目指せ1000段! 階段のぼってギャラゲットの旅in鎌倉

2015.06.01 更新

どうも、ぐだぐだライターの山中です。出不精な私は部屋でごろごろとゲームしたり漫画読んだりして休日を過ごすのが大好き。今日もポテチを食べながら貴重な人生の一日を消化しております。

と、そんな時一本の電話が。
山中「おや、ぐるたび編集部のSさんだ。お仕事の電話かな?」
編集部「実は山中さんに旅の記事を執筆してもらいたくて……」
山中「はぁ……旅ですか……(面倒くさそうだなぁ)」
編集部「まあとにかく新宿駅に来てください」
そんなわけで渋々外に出ました。
山中「めんどくさい……しかも雨降ってるし……」
編集部「山中さん! 外に出て来れたんですね! 珍しい!」
山中「で、お仕事ってなんですか?」
編集部「これを使って旅をしていただきます」
山中「? カウンターですか?」
編集部「はい、今回の旅はズバリ『階段の旅』です! とにかく階段をのぼりまくってください! 山中さんのテンションが上がるよう、階段1段につき10円をギャランティとしてお渡しします!」
【ルール説明】
階段を1段のぼるごとに、ギャラが10円発生! 1万段のぼれば10万円!!!!
タイムリミットは日が暮れるまで
山中「うおおおおおおおーーーー!! 俄然やる気が出てきた!!」
編集部「不正がないように私も同行します。あくまでもこれは『旅』ですから、ちゃんと遠出して階段を……」
山中「まずは新宿駅にて10段! これで100円ゲットだ~!」
編集部「(……だめだこいつ)」
というわけで階段が多そうなイメージのある鎌倉にやってきました。おお、旅してるっぽい! 階段のぼりまくって稼ぎまくるぞ~!
さて、今の段数は……【32段】! 320円か、幸先良さそう!
第一階段発見! どんどんのぼって行くぞー! わっほーい! 120円ゲット~!
編集部「山中さん、足元ばかり見ていないでちゃんと景色も楽しんでくださいね! あくまでもこれは旅の企画でして……」
「わかってますよ~(この人うるさいなあ)」
階段を探しては登り、探しては登る……。これもすべてはギャラのため!
しかし……こうも階段ばかりのぼるのもなかなかキツイな……。ちょっと休憩しよう……。
なんだか雰囲気の良いお店を発見!
店長さんオススメのビーフシチューセット! とろとろお肉が顔を出してル~!
5~6時間かけて煮込んだシチューは、コクの深ぁ~い味わいで、大きなお肉もスプーンで裂けるほど柔らかく、口の中でお肉の繊維がホロホロととけていく……!

このお店は、元板前だった店長さんが2014年の6月にオープンさせたばかり。店内は、古民家特有の落ち着いた雰囲気に包まれていて非常に心地いい。女性のお客さんに人気だそうで、この落ち着いた空間と、美味しい食事を楽しむために足を運びたくなる気持ちも分かるなぁ。
山中「よ~し! 美味しいごはんも食べたし、ちょっと大物狙ってみようかな!」
編集部「大物?」
山中「さっき調べたんですよ~。この近くにある円覚寺ってお寺に階段がたんまりあるそうです!」
というわけでやってきたのは円覚寺。

