金沢箔の魅力に浸るグルメ&体験スポット巡り

2015.11.07

金沢は金箔のまち。なんと全国生産量の98%以上を金沢が占めているんです。そこで今回は金沢屈指の観光名所である「ひがし茶屋街」で、金箔を見て、触れて、味わえちゃう、とっておきのスポットをご紹介します!

茶屋街を歩く様子
▲江戸時代から続く景観をそのままに残す「ひがし茶屋街」

金沢と金箔の歴史

ここでちょこっと歴史のお勉強。金沢でいつ頃から金箔がつくられ始めたのか定かではないのですが、さかのぼること文禄2年(1593年)に加賀初代藩主・前田利家が金箔・銀箔の製造を命じた書が残されており、その頃には箔職人がいたのではないかと考えられています。

それから400年。湿度、温度、水質など、箔の製造に適した気候風土に恵まれ、またこの土地で育まれてきた忍耐強い職人気質と技術にも支えられ、金沢は金箔の一大産地として発展してきました。
そして、今やブランドとして広く名を知られるようになった「金沢箔」。金箔といえば、寺社仏閣をはじめ、漆器や屏風、仏壇などに用いられているイメージが強いですが、守り継がれてきた伝統を大切に後世へと伝えるため、金沢箔は新しいセンスを取り入れながら進化を続けているのです。
金箔のアップ画像
▲金箔の製造工程の最後「箔移し」。およそ1万分の1~2mmの薄さの金箔を扱うには、卓越した職人技が必要です。

普段の生活のなかで楽しみたい!個性あふれる金箔アイテム

さて、茶屋街での散策を楽しみつつ、まず訪れたのは「箔一(はくいち) 東山店」。金沢箔の製造から商品の開発・販売までを一貫して行う金箔総合メーカー「箔一」ならではの品揃えが魅力的です。
箔一の外観
▲風情ある佇まい。茶屋街入り口すぐにあります
箔一の内観
▲店内の様子。茶屋街の雰囲気に合わせたべんがら色や格子がモチーフ
漆器やガラスなど金箔が華やかに彩られた工芸品をはじめ、金箔打紙製法によるあぶらとり紙、さらには金箔入りの贅沢なスイーツやお酒まで…!お洒落で洗練された金箔アイテムが品よくディスプレイされています。
また女性に特に人気なのが、化粧水やクリームなどの金箔化粧品。植物性プラセンタエキスなどを配合した箔一の化粧品は、肌の保湿力や弾力性を高めるなど、様々な美容効果があるのだとか。
手に化粧水を付けるところ
▲実際に化粧水やクリームを体験することができます
つけ心地はさらりとしていて、すっと肌になじむから気持ちいい!それに金のキラキラとした輝きで、優美な気分に、心も潤してくれますよ。

金箔パック
▲最高に贅沢な金箔パックも!金華ゴールドマスカレード6,480円(税込)

話題の金箔ソフトクリームを食す!

お買い物を楽しむ以外にも、「箔一」にてぜひおすすめしたいのがこちら。
ソフトクリーム
▲金箔のかがやきソフトクリーム891円(税込)
もともとは北陸新幹線の開業記念として限定発売したものが、人気が高まり販売を継続することになったという、こちらの「金箔のかがやきソフトクリーム」。
さずが、金箔のまち。金箔まるごと1枚を贅沢にあしらっています。店員さんが慎重に金箔をソフトクリームにのせる瞬間は見ているこっちもドキドキしてしまうほど。
息をふきかけるところ
▲食べる前に「ふぅ~」っと息をふきかけて、金箔をピタっと貼りつけましょう
好奇心と緊張とが入り交じりながら、勇気を出してペロリ…。なんと、濃厚なミルククリームと、金箔のしっとり上品な食感が絶妙にマッチ。見た目のインパクトもさることながら、この美味しさも人気の秘密。身も心もゆるゆるとほどけるような幸福感がたまりません。
ソフトクリームを手にもったところ
▲ひがし茶屋街は食べ歩き禁止なので、店内のイートインスペースで食べてくださいね

箔貼り体験にチャレンジ!

次に向かったのは「かなざわ 美かざり あさの」。金沢箔をはじめ、九谷焼や桐工芸など石川県の伝統工芸のなかから、女性の心をくすぐるかわいいアイテムをセレクトし取り揃えています。
びかざりあやの外観
▲ひがし茶屋街のメインストリートから一歩入った裏通りのお店です
そしてこちらの2階では、金・土・日・月曜に箔貼り体験を開催。気軽に楽しくオリジナルの金箔工芸品を作ることができます。
コップを手にもつシーン
▲お皿やコップ、箸やコースター、手鏡など、箔貼りできる雑貨は10種類以上
今回はお皿(税込1,000円)をセレクト。早速店員さんに教わりながら、箔貼り体験にチャレンジです。
店員さんい教えてもらう
▲まずは金箔のデザインを選びます。古風でかわいい絵柄がいっぱいです
手でおしこむ
▲絵柄シールを貼って接着液を塗ったら、金箔をかぶせて押し当てていきます
とにかく強い力で金箔を押し込むことが、キレイに仕上がるコツだと教えてくれました。片手で紙を押さえながら、もう一方の手の指の腹で金箔をきゅっと気泡を出すように押し込んでいきます。こすってしまうと金箔がはがれてしまうので注意!
和紙をはがす
▲金箔が付着していた和紙を静かにはがします。金箔がしっかりお皿に貼りついています
青色のシールをはがす
▲少し乾かした後、絵柄に合わせて余分な金箔を慎重にはがしていきます。そして徐々に絵柄が浮かびあがってきて…
出来上がりのお皿のアップ
▲オリジナルの金箔皿が完成!金沢の郷土玩具「加賀八幡起上り(かがはちまんおきあがり)」の絵柄を金箔で

店員さんと2ショット
今回の体験の所要時間は30分ほど。お皿はしっかりコーティングしてくれるので、洗剤で洗って使うことも可能です。
せっかく金沢にきたのなら、金箔は眺めるだけじゃもったいない!ぜひ五感を使った体験をしてみてくださいね。
木下千絵美

木下千絵美

金沢市在住のライター・エディター。石川県・富山県で発行するフリーマガジン「Favo」の南加賀版編集部員。「地元をもっと好きになろう!」をモットーに、コアな情報を求め、日々走り回っています。

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