能登に来たら「マルガージェラート」。いつの季節も迷わず直行してしまうウェルカムスイーツ。

2015.08.17 更新

ひんやり舌で溶ける生乳の味は濃く、けれどもとびきり瑞々しくジューシーな味わいの「マルガージェラート」。この新鮮さは、自然豊かな奥能登の大自然で、のびのび育ったホルスタイン乳牛の絞り立ての生乳を、加熱せずにそのまま工房に運び、低温殺菌して作るからこそ。

▲「よもぎ」と「ラムレーズン」におまけの「つぶつぶいちご」 ダブル430円/シングル310円(ともに税込/写真はダブル)

田園風景の中で味わう、能登ならではのジェラート

能登半島の玄関口、能登空港から車を走らせ20分ほど。のどかな田園風景が広がる中にぽつんと佇む「マルガージェラート能登本店」。心地よい風に吹かれ、里山風景を眺めながら美味しいジェラートを食べられたらいいな…なんてささやかな夢を抱きながら日々忙しく過ごしている人には、まさにピースフルな時間が過ごせる、とっておきの場所です。
▲マルガージェラート能登本店は、この看板が目印です。
売れ筋は口いっぱいに果実味がはじける珠洲(すず)の赤崎いちごがたっぷり入った「つぶつぶいちご」と新鮮な生乳ならではの「フレッシュミルク」。NHK朝の連続テレビ小説「まれ」でも話題の珠洲塩田村の塩を使った「天然塩」も不動の人気です。

そして、シングルでもダブルでも、一口おまけのフレーバーが付くのが嬉しいポイント。コクがあるのに後味がすっきりだからダブルでもするっと食べられてしまいます。
▲「ビール」と「枝豆」。アルコールは飛ばしてあるので運転の方でも安心して召し上がれます。
▲のどかな能登の景色を楽しみながら食べるジェラートの味は格別!
他にも、地場産の旬の果実や野菜を使ったものから、珍しいものまで常時14種類のフレーバーを楽しむことができます。季節によってバラや桜、よもぎにふきのとうといった草花の香しいものも加わり、まるで能登の里山をまるごと頂くような気分に。
▲お持ち帰り用のカップアイスも販売。一個290円。

酪農家が始めたジェラート店。牛乳作りから乳製品作りへ

自然豊かな能登の瑞穂(みずほ)地区で30年間酪農を経営していた柴野大盾(おおたて)さん一家が、この店を開いたのは平成11年。長男の柴野大造さんが就農した際に、親子で酪農の将来をじっくり話し合いました。「のびのびと育った乳牛から毎日絞られる牛乳の美味しさをもっと伝えたい」「何か付加価値のある商品をたくさんの人達に提供できないか」という思いから、自分たちがこだわって育てた乳牛のミルクを原料にした、ジェラート作りへの道が始まりました。

それから全国の牧場のジェラートを食べ歩き、大造さんは本場イタリアへの研修にも参加。試行錯誤をくり返して、独学で約1年の歳月をかけて基本レシピを編み出します。それがアイスの中でもアイスミルクという低脂肪、低カロリーのミックスベースを使用し、フレーバーには地場産の新鮮な無添加野菜や果物を使った、搾りたて生乳100%の無添加マルガージェラートの誕生でした。
▲長男・柴野大造さん(野々市店にて)

平成14年、野々市に2号店を出店

金沢近郊からも食べにいける野々市店のフレーバーは、定番のもの以外能登本店と異なりますが、そこにもマルガーの発想が光ります。若年層のニーズに合わせて、贅沢な洋菓子のようにおしゃれなフレーバーが揃い、定番メニュー以外は週に2、3度のペースで変えてゆくというから驚き。
実は野々市店を営む大造さんは、日本一のジェラート職人を決定する「ジェラートマエストロコンテスト」において、2015年度グランプリを受賞。優勝作品の「能登塩ピスタチオとオレンジバニラのマスカルポーネ~ベリーソース~」は、「こんな調和知らなかった!」と味のハーモニーにうっとりすること間違いなしです!
能登塩ピスタチオとオレンジバニラのマスカルポーネ~ベリーソース~とベルガモットオレンジティー(野々市店で販売)。シングル440円、ダブル540円(ともに税込)。

柴野親子のレシピの力

東京農業大学の大学院を卒業後、博士号も取得したマルガー監査役の柴野大盾さんと同大学を卒業された長男の大造さん。感覚的にレシピを作り上げる大造さんに対して、物理的な見解を重ねたアドバイスをする大盾さん親子は、冒険と定番の両方の魅力を兼ね備えたジェラートの味を生み、それは生乳の美味しさを引き出すマルガーの真髄になりました。

目指すは世界のマルガージェラート。世界農業遺産に認定された能登の里山里海が生み出したジェラートは、人々の舌を幸せにとろけさせ続けます。
中乃波木

中乃波木

東京に生まれ、幼少期はインドネシア、芦屋と移り住む。13歳の夏に母と二人で能登に移住したことから能登の原風景に魅了される。美大卒業後、広告制作会社amanaに入社。アシスタントを経て独立後2007年に写真集「Noto」を出版(FOIL刊)。2010年より季刊誌「能登」にてフォトエッセイ大波小波を連載中。写真家としての活動を軸にイラストレーター、ライター、ムービーカメラマンとしても活動している。(編集/株式会社くらしさ)

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