円覚寺は約730年前に創建されたお寺で、蒙古襲来で戦没した多くの霊を敵味方なく弔っているのだそう。
境内にある舎利殿は、鎌倉時代に中国から伝えられた「唐(から)様式」の最も美しい鋳造物として、国宝に指定されています!
おおお……最初から、なかなかの階段だぞ!
編集部「けっこうキツそうな階段ですね……雨も強くなってきたし……」
山中「なに弱音吐いてるんですか! さあ、のぼりましょうSさん!」
編集部「(……この人、目が$マークになってる……)」
しかし……段の数が尋常じゃない……まだあるの!? そろそろ頂上のはず…
ぎゃあああああああーーーーー階段ドーン!!
山中「無理かもしれない……」
山中「でもギャラのためだ……がんばろう……!」
雨だし寒いし足はパンパンになってるし……もういやだー。
しかしなんでこんな企画引き受けちゃったんだろう……。
お家にいればあったかい部屋の中で映画観たり漫画読んだりできたのに……。
くっそーSさんめー素直にギャラ渡せよ……。
山中「ああ……もうすぐ頂上だ……おや?」
お茶屋さんだ!!
雰囲気あるなぁ
今は曇って見えないけど、晴れた日には富士山が見えるらしい
ここで、見るからにおいしそうなお汁粉登場!! もはや愛おしいよ~!
うおおお!! うまい! 温かい! 沁みる!
このお茶屋は約50年前から営業をしていて、その頃から参拝客にお茶を振る舞っていたそう。
大晦日には朝まで営業して、お茶屋の隣の弁天堂にある大きな鐘“洪鐘(おおがね)”(なんと国宝!)の鐘の音を聞きに来る参拝客と一緒に、年越しをするんだって。
でも、このお茶屋さんは2015年の秋頃に、北鎌倉駅の近くに移転する予定なんだそう。
この景色を見ながらお茶や甘味を味わえるのは、あと少しだけみたい。

編集部「どうですか山中さん。こうやってきつい階段でものぼりきると素敵な体験が待ってるんですよ。今回の旅ではこういった体験を山中さんにしてもらいたかったんです」
山中「たしかに階段のぼってる時はSさんを殴りたかったですけど、こうしておいしいお汁粉や素敵な人と出会えると疲れも吹っ飛びますね」
編集部「殴られたら殴り返しますけどね」
ここでカウンターの数字は847。ギャラ総額は8,470円! できれば1万円もらいたいから1000段目指したい……あと少しなんだけど、手ごろな階段はないかな……
そんなとき住宅地の隙間に怪しげな階段を発見!
山中「な、なんなんだこの階段は…!!」
編集部「あれ? 怖じ気づいてます? ここでギブアップしますか?」
山中「なに言ってるんですか! Sさんこそギャラの支払いが心配になってきたんじゃないですか? クスクス(できればのぼりたくない)」
でもこれを登りきれば、目標の1000段になるはず! もうすぐ日も暮れちゃうし、ラスト頑張るぞ~!!
登って、
登って、
登って……(もはや階段ではないぞ……)
てっぺんに着いたー!!!!
見て、この数字……1073段!!!!(10,730円!)
編集部「お疲れさまでした!」
山中「まさか私が1000段ものぼれるとは思ってもみませんでした。でも街並みを楽しんだり、頂上にたどり着くまでの道のりが”旅”だってこと、ちゃんと気づけました」
山中「いや~人生はお金じゃないですね」
編集部「人生はお金じゃない、普段の山中さんからは出ない言葉ですね」
とはいえお金も大事です! ギャラ10,730円!!
やった! やった! これで新しい漫画が大人買いできる~!!
編集部「というわけで、今回のギャラは360円です」
山中「は?」
編集部「あれ、言ってませんでしたっけ? この企画、のぼったらプラスでくだったらマイナスになるんですよ」
山中「え……?」
編集部「人生山あり谷ありですからね~。ほら、さっき自分で『人生はお金じゃない』って言ってましたし」
そんなー!!!!
そんなわけで、今回の鎌倉の旅は見事編集部に騙される形で幕を閉じたのでした。お金はゲットできなかったけどこの旅で得られたものは大きい!! ……と思いたい……。
あ、ちなみにいただいたギャラで鳩サブレー買いました。
山中「あれ? この鳩サブレー、なんだかしょっぱいや……」
山中絵練

山中絵練

Concent所属の編集・ライター。専門学校を卒業後、編集プロダクションに務めるも即退社。イラストを描いたりなんだりしているうちに今に至る。カエルとトイレと緑色をこよなく愛する隅っこ系。カルチャー誌を読むのが好きで、ついつい買い込んでしまうのが悩み。「できるオンナ」に憧れます。

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