森で楽しむ読書、お酒、シェフの料理…。「星のや富士」で、大人の贅沢キャンプ“グランピング”を体験!

2016.04.01 更新

世界各地で人気を博し、2015年には日本でも脚光を集めた、豪華で贅沢なキャンプスタイル「グランピング」。今回筆者は、そんな“旬”のアウトドアを体験するべく、山梨県にある日本初のグランピングリゾート・「星のや富士」へと行ってきました!

まずは、グランピングについてちょっと説明を。

キャンプといえば、自分でテントを張る、BBQでお肉や焼きそばを豪快に(大ざっぱに!?)焼く、寝袋で寝る…というシーンを想像する方が多いのではないでしょうか。

でもグランピングは、それらのイメージとは大きく違います。大自然の中にいながら、ホテルのような施設やサービスのもと、快適に、ラグジュアリーに、都会的にキャンプを楽しむものなのです。
▲アクティビティ「森の石窯ピザづくり」の様子。詳細は記事の中盤でお届けします!

あの星野リゾートが手掛ける、豪華キャンプを体験しにGO!

今回ご紹介する「星のや富士」は、洗練された宿泊施設を多数手掛ける「星野リゾート」による日本初のグランピングリゾート。2015年10月にオープンしたばかりの話題のスポットなんです。一体、どんな素敵なおもてなしが待っているのでしょうか?
東京都心から車を走らせ、約1時間半で現地に到着。まずは、こちらのレセプションでチェックインします。

手前に停まっているジープは、ここ「星のや富士」のもの。レセプションは宿泊エリアから離れた場所にあるため、受付後はこの車に乗せてもらって移動します。

ちなみに、レセプションだけ独立して建てられているのには、日常から非日常へのスイッチを切り替えて寛いでほしい、という想いがあるのだとか。
こちらはレセプション内の写真。壁一面にかかっているカバンは、単なる飾りではありません。なんとゲスト一人に一つずつ、壁にかかっているものと同じカバンを貸し出してくれるんです!デザインは、自分の好きなものを選べるのも嬉しいところ。

カバンの中には、エリアマップや双眼鏡、ヘッドランプ、マット&ピロー、ダウンブランケットなど、屋外を快適に楽しむ為のアイテムが入っていました。エリア内を歩く際やアクティビティに参加する際に、自由に使用して良いのだとか。

それでは、ジープに乗り込んでいざ出発。冒険の始まりみたいで、一気にワクワクしてきました!

森での楽しみ方は自由自在!

▲星のや富士「クラウドテラス」イメージイラスト
ジープを降りるとそこは宿泊エリア。散策をスタートする前に、このエリアについてご紹介しましょう。

この「星のや富士」の最大の魅力の一つは、何と言っても「キャビン」と呼ばれる宿泊棟の奥にある、「クラウドテラス」で過ごす時間。

上のイメージ図のように、森の中にウッドデッキや階段が張り巡らされていて、自由に散策したり寛いだりすることができるんです!

またこの「クラウドテラス」には、屋外の時間を楽しむための仕掛けや企画がいっぱい。あちらこちらにハンモック(メイド・イン・山梨!)やイスが設置されているほか、焚き火や調理を楽しめるエリアがあったり、BARや珈琲店、シアターが出現したり(※申し込みが必要なものもあります。また、季節や時間帯によって、開催される内容は異なります)。

さらに最上部には「ライブラリーカフェ」という建物があって、ゆっくりと本を読みながら、無料で飲み物やお菓子をいただくこともできますよ!
散策を始めて最初に辿りついたのは、こちらの「木漏れ日デッキ」。あえて無造作に置かれた、ゆらゆらと揺れるカラフルなイスたちは、腰掛けてみると「座る」というより「寝転ぶ」という感覚です。

顔は自然と天に向いて、目線の先には空高く茂る木々のゆらめきや、輝く木漏れ日…。それを見つめながら、ただただ無心でボーっと時を過ごすと、なんだか心がキレイになっていく気さえします。
クラウドテラスをさらに上へ、上へと進んで行き、最も高い場所へと到着。この写真を見れば、本当にデッキが森の只中にあることがお分かりいただけるのではないでしょうか?
▲左側の建物が「ライブラリーカフェ」。ライブラリーの本は、屋外に持ち出してもOK!
優しい光が射した森の中は、ポカポカとして、静かで、とっても穏やかな雰囲気。まだ到着したばかりなのに、もう多忙な日々を忘れてリラックスモードです。

さて、ここからはアクティビティの一つ「森の石窯ピザづくり」に挑戦します。場所は、クラウドテラス内の「クラウドキッチン」。宿泊日なら、15:00のチェックイン前でも体験が可能ということで、ピザランチをするべく事前に予約をしておいたんです!
▲ピザ作りに使う食材について、グランピングマスター(写真右)から説明を受ける筆者
テーブルの上には、カラフルでいきいきとした食材がズラリと並びます。器が小さな丸太の上に置かれているのも、なんだかニクイ演出だと思いませんか?

