小浜島編/離島をぐるっとひとまわり。旅ランVol.4

2015.07.17

島ラン・シリーズ第4弾。今回はNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台となった地として有名な、沖縄県の八重山諸島に属する小浜島を走ってきました。美しい海に囲まれた、人口約560人、面積7.84平方キロメートルの島。島内にはさとうきび畑が広がり、八重山諸島で唯一のゴルフ場も有します。

▲2013年3月に開港した新石垣空港。

石垣島からフェリーで小浜島へ

小浜島へは、石垣港離島ターミナルからフェリーで向かいます。石垣島へは国内各所から飛行機でアクセス可能。空港から石垣港離島ターミナルまでは約15km離れているため、移動にはタクシーもしくはバスを利用します。移動時間には十分に注意してくださいね。
今回は路線バスで向かいます。空港出口を出たら左手に100mほど進むと、石垣港離島ターミナルへ向かうバスの停留所がありました。利用可能な路線は2系統あり、あわせると15分間隔で運行。バスの乗車料金は540円、石垣港離島ターミナルまでは系統により40~45分程度で到着します。
石垣港離島ターミナルに到着したら、フェリーのチケットを購入しましょう。混雑時には定員となってしまうこともあるため、あらかじめインターネットで予約しておくと安心です。
時間になったら、到着したフェリーに乗り込みましょう。出発20分前にはフェリーが着港していますので、早めに乗るようにしてください。
フェリーには室内席のほかに屋外にも席が設けられています。エンジン音が少しうるさいですが、晴れた日は屋外で景色を楽しむのもおすすめですよ。途中、竹富島など他の離島も見えます。
出航から約30分で小浜島に到着。宿泊施設のほとんどは港から離れた場所にあるので、あらかじめ送迎を予約しておきましょう。

島内の主要道をめぐる約15kmのランニングへ出発!

小浜島に着いたら、まずは宿に荷物を置いて必要なものをバックパックに詰めましょう。小浜島は気温が高く、コース上には商店や自動販売機などが少ないため、水分は少し多めに用意すると安心です。
宿や飲食店などが集中する集落から、約1.5km離れた小浜港。今回はこちらをスタート地点として、主要道を走りながら島内を回って行きます。小浜港を背にして、反時計回りにスタートです!
小浜港の前にはT字路があります。こちらは、右折してください。この道路は県道210号となり、左折すると集落へ続いていきます。
小浜港の近くには、レンタサイクルや飲食店がいくつか並んでいます。小浜島総合案内所の横を、左折していきましょう。真っ直ぐ進むと船崎漁港に着きますが、その先は行き止まりです。
スタートから約500mの十字路は直進。島内の道路には、ほとんど歩道がありません。車の交通量は少ないものの、周囲に注意しながら端に寄って走りましょう。
1.2kmほどの地点に現れる十字路は、そのまま直進しましょう。もし大岳(うふだき)に立ち寄りたい方は、ここを左折すると登山口にたどり着けます。
スタートから約1.8kmで目の前に現れるのが、西表島です。小浜島と西表島とはもっとも近い場所で約2kmしか離れておらず、ランニング中は頻繁に目にすることになります。
2kmほどの地点、緩やかなカーブの途中にある曲がり角を右折しましょう。直進しても大丈夫ですが、これから向かう「ちゅらさん展望台」を見ることができません。
海に面したT字路に突き当たったら、左折して進みます。広い海が広がり、素晴らしい景色が広がるポイントです。ここを右折してしまうと、小浜港側へ戻ってしまうので注意しましょう。
スタートから約2.8kmで、右手側に「ちゅらさん展望台」が見えます。ただし残念ながら、この展望台は閉鎖中で入ることができません。その姿のみを目に焼き付け、先へ進みましょう。

・西表島にもっとも近い細崎(くばざき)へ向かう
「ちゅらさん展望台」を過ぎてすぐ、T字路に当たります。こちらは右折していきましょう。
目の前には海が広がり、見とれてしまいそうな景色です。アスファルトから少し足場の悪い砂利道に入りますので、足元に気をつけて進んでください。
約3km地点の十字路は右折します。ただし、コースをショートカットしたい場合には、こちらを左折すると約500m短縮することが可能です。
突き当たったT字路。こちらが、西表島を見渡せるポイントです。景色を楽しんだら、再び来た道を戻ってください。
西表島をさらに間近に見たい場合には、T字路を右折した先に海岸沿いからの絶景ポイントがあります。ただし少し急な坂を下りますので、戻るのが大変になってしまうかもしれません。
道を折り返して進んだら、先ほど約3km地点で通った十字路をそのまま通過し、2つ目の十字路(約3.9km地点)を右折します。なお、この十字路を直進すると、大岳の麓を通って小浜港へ戻ってしまいます。
スタートから約4.9kmの地点、遠くに集落が見えてきます。ガードレールの設けられた曲がり角を右折しましょう。この後すぐに十字路が現れますので、そちらも右折してしばらく道なりに直進していきます。
細崎へ到着するまでの道は、勾配の急な下り坂が続きます。まだ序盤ですので、無理せずに進むようにしましょう。
下り坂は肩の力を抜いてリラックスするのがおすすめ。耳を澄ますと、牛やヤギの鳴き声が聞こえてくるかもしれませんよ。
スタートから約5.5kmの地点に、海側へと向かう横道が現れます。コースはこのまま直進ですが、余裕があれば寄り道していきましょう。
細い道を入ると、石長田地区のヒルギ林が広がります。すぐ目の前にマングローブが生い茂る場所です。マングローブは熱帯・亜熱帯地域の潮間帯のみに生える植物ですので、とても珍しい景色といえるでしょう。
道中には牛やヤギが放し飼いにされています。驚かせてしまわないように、そっと通るようにしたいですね。それでは、コースに戻りましょう。
突き当たりまで走れば、細崎に到着です。目の前は海岸ですが、ここを左折して進みます。
走り進んでいくと、スタートから約7.9kmで「海人(うみんちゅ)公園」に到着。広い敷地に、遊具やトイレなどがあります。そして、海岸に向かって立っているのが「マンタの展望台」です。せっかくですので登ってみました。
目の前には青い海。そして、右手側には西表島が見える絶景でした。展望台はマンタの形をした屋根のおかげで日陰になっているため、休憩するのにおすすめですよ。
海人公園に向かう途中、「くばざきの港家」があります。こちらには自動販売機が設置されているので、水分補給に利用しましょう。小浜島は集落と港を除いて自動販売機が少ないので、貴重な給水ポイントです。

