「シャレー スイス ミニ」で至福のチーズ料理/東京で楽しむ世界の料理Vol.3

2015.11.09 更新

フランスで最も権威ある美食ガイドにて、世界一のグルメ都市として評価されている東京。世界各国津々浦々、あらゆるジャンルの料理が集まっています。それも、現地の味わいを完全に再現していたり、もはや本場よりもクオリティが高かったり。海を越えて異郷の地へ出向かずとも、ここ東京は素晴らしい美食との出会いであふれているのです!

アツアツで、とろっとろのチーズフォンデュ…。そう聞いただけで、思わず頬が緩んでしまう人は少なくないはず。

チーズそのものを存分に味わえるこの料理は、スイスを代表する伝統食でありながら、今や日本でも多くの人に愛されるメニュー。居酒屋のお品書きに並んでいたり、レンチンすればOKな即席商品まで売り出されていたりと、気軽に食すことができますよね。

でも、本場の食べ方って、本場の味わいって、本当にこれであっているの…?
そんな疑問を解決すべく向かったのは、西日暮里にあるカフェ「シャレー スイス ミニ」。このお店はスイス人オーナーさんが経営していて、予約をするとチーズフォンデュやラクレットといった、本格的なスイス料理が食べられるというのです!

下町エリアの閑静な住宅街に、自然に囲まれた山小屋が!?

お店があるのは、西日暮里駅から徒歩約5分、日暮里駅からは徒歩約6分の場所。辺りは木々が茂る公園や寺社が点在する静かな住宅街で、とても穏やかな雰囲気です。
路地を曲がったところに見えるスイス国旗が、お店の目印。ドキドキしながら門をくぐると、そこには…
こんなに立派な山小屋が建っていました!聞けばこの建物は、オーナーのデニーさんの故郷・スイスのレマン湖地方の山小屋をイメージして造られたそう。1階のデッキ部分は、ペット同伴可能なテラス席。また、建物の周りはハーブガーデンになっていて、なんと約100種のハーブが無農薬で育てられているとか。下町エリアとは思えない異国の雰囲気に、なんだかワクワクします。

それでは、いざ店内へ!
木のぬくもり溢れる空間には、あちらこちらにスイス雑貨が。お店の奥(写真左側)には購入可能な雑貨や食器、ハーブティーの茶葉などが並んでいました。ちなみに2階部分では、語学やキルトなどの教室も開催されています。
本日のお目当て・チーズフォンデュを待つ間、外のハーブガーデンを鑑賞させてもらうことに。するとそこに現れたのは、オーナーのデニーさん!コケミントやレモンバーベナ、ベルガモット、フレンチラベンダーなどなど、多様なハーブの香りや味を解説付きで体感させてくれました。

どの香りも個性的でいきいきとしていて、スッキリした気持ちに。気付けば随所にダジャレを織り交ぜつつ、ユーモアたっぷりに語るデニーさんのハーブ講座に夢中になっていました。時にはこんな風に、お客さんを案内してくれるそう。ちなみに、こちらのタイムやレモングラスを使ったハーブティーは、店内で540円(税込)から飲むことができます。
そしてハーブガーデンの奥には、なんとウサギちゃんが!デニーさんに手渡されたタイムの葉を差し出してみると、ムシャムシャと食べてくれました。か、かわいすぎる…。もう、気分はすっかり癒やされモードです。

知っているようで知らなかった! 奥深きチーズフォンデュの世界とは?

さぁ、いよいよお食事タイム!こちらが、予約していた「チーズフォンデューセット」3,780円(税込)※。メインのチーズフォンデュのほかに、前菜、サラダ、パン、そして食後にはデザート、コーヒーor紅茶がつきます。キュートな食器やカトラリー類は、スイスのものを使用しているそう。ん~、チーズの芳しい香りに、食欲を刺激されます…。
※1名分の金額。注文は2名~で、2日前までに要予約。
いざ実食。まずは専用の長いフォークに、パンをしっかりと刺します。そして、鍋のチーズ全体を大きくかき混ぜるように、サッサッと勢い良くフォークを動かします。

デニーさんによれば、ポイントは激しく、元気に!チーズをきちんとかき混ぜることで、最後まで滑らかな口当たりを楽しめるのだそう。だから放っておくことなく、なるべくテンポ良くいただくのが鉄則です。

さて、3~4回フォークを動かしたら、鍋のふちからゆっくりと、少しだけ持ち上げて、したたるチーズをパンに絡めるようにフォークをくるくる。そして…
あらかじめお皿に出しておいたコショウにつけていただきます!とろとろ、じゅくじゅくとしたチーズがパンにしっかりと染み込んでいて、あぁ、美味しい…。ちょっとだけクセのあるチーズの風味と、コショウの組み合わせが最高! 

ちなみにチーズは、ブリー、グリュイエール、エメンタールの3種類を使用。すべて、スイスで作られたものにこだわっているとか。

デニーさんによると、スイスでは「今日はあまり時間がないから、簡単にできるチーズフォンデュにしよう」というくらい気軽に、この料理を食すのだそう。また、様々な野菜をフォンデュ用に準備することは一般的ではなく、パンや余り物のお芋などを使って食べることが多いのだとか。コショウでいただくというのも初体験でしたし、さらに多種のチーズを入れたり、ほとんど食べきったところで卵を入れたりすることもあるそうで、まだまだこの料理は奥が深いことが判明しました!

パンをすっかり食べきって、お腹も心も満たされましたが、チーズフォンデュの楽しみはこれで終わりではありません。
それが、こちらの「おこげ」!!鍋底に残ったチーズのおこげを、こうしてお皿に盛って提供してくれるんです。噛むほどに香ばしく、深みのある味が染みだしてきて、これがまたおつまみにしたら最高の美味しさ。あぁ、ワイン、ワインを…!!
ということで、お店にあるワインを見せてもらいました。もちろん、こちらもスイス産! スイスワインって、日本だとあまり馴染みがない人も多いかと思いますが、こちらには5種類ほどが揃っています。デニーさん曰く、スイスワインの味わいはドライで辛口がキホンなのだとか。

次回はぜひ、チーズフォンデュとあわせて堪能しようと誓ったのでした。
そして最後に、セットのデザートとコーヒーが登場。スイス産のチョコレートでコーティングしたというブラウニーをいただき、美味しい時間を締めくくりました。
帰る前に、レジ横にあるパンを物色。こちらは、ヨーロッパから輸入した生地を使用し、お店のスチームオーブンで毎日焼き上げているそう!テイクアウトのみの利用も可能だそうですよ。

下町の一角にある、小さなスイス。みなさんもぜひこの場所で、のどかな雰囲気に包まれながら本場の味わいを楽しみ、素敵なスイス時間を過ごしてくださいね。
山田彩

山田彩

編集プロダクション・エフェクト所属の編集者&ライター。終電にすべり込むドタバタな日々の活力は、なんと言ってもごはんです。おいしいものがあると聞けば、好奇心と食欲にまかせ、全国どこでもひとっ飛び。一人ラーメン、一人モツ鍋だってどんとこい!な心意気です。食、街、旅、住宅など、ジャンルを問わずお仕事中。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

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