作り方のコツや食材のおすすめの組み合わせは、「星のや富士」での素敵な過ごし方を熟知したスタッフ=グランピングマスターが教えてくれますよ。
▲ピザ作り体験ができるのは、11:00~13:00(チェックアウト後の利用も可)。料金はワンドリンク付きで一人3,500円(税別・サービス料10%別・要予約)で、一人二枚のピザを作ることができます
生地を伸ばし終えたら、好みの具材やソースをトッピングします。食材には季節のものがふんだんに盛り込まれていて、春ならタケノコ、アスパラガス、ワラビやゼンマイといった山菜などが並ぶとか。

その他にも、ミニトマトやパプリカ、ハーブ類、近隣の朝霧高原産のチーズ、バジルやトマトのソースなど食材は多種多様。野菜のピザはもちろん、イチゴやチーズ、はちみつなどを使ったデザートピザもできちゃいます。

あれも、これもと楽しく悩んでトッピングができたら、石窯で焼き上げて…
はい、完成~!優しくも香ばしい生地の香りが漂って、味への期待もぐんぐん上昇。スパークリングワイン(ピザ作り体験の料金内)と一緒に、早速いただきます!

人生初の山菜ピザ、これ、とっても美味しいです。タケノコの甘みや山菜たちの個性豊かな香り、小気味良い食感…。素材の持ち味をありありと感じる、こんなにも野趣に富んだピザは初めてです。あっという間に完食してしまいました!

気になるお部屋の様子はいかに?

チェックイン可能な15:00をまわったら、いよいよ「キャビン」と呼ばれる宿泊部屋へ。ここはグランピングを楽しめるリゾートな訳ですから、お部屋の中もきっとアウトドアムード満点、なのかと思いきや…
▲定員2名のTキャビン
中に入ってみると、そこには潔いほどにシンプルな空間が広がっていました!清潔感に満ちた真っ白なお部屋は、室内なのに清々しい気持ちが湧いてくるから不思議です。

そして…見てください、窓の外に広がる富士山麓の超・絶景を!聞けば、室内をここまでシンプルにしているのは、この窓の外の光景を主役にするためなのだとか。確かにこの景色、どんな絵画や装飾品にも負けない存在感です。また、窓が大きく取られているため、屋内なのに外にいるような開放感もあります。
こちらの写真は、全てのキャビンに設置されているテラスリビング。筆者が腰かけている広々としたソファは、写真の手前側を枕にして、ドーンと寝転んで景色を眺めてもOK!

また、筆者の前に横たわるテーブルの左端には、ファイアプレイスが組み込まれていて、キャビンにいながらにして焚き火気分を味わうこともできちゃいます。

ちなみにキャビンは、4タイプ全40室。特に人気なのは、テラスに薪ストーブがある限定2室のSキャビンだとか。

刻々と移り変わっていく自然の表情は、ずうっと眺めていても飽きることがなく、気付けばしばらく無心の時間が流れていました。キャビン周りの木々には、春には桜色に染まるものもあるそうで、更なる絶景の大パノラマが期待できますよ!

さて、こんな風に居心地の良いキャビンですが、ここは何と言ってもグランピングが楽しめるリゾート。お部屋での時間を満喫したら、再びクラウドテラスへ戻って…
とっぷり日が暮れるまで遊び尽くしたのでした!

14:00~17:00までの間は、ドリンクやお菓子を無料で味わえる「森のひととき」が開催されると聞き、こちらにもバッチリ参加。ライブラリーカフェの前に設置されたカウンターでチョコフォンデュを楽しんだり、焚き火でマシュマロを炙って“焼きマシュマロ”を堪能したりしました。

楽しめるスイーツの内容は時期によって変わるそうで、焼きリンゴなどが並ぶこともあるそう。室内にこもるだけでは、絶対にもったいないですよ!

グランピングの夜は長い!?すぐに寝るべからず、なナイトタイム

日中の間に十分「星のや 富士」を満喫したわけですが、もちろん「あとはご飯を食べて寝るだけ…」なんてことはありません。このリゾートの楽しみは、むしろここから再び始まると言っても過言ではないのです!

まずはみなさんお待ちかね、ディナータイムの様子をお届けしましょう。ランチタイムにピザ作りを体験した、森の中の「クラウドキッチン」でいただいたのは…
こちらの「ダッチオーブンディナー」(15,000円・税別・サービス料10%別、要予約)です!こんなにもラグジュアリー、かつワイルドなキャンプ飯は人生初。夜の森でこの食事をいただく、という素敵すぎるシチュエーションにドキドキが止まりません。

嬉しかったのは、お肉の種類や野菜の選別、盛り付けや火にかける工程などを、専属のシェフと共に行ったこと。自分たちで作ってその場で食べる、というキャンプならではの楽しみも、バッチリ体験することができました!

