信州生まれの飲む野菜の酢「SURARA」。酒蔵の若旦那が仕掛ける!

2015.10.02

美容や健康にいいとされるお酢。調味料として料理に使うほか、ここ数年いろんな種類の「飲む酢」などが展開されていますが、長野県に一風変わったお酢があるという情報をキャッチしました!レタス、かぼちゃ、えのき茸の3種類の野菜から造られた、飲む野菜の酢「SURARA(すらら)」です。

▲ラベルもスタイリッシュな飲む野菜の酢「SURARA」。左からレタス・かぼちゃ・えのき茸 各950 円(税込)
飲む野菜の酢「SURARA」は、長野県佐久市にある「芙蓉(ふよう)酒造」が開発し、2011年7月より販売しています。野菜のお酢自体が珍しいと思うのですが、その種類もまたちょっと変わっています。

レタス・かぼちゃ・えのき茸の3種類があり、水で希釈して飲むほか、お酒・牛乳などで割って飲んだり、もちろん料理にも使えます。

地元の野菜のPRにも

原料の野菜はいずれも地元産のものを使用。「レタス」は長野県川上村をはじめとする、佐久地域一帯の新鮮でみずみずしい高原レタスで、高原のさわやかさを感じさせる清涼感ある味わいに仕上がっています。

「かぼちゃ」は長野県御代田町(みよたまち)産の「伯爵かぼちゃ」。スイーツにも多用される糖度の高いかぼちゃで、ほっこりとした甘味が特徴です。

そして、「えのき茸」は全国でも指折りの生産地、長野県中野市の肉厚なえのき茸。まろやかでクセがなく、飽きのこない味わいです。

新鮮な野菜にはアミノ酸がたっぷりと含まれており、野菜のお酢を飲むことで「健康で軽やかな人生を過ごしてほしい」という想いが込められているそう。この「SURARA」を通して、信州産野菜を知るキッカケにもなっています。
▲えのきとかぼちゃは乾燥させてから使用。素材の旨みがギュッと凝縮されます

業界のタブーを打ち破り開発

ところで、「酒蔵がお酢を造っているの?」と、少し不思議に思った方もいるかもしれません。なぜならお酢というのは、お米を原料にお酒を造りそこに酢酸菌を加えることで、酢酸菌がアルコール成分をエサにし、お酢の主成分である酢酸に変わるのです。

つまり、お酒造りをするのに酢酸菌は本来近づけてはいけないものであり、酒蔵がお酢を造ることは大変珍しいことだというのです。

「当初お酢造りの構想を父親に話したら、猛反対を受けました。周りからもお前はバカか…と言われましたね(笑)」

そう当時を振り返るのは、芙蓉酒造の6代目・依田昂憲(よだたかのり)さんです。依田さんは一体なぜ、周囲の反対を受けながらも「SURARA」を生み出したのでしょうか?
▲依田昂憲さん(34歳)。酒蔵にて
依田さんは大学卒業後、東京で音楽関係の仕事に就職。実家に戻るにあたり、何か自分にしかできないことを手土産に持ち帰りたいと、週末に情報収集を重ね、お酢造り構想に至ったのでした。

というのも、前述した通り、お酒造りとお酢造りは途中までその工程が同じです。芙蓉酒造では、信州をはじめ全国各地の野菜などを使った焼酎を多く手掛けていることから、その焼酎を活かしてお酢にしたらどうかと、依田さんは思い立ったといいます。

そして3年間の研究を経て、2011年7月に「SURARA」の販売にたどり着きました。
▲同じ野菜から造った焼酎とお酢の味比べも面白いかもしれません

ワークショップで魅力発信

最近、依田さんは「SURARA」の新しい使い方として、ドレッシングを提案しています。「SURARA」に油、塩、おろし生姜を加えるだけで、簡単にドレッシングが作れてしまうのです。また、基本のものに醤油とわさびを加えたら和風、スパイスを加えたら中華風など、アレンジの幅も広く、お酢の使い方のイメージが広がります。
芙蓉酒造のホームページでドレッシングレシピを公開するほか、実際にイベントでワークショップを開催し、試飲やドレッシング作りを体験してもらうなど、「SURARA」の魅力を精力的に伝えています。
「野菜の種類を増やすことも考えています。『SURARA』を看板商品として、芙蓉酒造のこと、お酒のことを知ってもらえたらいいですね」と依田さんは今後について語ります。

酒蔵の6代目が開発した、野菜から造ったお酢「SURARA」。直営店では、各種お酒と「SURARA」を購入できます。

旅のお土産にも男女問わず喜ばれる「SURARA」で、健康で軽やかな人生を!
長谷川浩史・梨紗(株式会社くらしさ)

長谷川浩史・梨紗(株式会社くらしさ)

広告出版社を退職後、世界一周、日本一周を経て「くらしさ」を設立。全国各地のモノ・コト・ヒトを伝え、つないでいく活動に尽力している。全国の仕事人に会いに行ける旅「Life Design Journey」も運営。http://lifedesign-j.com/

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