貴重な白いちごも楽しめる「大竹いちご園」で、濃厚ないちごをおなかいっぱい食べよう

2016.02.15

まだ熟してないのかな?と思いきや、甘~い「白いちご」。そんな、めずらしい白いちごも食べられる「大竹いちご園」へ行ってきました。もちろん、真っ赤ないちごも8種類栽培されていて、おなかいっぱい食べることができます。肥料は有機肥料を使用しているので、安心・安全なのもうれしいポイントです。

▲貴重な白いちご(品種:淡雪)をゲット!

千葉県・君津駅から車で約30分。真っ白な温室に入ると、さわやかないちごの香りにたちまち包まれました。「大竹いちご園」では、紅ほっぺ、やよいひめ、とちおとめ、おいCベリー、もういっこ、さがほのか、桃薫(とうくん)、かおり野などの赤いいちごのほか、白いちご「淡雪(あわゆき)」まで全9種類のいちご狩りを楽しむことができます。

「大竹いちご園」のいちご狩りは、「30分食べ放題」です。いちご狩りをしたことがない人は、「30分って短いな……」と思うかもしれません。でも、ご心配なく!大粒で、味わいも濃厚ないちごは一粒で食べ応え十分。30分もあれば、こころゆくまで味わうことができます。
▲入口には収穫できるいちごの品種がわかりやすく表示されている
▲受付をしたら、いちご狩り用のカップをもらっていちご狩りスタート

「制限時間を30分と設定していますが、完熟のいちごをおなかいっぱい食べていただきたいので、あまり時間を気になさらないでください(笑)。品種のちがういちごを食べ比べたり、いちごの花やかたちを観察したり、のんびり過ごしてくださいね」

そうお話してくださったのは、大竹いちご園の大竹慶明(よしあき)さん。ご両親と、奥さまの4人でいちごを育てています。
▲慶明さんと奥さまの美幸さん。陽翔(はると)くん(写真中央左)、凱翔(かいと)くん(中央右)は双子ちゃん!

立ったまま収穫できる高設栽培

温室の中には、青々とした葉が茂る畑が並んでいます。地面に広がっているのではなく、腰の高さほどある畑です。畑から伸びる茎の先に、ころんとかわいい、いちごの姿が!

「このように、高い位置に畑をつくる栽培法を高設栽培と言います。収穫するときに、しゃがむ必要がないので、足腰に負担がかかりません。いちごは、下へと伸びる茎の先に実るので、小さいお子さんでも自分でいちごを収穫ができますよ」(慶明さん)

太陽の光がたっぷり入る温室の中は、冬でもコートなしで過ごせるほど温かく、いちごはキラキラと輝いていました。
▲高設栽培のいちご畑。白い部分は保温シート。シートの下は土
▲室温は30度以上にならないように調節している
▲食べ頃のいちごがたくさん。収穫意欲が高まります

片手で簡単に採れる!そのままパクリ

慶明さんに、おいしいいちごの見分け方と収穫法を教えてもらいました。

「赤いいちごの食べ頃サインは、ヘタの下まで果実がしっかり色づいていること。じつは、市場に出ているいちごは、ヘタのあたりの果実がまだ白いんです。ヘタの下まで赤く色づいた完熟いちごは傷つきやすいので、出荷できません」

つまり、完熟したいちごを食べられるのは、いちご狩りだけ!
▲いままで食べていたいちごは、完熟していなかったと知り若干ショックを感じつつ、完熟いちごをようやく味わえると知りわくわく
▲完熟したいちご。ヘタの下側まで真っ赤
▲ヘタがくるりと上を向いている。これは鮮度がいい証拠

完熟いちごを見つけたら、いちごをやさしく持ち、スナップを効かせるように手前に返します。そうすれば、茎から簡単に外れます。ゆっくり、やさしく収穫しましょう。

ただし、品種によっては少し外れにくいものも。いずれにしても、さほど力を入れることなく、簡単にとれるので、収穫もスムーズです。
▲やさしく持つ
▲手前に返すと茎がヘタから外れる
▲採れた!

