「星野リゾート トマム」の雲海テラスで早朝の絶景を!2017年登場新スポットも!

2017.07.15

北海道のトマムにある「星野リゾート トマム」の「雲海テラス」は、早起きした人だけが楽しめる絶景の地。トマムの地形と大自然が生み出す、幻想的で壮大な雲海が広がります。

▲流れる雲を見下ろす雲海テラス。この絶景、絶対見ないと!

トマムの雲海テラスとは?

雲海テラスは、「星野リゾート トマム」の敷地内、トマム山のゴンドラ終着点(標高1,088m)にあります。

ある日の早朝、実際に行ってみました。
▲約13分の空中散歩で雲海テラスへ向かいます

元々ゴンドラは、スキー客のため1983(昭和58)年に運行を開始しました。当時、春から秋の早朝に絶景が広がるということは、施設維持の担当者だけが知っていたそうです。
これを世の中に広めようと春から秋に早朝営業を開始したのが2005(平成17)年のこと。今では1シーズンに11万人以上が訪れる人気スポットになりました。

訪れた日はあいにくの天候、ゴンドラを降りると絶景が…!?
▲この日は残念ながら雲海を見ることはできず、雲中という雲の中にいる状態でした…

自然現象なので仕方ありません。

雲海ってどの位の確率で見ることができるの?

トマムの雲海について、雲海テラスのスタッフの方による雲海ガイドで詳しく教えてもらいました。その一部を紹介します。
▲雲海ガイド(1日3回・各回約10分程度、無料)では、当日の雲海が見られる見通しや雲海発生のメカニズムなどを解説(写真提供:星野リゾート トマム)

トマムの雲海には大きく3タイプあります。

まず1つ目は、大きな滝のように見える雲海です。北海道沖の太平洋でできた海霧が、南東の風に吹かれ日高山脈を越えてトマムへ流れこんできた時に発生します。十勝地方に濃霧注意報が出ている時が、この雲海の狙い目です。
ちなみに、この雲海が発生する確率は約18%です。
※雲海の発生率は、2012年と2013年の計300日間にて、北海道大学の自動撮影カメラによる判定の統計です。
▲まさに絶景!雲が滝のように流れていく、壮大な光景を眺められることもあります(写真提供:星野リゾート トマム)

2つ目は、盆地状の地形の底にたまって見える雲海です。
トマムは細長い盆地状の地形で、風が弱く晴れた夜には放射冷却現象が起き、空気中の水蒸気が冷えて霧となり、谷底にたまります。これが2つ目の雲海の正体。雲海発生率はこちらも約18%です。
▲早朝の谷間を覆う見事な雲海。日が昇り地表が暖められると霧が晴れ、雲海は消えてしまいます(写真提供:星野リゾート トマム)

3つ目は、悪天候時に発生する雲海で、発生率は約13%です。
この雲海の正体は、山々にまとわりつくように発生した雨雲や霧の層。ただし、雲海テラス自体が雲に覆われることもあるうえ、悪天候の場合はゴンドラの運行が中止になることもあります。
取材チームが訪れた時、この雲海が見られる可能性がわずかにありましたが、結局雲海テラスが雲に覆われたままで見ることはできませんでした。

雲海が発生する確率は、上記3つを足した概ね40%前後。あとの残りは、晴天か、曇りや雨、雲の中などです。みなさんが訪れる日には見られるといいですね!

雲海テラスに続々と新しく展望スポットが登場!

雲海テラスは近年さらなる進化を遂げています。なかでも、2015年の夏に登場した「Cloud Walk(クラウドウォーク)」は必見!山の斜面からせりだした雲の形をイメージしたデッキで、雲海の上を空中散歩しているような感覚を楽しめます。
▲クラウドウォークを歩いてみると、足元をスーッと雲が流れていく不思議な感覚!(写真提供:星野リゾート トマム)

雲の上へ飛び出すかのような迫力ある眺望を楽しめる「Sky Wedge(スカイウェッジ)」も人気。
▲先に行くほど幅が狭くなるスカイウェッジ。雲の海に飛び込むような気分!? (写真提供:星野リゾート トマム)

さらに、2017年夏にはさらに2つの新たな展望スポットが登場!
一つ目は、「Contour Bench(コンツアーベンチ)」。
等高線をイメージした65個の巨大なベンチで、山の斜面の地形に合わせて配置。変化する雲に合わせてさまざまな角度や高さを選び、座って眺めることができます。
▲最大200人が一度に着席して雲海観賞を楽しめるコンツアーベンチ(イメージ写真提供:星野リゾート トマム)

もう一つの新展望スポットは、「Cloud Pool(クラウドプール)」。
巨大なハンモックのような施設で、縦横各約10m、地面からの高さは最大約8mあり、雲の形をイメージしたデザイン。 内側の網を張っているハンモックの部分に入り、雲の上にいるような浮遊感を味わえます。
▲一度に10人ほど入れるクラウドプール。ふわふわと雲に浮かんでいるみたい!(イメージ写真提供:星野リゾート トマム)

雲海テラスをもっと楽しもう

さまざまな展望スポットから絶景を眺めるのはもちろん、もっと雲海テラスを楽しんでみませんか?

雲海テラスには「てんぼうかふぇ」があり、コーヒーやスープ(パン付)などの軽食を楽しむこともできます。流れる雲を眺めながら飲むモーニングコーヒー、とても贅沢で優雅なひと時を過ごせます。天気が悪い時でも、霧が晴れるまでの待ち時間に最適です。
▲雲に見立てたふわふわクリームがのる「雲海コーヒー」(500円・税込)。「本日のスープ」(700円・税込)もあります(写真提供:星野リゾート トマム)

雲海テラスを訪れた記念にこんなサービスも。
雲海テラスで販売しているポストカードを、雲海テラスにある専用ポストに投函して郵送することができます。友人や知人宛でも、記念に自分宛でも、切手不要なので気軽にいかがですか?
▲雲海テラスにある水色ポスト。ここのポストカード以外の投函はダメですよ(写真提供:星野リゾート トマム)

とことん雲海を楽しもう!

「星野リゾート トマム」では、雲にまつわる宿泊プラン(2017年10月16日チェックアウトまで、1日1組・2名まで限定、2名1室1泊68,200円~/1人・税込)もあります。それが、「雲ガールステイプラン」。
このプランでは雲海テラスでの絶景を楽しめるのはもちろん、雲をテーマにした「雲スイートルーム」に宿泊し、トマムの自然と雲をイメージしたコース料理「雲ディナー」や白いふわふわの泡を使用した「雲海スパトリートメント」がセットに!ホテルでの滞在中も雲海気分を楽しめます。
▲雲ベッドルームや雲泡バスタイムなど、雲をイメージした雲スイートルーム。クッションやバスローブ、タオルなどもふわふわにこだわって用意されています(写真提供:星野リゾート トマム)
▲雲海の発生から、朝日が昇りトマムの自然が見えてくるまでのストーリーをコース料理で表現した雲ディナー。見た目もカワイイ!(写真提供:星野リゾート トマム)
▲ふわふわ泡の雲海スパトリートメント。雲に癒されましょう!(写真提供:星野リゾート トマム)

毎年数多くの人たちが訪れる雲海テラス。年々進化を続け、さまざまな展望スポットや特別プランが登場しています。
二度と同じ姿を見せない雲海、眼下に広がる奇跡の光景を眺めに行ってみませんか?
川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

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