東京駅を望む「オーグードゥジュール ヌーヴェルエール」/東京 夜景・絶景レストランVol.5

2016.01.22

世界屈指のメガロポリス東京。新宿、丸の内の壮大なビル群をはじめ、東京タワー、レインボーブリッジ、東京スカイツリーといったランドマーク、隅田川や東京湾などの水辺のスポットと、景観においても他の都市にはない魅力でいっぱいです。この企画では、そんな美しい東京の景色が楽しめるビューポイントでありながら、料理の味わいでも世界に誇れるレストランをご紹介します!

2015年12月20日に、開業101周年を迎えた東京駅。2012年には、丸の内駅舎が誕生当時の姿に復元され、現在は懐かしさと新しさのどちらも感じさせる佇まいで人々を魅了しています。(※上の写真は復元前の様子です)

そんな、風格漂う丸の内駅舎を望むレストランが「オーグードゥジュール ヌーヴェルエール」。駅前の新丸ビル内にあるこちらのフレンチレストランは、駅舎の一部分でなく全景を見渡すことができる、東京駅のベスト・ビュー・スポット。料理についても折り紙つきで、あのフランスで最も権威ある美食ガイドで一つ星を獲得したこともあるんです。

ロマンティックな東京駅の夜景と、多くの食通が唸るお料理。今回はその両方を堪能するべく、ディナータイムのレストランへと行ってまいりました!

夜の東京駅の、味わいのある姿が眼前に…!

新丸ビルには、JR東京駅から徒歩約1分で到着。東京メトロ丸ノ内線の東京駅なら地下道で直結しているので、ビルが立ち並ぶ丸の内界隈でも迷わず辿り着けるはず。
5Fへ上がると、そこは27もの店舗が軒を連ねる飲食店街。そんな活気あるフロアで、一際高級感のある雰囲気のこちらが、目的のお店です。ゲストがゆっくり過ごせるようにと、営業中のお時間は扉が閉ざされているため、通路から中の様子を見ることはできません。

さて、この先には一体どんな夜景が広がっているのでしょうか?ドキドキしながら、扉を開きます。
お店の奥へ進むと、そこには暗闇に浮かびあがる東京駅×高層ビル群のコラボ夜景が!東京駅側の壁は全面ガラス張りになっていて、堂々たる東京駅の姿がドーンと目の前に広がっています!
ライトアップされる東京駅って、雰囲気があってとっても絵になる…。絶え間なく行き交う車の明かりや人々の姿が、なんだかドラマティックさを加速させているように感じます。ここから眺める、ランチタイムの東京駅の表情もきっと素敵!

○○経験のある女性シェフが生み出すお料理とは!?

さぁ、ここからは夜景とともに食事を味わいます。ディナータイムのメニューは、アミューズ、前菜3品、魚介料理、お肉料理、デザートからなる「シェフおまかせコース」のみ(11,000円・税込。サービス料なし)。お料理の内容は、旬に合わせて変化します。
シェフの宮島由香里さんのお料理は、シャンパンや軽やかなワインと相性が良いものが多いそう。ということで、20種類ほどのシャンパンの中から、早速アミューズや前菜に合うものをオーダーしてみました。

キラキラ輝く夜景をバックに注がれる、こちらもキラキラとしたゴールドのシャンパン。この共演、すっごくラグジュアリーな気分にさせてくれます!
▲こちらは店内に並んでいたワイン。お店のワインは、フランス産のものが中心です
この日の前菜の一つは、ポワロー(西洋ネギ)のマリネを、さわらのカルパッチョでくるんだもの。添えられたサワークリームや、ハチミツのソースに絡めていただきます。

一口食して特に感動したのは、柔らかいのにみずみずしいシャキシャキさが残るネギ!マリネしたネギやサワークリームの酸味と、脂がのったさわらの甘みも良く合います。また、数種の鮮やかな大根は、口の中にパリポリと楽しいアクセントをもたらしてくれました。

使用する鮮魚は旬によって変化しますが、基本的には山口県萩産のものを使っているのだとか。
こちらも前菜の一つ。テーブルに運ばれてきた瞬間、思わず「かわいい~!」と声に出してしまいました。この見た目、まるでスイーツのようだと思いませんか?

そう、このお料理は、フォアグラのテリーヌを「モンブラン」に見立てたもの。実は宮島シェフはパティシエ出身で、その経験を生かした独自のお料理をたくさん生み出しているんです。

テリーヌの上に乗る、モンブランの“クリーム”にあたる部分は、紫芋を使って仕上げたそう。先ほどの前菜とは違い、こちらは驚くほどに滑らかな口当たり。本物のスイーツのように甘みもあるけれど、それとはまた違う“お料理”としての旨みもある。こんな風にフォアグラを食したのは初めてです。

ちなみにアミューズとして、「ネギのクレームブリュレ」を作ることもあるそうですよ!
コースのメインには、魚料理とお肉料理の両方が供されます。今回ご紹介するのは、お肉料理の「ジャージー牛のフィレ肉 赤ワインマリネのロースト」です。横に添えられている万願寺とうがらしの中には、じゃがいものピューレや、ジャージー牛のミートソースがぎゅっと詰まっています。
しっとり仕上がるよう、低温調理されたフィレ肉は非常に柔らか。口の中に赤身の旨みがじわっと広がります。また、万願寺とうがらしの鼻に抜ける程よい苦味が、ミートソースの風味にぴったりマッチ。ボリュームたっぷり!という一皿ではないのに、食欲を満たす味わいで食べ応えバツグンでした。
そして、いよいよデザートの登場です。この日は特別に、宮島シェフがお皿を運んできてくれました!

こちらのお店では、魚や肉のメイン料理と並び、デザートもメインの一つと考えているのだそう。元パティシエが作るデザートということで、コースの最後まで期待で胸がいっぱいです。
ディナータイムのデザートは、4種類から選択可能。今回選んだのは、タルトの上にレモンクリームを絞る一般的なタルト・オ・シトロン(レモンタルト)をアレンジしたもの。外側の茶色いタルト生地を割ると、中にレモンクリームやミントアイスが詰まっているんです!

レモンとミントそれぞれの爽やかさが相まって、重すぎずとてもすっきりとした味わい。そして、上部のメレンゲやタルト生地、クリームなど、様々な食感が口の中で次々に主張してきて楽しい~!

「お料理もデザートも、食感はとても大切にしています。見た目は普通だとしても、“食べると面白い”という要素を忍ばせるのは、パティシエの経験が基になっているかもしれませんね」と宮島さん。メニューを考えるときには、過去の経歴はもちろん、女性ならではの感性も大切にしているそう。

「特に女性のお客様には、きっとご満足いただけるレストランだと思います」という言葉にも納得です!
食事の余韻に浸りながら、最後にゆっくり窓の外を見つめます。そこにあるのは、何故かちょっぴり郷愁を覚える夜の東京駅。

旅立つ人、上京してきた人、見送る人、大都会を舞台に忙しく働く人…。そこで日々繰り広げられる人々のドラマに思いを馳せながら、のんびり食事をするのもいいかもしれませんね。

山田彩

山田彩

編集プロダクション・エフェクト所属の編集者&ライター。終電にすべり込むドタバタな日々の活力は、なんと言ってもごはんです。おいしいものがあると聞けば、好奇心と食欲にまかせ、全国どこでもひとっ飛び。一人ラーメン、一人モツ鍋だってどんとこい!な心意気です。食、街、旅、住宅など、ジャンルを問わずお仕事中。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

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