・シュガーロードに立ち寄り小浜港へ
「海人公園」の先は行き止まりなので、そのまま折り返して戻ります。最初の曲がり角を右折しましょう。
すぐに現れる十字路を右折したら、細崎まで走ってきた道を戻ります。往路とは反対に急な登り坂となりますので、無理せずに進んでくださいね。
坂を登り切った約9.7km地点で、右折しましょう。直進すると、そのまま集落へと戻っていくことになります。
細かな横道がありますが、しばらく道なりに直進してください。高い木々がないため、右手側には常に海が広がって気持ちのいい道路です。右手奥には、晴れていれば黒島が見えます。
スタートから約11.9km地点で、T字路に当たります。こちらを左折していきましょう。右折すると、その先には大型リゾート施設である「はいむるぶし」「星野リゾート リゾナーレ小浜島」があります。
約12km地点のY字路は右手側へ。左手側に入って行くと、集落に到着します。
スタートから約12.3km、「ちゅらさん」で有名になったシュガーロードがあります。その名の通り、サトウキビ畑に囲まれた道です。
道路脇にはたくさんのサトウキビ。見上げるほど立派に育っていました。まさに小浜島の名産品ですね。このサトウキビ畑を見て、甘いスイーツが食べたくなってしまう方がいるのではないでしょうか。
そんな方は、走り終えてから黒糖を使ったかき氷、もしくは氷ぜんざいを堪能してください。程よい甘さと冷たい氷は、疲れた身体を癒してくれるはずですよ。
シュガーロードを通りすぎて進めば、約12.8km地点で「西表国立公園」に到着します。ここまで来れば、ゴールの小浜港は目前です。
約13.1km地点のT字路は右折。あとは、道なりに進むだけ。左折すると集落に向かってしまうので、注意しましょう。
そしてスタートから約15km、小浜港へ戻ってきました。これで、小浜島を巡る島ランニングはゴールです!

小浜島で一番高い「大岳」に登ってみよう

離島といえば、やはり景色を楽しみたいですよね。それならば、是非とも「大岳」へ登ってみましょう。
集落の北側に、大岳への登山口があります。大岳は標高99mとあまり高くないので、頂上にある展望台までは10分程で登り切ることができるでしょう。ランニングを終えた帰りに立ち寄るのもおすすすめです。
展望台までは、急な階段を登ることになります。300段近くあるため、ゆっくり焦らずに登りましょう。トカゲや虫などが現れることがあるため、足元には注意してください。
登り切ると、目の前には素晴らしい景色がパノラマで広がります。この景色を見ているだけで、階段を登った疲れなど吹き飛んでしまいます。
展望台は小さめですが、休憩するには十分です。飲み物やお弁当を持って登り、ランチを楽しむのも良いかもしれません。ゆったりとした時間が楽しめますよ。

赤瓦屋根の集落

宿泊先は、その多くが集落内に集まっています。時間があれば、集落を散歩してみてください。どの家も、屋根が赤い瓦でできていることに気づきます。この赤瓦屋根も、小浜島の大きな特徴です。
集落内には「ちゅらさん」のロケ地として使用された「こはぐら荘」が。こちらも、やはり屋根は赤い瓦ですね。

小浜島の食を楽しもう

小浜島には、その土地のものを使った美味しい食べ物がたくさんあります。
こちらは、ビバーチなど八重山の特産といえるスパイスを使ったハッシュドビーフ。サラダには、ゴーヤも添えられていました。
さらにこちらは、島バナナを使ったバナナジュース。甘みと酸味のバランスが抜群です。この他にも、黒糖やパッションフルーツなどを用いたスイーツが多くありました。ただし島内にお店が少ないので、ランチタイムやディナータイムは予約しておくことをおすすめします。

トゥマールビーチで海水浴

沖縄の離島といえば、やはり透き通るようにキレイな海が外せません。西表国立公園を奥に進むと、海水浴やシュノーケリングが楽しめる「トゥマールビーチ」が広がります。
見渡す限り広がる青い海。遠浅なので、子どもから大人まで楽しめるでしょう。屋根のある施設やパラソルなどはありませんので、荷物の管理は注意してください。
小浜港から2km程の距離なので、走り終えてからそのまま海へ入るのもおすすめ。火照った身体を冷やすだけでなく、筋肉のアイシング効果も期待できそうです。
少し沖へ出てみれば、たくさんの魚が見られます。海が好きな方は、シュノーケルを持参すると良いですね。島の景色、食べ物、そして美しい海を、是非とも満喫してください。
三河賢文

三河賢文

フリーランスライター/エディター。中学校陸上競技部コーチ。法人経営者。"走る"フリーライターを名乗り、主に「マラソン」「トライアスロン」を中心としたスポーツ分野での執筆を得意とする。現在もマラソンやトライアスロンに選手として競技参加。自らの走力を活かしたレポート取材は、ファンランからフルマラソン、ウルトラマラソンまで幅広い実績を持つ。

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