と白のコントラストがシンプルなスープ。口に運んでみると、その意外な味の濃さに驚きます。とは言ってもいやらしい味の濃さではなく、「こんなに野菜の味がするんだ!」という発見があります。
「実は、このスープはトウモロコシと牛乳、そして少しの調味料以外は何も加えていないんです。それから、トウモロコシの粒をすべてなめらかにするのではなく、粒の食感も残してあります」
▲根釧牛乳のブリュレとフランボワーズと鍛高梅酒のシャーベット

地元の牛乳を使ったブリュレに、フランボワーズに少し鍛高梅酒を効かせたシャーベットを添えた小ぶりながらも豪華な一品。
それぞれ別々で食べても、合わせて一緒に口に運んでも楽しいデザートです。

旅を思い出しながら自宅でもひがし北海道を味わえる!

▲眺めているだけでも楽しいカラフルなお皿たち。前菜からデザートまで、ひがし北海道の食材尽くしです

ランチボックスに使われている食材をヒントに、スペシャルなコースが出来上がりました。
▲後日自宅へ配送されてくるお土産品たち。レシピカード付きなのが嬉しい!

実は、このプランはこれだけでは終わりません。なんと、自宅へ帰っても楽しめるお土産品付きなんです。お土産品の中でも注目したいのは、先ほどもご紹介した「くしろ海藻バター」。パンにつけて食べても、魚料理やお肉に合わせてもよし!
一緒に送られてくるのは、これも舟崎さんが商品開発に関わっている「ほろよいチーズ」。地元酒造の「福司酒造」の酒粕に、白糠酪恵舎のセミハードチーズを漬けて作られたチーズです。口当たりは柔らかで、ほのかな甘味が特徴。

ひがし北海道旅を思い出しながら、自宅でもひがし北海道を感じてほしいとおっしゃる舟崎さんの思いが詰まったお土産品のセットです。レシピカードを参考に、自宅でもひがし北海道の食文化を楽しめます!

ロマンチックな夜景をおともに、ひがし北海道を味わう

また、今回のプランでは、釧路らしい夜景が楽しめるお席も確約でご用意いたします。
▲窓際の席からは釧路のロマンチックな夜景が一望できます

潮の満ち引きによって表情を変える釧路川と、ライトアップされた街の輝きを堪能できる、「Iomante」の中でも特別なお席。夏にはテラスにも出られるそう。
このスペシャルな席で、スペシャルなコース料理を楽しんでいただけます。

「こだわらない」ことをこだわる。舟崎シェフとの会話も楽しんで

このプランでは、舟崎さんからその日の料理の説明はもちろん、使われている食材について、釧路の食文化について聞くことができます。
釧路での体験を思い返しながら聞いてみると、新たな発見もありそうです。
▲料理の説明をしてくれる舟崎さん

「僕、作るより食べる方が好きなんです」とインタビュー中も照れ笑いをする舟崎さん。
しかし、「『何かこだわりがあるんですか?』と訊かれることがあるんですけど、その時その時に入ってくる食材を使うだけです」と話してくれる舟崎さんの食材に対しての愛情の深さは、並大抵のものではありません。
今回のプランで体験できるコース料理も、その時の状況によって使われる食材や調理方法が変わるもの。
こっそり「毎回メニューを考えるのは大変じゃないですか……?」と訊いてみると、舟崎さんは「いえいえ!むしろそれが当たり前なんじゃないかと思っていますよ」と笑います。
「食材は、その日の気温や天気で、とれるものの種類もサイズも量も変わってきます。それなのに、『絶対今日はこの食材を使いたいから準備してくださいね!』なんてお願いは、生産者さんも困ってしまいます」
「『これを絶対に使いたい』というこだわりも大事ですが、僕は自分の都合に合わせずに食材を使うようにしています。『この食材はこうしたら美味しいんじゃないか』と臨機応変に料理を作っています」
自分都合で料理を考えるのではなく、毎回新鮮な目線で食材を扱っている舟崎さんの言葉には、説得力が宿っています。

このプランは、お一人から気軽に足を運べるプラン。
「ふらっと来るお客さんもいれば、ご家族の特別な日に来てくれるお客さんもいます。服装もどんなものでも大丈夫です(笑)」
そう笑って話してくれる舟崎さんがひがし北海道の食材と向き合い、開発したスペシャルなプランを体験しに、ぜひあなたも釧路に飛んできてくださいね!
本プランのご予約・詳細は下記をご覧ください↓
グルメだけでなく、大自然や人との出会いにも心癒された釧路の旅。
あなたにとっても、飛んでまで食べたくなるような一皿が「とびさら」で見つかるかも?
<撮影>ライター:須藤か志こ
北海道釧路市出身、釧路在住のライター。常々「釧路をクスッと面白がりたい」と考えている市民団体「クスろ」所属

<撮影>株式会社モノグラム おかだひろゆき(岡田寛之)

<写真提供>一般社団法人釧路観光コンベンション協会 佐藤明彦
「クスろ」名塚ちひろ
ぐるたび編集部

ぐるたび編集部

学びや刺激・感動のある旅サイト「ぐるたび」の編集部。選りすぐりの旅グルメ&観光情報レポートを発信していきます。

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