世界遺産「嚴島神社」の外せない3つの参詣スポットを訪れる

2016.01.04 更新

広島が誇る日本三景のひとつ「安芸の宮島」といえば嚴島神社です。その全建造物は国宝および国の重要文化財であり、平成8(1996)年には周囲の原生林を含め世界遺産に登録されました。もちろん、広島県有数の初詣スポットで、年頭にあたって祈願する人々が多く訪れます。

まずは紐解く嚴島神社の歴史

朱塗りの社殿とそびえたつ大鳥居の美しい姿は神聖さと荘厳さを併せ持ち、宮島は古くから「神をいつきまつる島」から「嚴島」と呼ばれるようになったと言い伝えられ、島全体が神として信仰されてきました。

神社の創建は推古天皇の時代、推古天皇元年(593)年、安芸の豪族であった佐伯鞍職(さえきのくらもと)が神託を受け、勅許を得て社殿を造営したことによるものだと言われています。そして現在の優美な姿に修造されたのは仁安3(1168)年、平清盛によって現在と同規模の社殿が造営されました。
平安時代の趣を感じる優美な寝殿造りは平家一門の繁栄を今に伝えるものであり、1400年以上の歴史を持つ嚴島神社に歴史のロマンを感じずにはいられません。

嚴島神社は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと) の三女神を祀っています。家内や海上の安全、商売、漁業、開運、そして縁結びなどのご利益をもたらす神様として今も人々の信仰拝礼の神域です。

外せない参詣スポット(1)「海上参拝」

まずは正攻法で嚴島神社を参拝しましょう。
嚴島神社のある宮島は、宮島口よりフェリーで約10分。宮島口~宮島桟橋は約15分間隔で運行しており、運賃は片道大人180円(税込)です。
JR西日本宮島フェリーで行くと、進行方向右手に、広島名物の牡蠣が養殖されている筏をみることができます。瀬戸内海のミネラルを含んだ美味しい牡蠣は宮島などで食べられます。
乗船して5分ほどで大鳥居が見えてきます。大鳥居は高さ約16メートル、棟の長さ約23.3メートル、柱の根回りは約10メートルと巨大なものです。現在の大鳥居は平安時代から8代目にあたり明治8(1875)年に再建されました。

海上から見る嚴島神社は紺碧の海に朱が鮮やかに映え、厳かな雰囲気に期待が高まります。現在もナイトクルージングや宮島参拝遊覧船で海上から参拝することも可能です。
▲人気の宮島ナイトクルージング

外せない参詣スポット(2)「嚴島神社本殿参拝」

宮島に上陸していよいよ嚴島神社へ向かいます。嚴島神社の手前にある石鳥居をくぐり、社殿へ。
▲参道には人懐っこい野生の鹿が
本殿は、屋根が桧皮葺(ひわだぶき)の切妻両流造です。満潮時は海に浮かんでいるように見えて実に神秘的です。潮の干満を利用した設計は海上木造建築物として他に例がありません。

国宝にも指定されている荘厳な寝殿造りの本殿と宮島の自然が織りなす一体感が高く評価されての世界遺産登録となりました。
朱があざやかな回廊に、見渡す限り海水に満たされた境内。人々は時を忘れ、平安時代へタイムトリップします。

床は二枚床になっています。本来の床板は下にあり、上に敷いてあるのは養生板で参拝者が土足で歩いてもいいようになっています。昔は本来の床板を痛めぬよう土足厳禁だったとか。

参拝の礼儀作法は、他の神社と変わらずニ拝ニ拍手一拝。社殿内は信仰拝礼の神域であり、歴史伝統を守り伝える場所でもあります。この場が湛える尊厳と状態を保つよう、配慮ある立ち居振る舞いが大切です。
▲大潮の満潮時は本当に海に浮かんでいるように錯覚してしまう境内。秋の大潮のころは、床上にまで海水がかかることもあります
▲本殿から大鳥居を望むスポットは記念撮影にうってつけ
国内でも唯一の海に浮かぶ能舞台。海上にあるため通常は能舞台の床下に置かれる共鳴用の甕(かめ)がなく、足拍子の響きをよくするため舞台の床が一枚の板のようになっているのが特徴。毎年4月に催される桃花祭御神能など、現在も年間を通して能が演じられます。

外せない参詣スポット(3)「宮島表参道商店街」もすごい!

参拝のあとは宮島を散歩するのがオススメ。嚴島神社周辺は観光地としても見所満載です。紅葉の季節、真っ赤に染まる「紅葉谷公園」や宮島を一望できる「宮島ロープウェイ」など、人気スポットはもちろん、絶対におさえておきたいのが「宮島表参道商店街」です。
宮島観光の中でももっとも活気に溢れている場所です。お土産屋さん、食事処など魅力的なお店が連なります。
宮島表参道商店街の真ん中にある「宮島の大杓子」。長さ約7.5メートル、最大幅2.7メートル、重さは2.5トンもある宮島表参道商店街のシンボルです。宮島は杓子発祥の地であり、嚴島神社を建立・維持するために働いた優秀な木工職人がいたことから伝統工芸として発展した木工「宮島細工」が有名です。「宮島細工」の代表的な杓子は、お土産屋さんなどで売っています。
そして!ここで必ず押さえるべき宮島のお土産は誰がなんと言おうともコレです。もみじまんじゅう!宮島内には現在20軒の製造業者があります。もみじまんじゅうの食べ比べができるのはここだけ!食べ比べてみると、大きさ、あんこの味や量、カステラの固さなどがお店毎に違うんです。
▲大人気の紅葉堂の「揚げもみじ」1個180円(税込)

もみじまんじゅう揚げちゃいました。でもこれが美味しい!サクサクの衣とあつあつのもみじまんじゅうのコントラストがたまらない逸品。行列必至ですが並ぶ価値ありの名物です。
そして牡蠣も外せません。店先で焼いている採れたての牡蠣。香ばしい香りに誘われます。
ワインと一緒に牡蠣料理が味わえる「牡蠣屋」。テイクアウトで焼き牡蠣も購入可能です。
▲牡蠣づくしのおしゃれ土産も売っています
表参道商店街から一つ小道に入ると小京都のような雰囲気の路地があります。最近では自家焙煎のコーヒー屋さんや小洒落た雑貨店、隠れ家カフェなど若者をターゲットにしたお店が増えています。通好みの「裏参道散歩」もオススメです。
▲嚴島神社の裏手から眺めた国の重要文化財の「五重塔」。嚴島神社とのコントラストが美しいので周辺で撮影スポットを探すのも楽しい
世界遺産の名にふさわしき嚴島神社。古来より神の島として人々が崇敬した聖地は、今もなお悠久の荘厳を今に伝えます。美しい日本の風景の中でも、必ず訪れたい場所のひとつですね。
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