このコース料理の主役は、写真中央の大きなお鍋に盛られた骨付きラム肉。ダッチオーブンで短時間で加熱したお肉はしっとりやわらかで、豪快にかぶりつくというスタイルがアウトドア気分を盛り上げてくれます。ちなみにラム肉が苦手な方は、牛肉をリクエストすることもできますよ。

また写真手前のひと皿は、山梨県の意外な特産品・煮あわびや、数種のキノコを使った香草バターソテー。プルプル、ブルブル、シャキッ、ふわっ、とそれぞれの食材が食感を主張してきて、食べるごとに未知なる楽しみが待っています。

ディナーはこのほかに、屋内のダイニングでいただく「グリルディナー」(7,000円・税別・サービス料10%別、要予約)を選ぶことも可能。コース形式で提供され、山梨名物・ほうとうをショートパスタにアレンジしたひと皿も!
お腹いっぱいになった後も、夜の楽しみは続きます。一日の締めくくりに、お次は夜のクラウドテラスに出現する「焚き火BAR」へ。

19:30~22:30までの間、ゆらめく焚き火の炎を見つめながら、ワインやウイスキーなどのドリンクを味わうことができるんです(※ドリンクは有料)。賑やかに楽しむディナーが動だとしたら、今度は静の夜の始まり、といったところでしょうか。
シンとした森に響くのは、火の粉がパチッとはじける音。語らうゲストたちも自然と落ち着いた声のトーンになって、そこには穏やかな時間が流れていました。

温かな炎は、なぜだか心を開放的にしてくれます。仲間や恋人と、いつもは話せないような親密な話題も、照れずに語り合えるはずですよ。

目覚めれば、スペシャルな朝が待っている!

そして翌朝。あまりの寝心地の良さに、まだ寝ていたい…という状況ながら、実は心はちょっとソワソワ。その理由は…
“かわいい”朝ごはんが待っていたからなんです!

こちらは、7:20~10:00の間にキャビンで楽しめる「モーニングBOX」(2,800円・税別・サービス料10%別、要予約、数量限定)。

釣り用のツールボックスをイメージして作られた木製BOXには、ジャー入りの季節野菜のスープ(具がたっぷり!)やオムレツ、ダッチオーブンで焼き上げた風味豊かなモチモチパンなどがぎゅっと詰め込まれていました。並べられた山梨県清里高原のジャムは、白桃や巨峰など、季節によって旬の素材を使ったものに変化するそうですよ。

食事の優しい香りに包まれた部屋で、雄大な景色を眺めながら朝食を味わう。それは、あまりにも幸せに満ちた時間なのでした。

ちなみにダイニングでは、小さなフライパン“スキレット”で焼き上げたオムレツを主役にした「グリルモーニング」(2,200円・税別・サービス料10%別、要予約)を食べることも可能です。
今回は体験できませんでしたが、グランピングマスターによれば、朝から元気にアクティビティに参加するゲストが多いそう。こちらの写真は、暖かな春の朝にぴったりな「湖上の早朝カヌー」(3,500円・税別・要予約)の様子。朝日できらめく水面とスッキリとした青空が、気持ちまで晴れやかにしてくれそうですよね。

このほかにも、木漏れ日デッキでストレッチを行う「朝霧の森の深呼吸」(無料)や「星降る山麓 星空ツアー」(8,000円・税別・要予約)など、朝夜問わずアクティビティは盛りだくさん。
▲「星降る山麓 星空ツアー」では、寝袋に入ってホットドリンクをいただきながら、専属ガイドとともに満天の星空を満喫
▲専属ガイドと神秘的な樹海や洞窟を探検する「樹海ネイチャーツアー」(6,500円・税別・要予約)
▲「山麓乗馬」(16,000円・税別・要予約)では、レッスンを受けた後、約45分間馬と共に森の中を進みます
さぁ、春はもうすぐそこ。アウトドアには最高の季節に、ぜひ「星のや富士」で、極上のグランピング体験をしてみてはいかがでしょうか?一生の思い出に残る時間が、きっと待っていますよ!
※紹介した食事内容は、入荷状況により変更になる可能性があります。
山田彩

山田彩

編集プロダクション・エフェクト所属の編集者&ライター。終電にすべり込むドタバタな日々の活力は、なんと言ってもごはんです。おいしいものがあると聞けば、好奇心と食欲にまかせ、全国どこでもひとっ飛び。一人ラーメン、一人モツ鍋だってどんとこい!な心意気です。食、街、旅、住宅など、ジャンルを問わずお仕事中。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

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