本物の味を守り、受け継ぐニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸溜所
ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝は新川(にっかわ)川の水で割ったブラックニッカを飲んだところ、「実に素晴らしい水だ」と感動し、宮城峡に第二の蒸溜所を建てることに決めました。宮城峡蒸溜所が完成したのは、余市蒸溜所完成から35年経った昭和44年(1969年)のことです。その後、多くの観光客が蒸溜所を訪れています。とくに、近年のウイスキーブームで来場者の数がグッと伸びているそう。今回は工場見学をしながら、ニッカ第二の聖地を回ってみました。
ウイスキーの製造過程とニッカの歴史を学べる蒸溜所見学
宮城峡蒸溜所は、新川川と広瀬川が合流する森の中にあります。緑の中に、ひときわ映えるレンガ造りの建物群。ウイスキー造りには、冷涼な気候ときれいな水が必須条件です。竹鶴は、スコットランドのローランドに似た気候風土だと感じ、宮城峡を選んだといいます。

見学は、ガイドのわかりやすい解説付き。まずは、麦芽を乾燥させるキルン塔を見学します。この建物は、現在使われていないため、外観のみの見学です。パゴダ屋根が目を引く塔は、蒸溜所のシンボルとして今も親しまれています。
次は、隣の仕込み棟へ。仕込み棟では、ウイスキーを蒸溜する以前の糖化・発酵が行われています。温度調整などデリケートな作業が行われる場所で、最新のコンピューターによって管理されているそうです。


見学後はゲストホールで試飲とショッピング



ゲストホールを訪れるだけでも、十分に楽しめる蒸溜所。静かな森の中で、ウイスキーの香りと味に酔いしれてみてはいかがでしょう。
【ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸溜所】
住所:宮城県仙台市青葉区ニッカ1
料金:入場無料
営業時間:9:00~16:30(見学受付は9:00~11:30、12:30~15:30)
定休日:不定休
TEL:022-395-2865

加藤亜佳峰
編集者・記者。編集プロダクションMOVE所属。仙台を拠点に、企画・編集・取材・執筆を担当。旅行誌を中心に、情報誌やムック、書籍、パンフレットなど幅広いジャンルの印刷・出版物を手がける。
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