そして……そのままパクリ!受付でもらった専用のカップには、練乳も入っていますが、まずは練乳をつけずにそのまま食べるのがおすすめ。いちごの本来の味わいを楽しみます。
▲大きくてひと口ではムリ……
▲……と、思ったけれど、やっぱりひと口で
▲さわやかな酸味と、濃厚な甘さのバランスがサイコーです

いちどさわったいちごが、採りにくいからといって、収穫しないのはマナー違反です。また、たくさん食べたいからと手荒く採るなどして、苗や茎を傷めないようにしましょう。
▲完全にいちごに惚れ直しました。さぁ、いっぱい食べるぞー!

ちなみに、いちごはヘタがついている方から食べるのがおすすめとのこと。

「いちごは先端にいくほど甘い。最後に先端部分を食べたほうが口の中に甘みが広がって、いちごのおいしさをしっかり味わえます」

貴重な白いちごと初対面!

品種ごとにわかれた畑を歩いていると、白いいちごが。まだ時期が早いのかな……と、思っていると、

「これは白いちごです。少しピンク色に色づいているぐらいが食べ頃です」と、慶明さん。

白いいちごがあったなんて、びっくり。「淡雪」という品種のいちごで、君津にあるいちご農園のなかでも、栽培している農園はまだ少ないそうです。
▲種が赤くなっていれば完熟のサイン
▲陽翔君も、白いちごをゲット!
▲白いちごの味は?

さっそく食べてみると、マイルドな甘さ。酸味がないのが特徴で、ほのかに甘い香りがしました。みずみずしい歯ざわりは、真っ赤ないちごと同様でとってもジューシー。
ぜひ、赤いいちごと、白いいちごの味の違いをくらべてみてください。
▲練乳との相性もぴったり

いちごの味、かたち、香りのちがいを楽しむ

一見、赤いいちごはどれも同じに見えますが、味やかたち、香りは、品種によってさまざまです。少しオレンジ色っぽかったり、かたちが四角かったり、酸味をしっかり感じるものや少ないものなど……。見比べたり、食べ比べたりできるのも、いちご狩り体験ならではです。
▲品種「桃薫」。ほんの少しオレンジ色のような色合いを感じる。桃のようなフルーティーな味わい
▲品種「紅ほっぺ」は、赤くて、大粒。甘みと酸味のバランスもいい

ふと、大粒のいちごは、一つの苗に一つしか実っていないことに気づきました。苗から最初に伸びた「頂花房(ちょうかぼう)」に実るいちごがいちばん大きく、頂花房から枝分かれした花房に実るいちごは、ちょっと小さくなるんだとか。

「大きさはちがっても、おいしさはいっしょですので、ご安心を」と、慶明さん。でも、ついつい大きい粒に手が伸びてしまうのでした。
▲頂花房に実るいちごがいちばん大きい。茎の先に実るいちごほど、小さくなる
▲いちごが実るまでの話しを聞けるのも、いちご狩り体験の楽しみのひとつ
▲まだまだ小さいいちごの姿も見ることができる

大きないちごを20個以上食べて、おなかいっぱい

どのいちごも、しっかり甘くてジューシー。食べるたびに、「おいしい~」と声に出してしまうほどです。このおいしさの秘密は、慶明さん一家のいちごへかける情熱の賜物。

「いちごは、とても繊細です。畑の土に水が多いと水っぽくなって、味もうすくなってしまう。よりおいしいいちごを作るために、水をあげる量と時間を調整して、濃厚な味わいのいちごを作っています」

また、病害虫や雑草が発生しにくいように防除技術を追求することで農薬を減らし、お客さんが安心して食べられるように有機肥料で育てているとのこと。
▲いちご農家に生まれた慶明さん。物心ついた頃には、いちご狩りをしていたそう
▲畑の中を駆け回っていた凱翔くん。おいしいいちごをいっぱい食べて、元気いっぱい!
▲陽翔くんも、大きないちごを見つけてはパクリ

完熟いちごを、遠慮することなく食べつづけ、30分もすればおなかいっぱい!20個以上は食べていました。

春のようにあたたかいビニールハウスの中で、ぜいたくに味わういちご。一粒食べるだけで、なんだかほっこり、幸せな気分に。大竹さん家族のやさしい人柄も、おいしさの秘密ですね。
▲カップがいちごのヘタでいっぱい
▲大竹いちご園のいちごで作られたジャムをぜひお土産に

モデル/草野優  撮影/開 大輔
齋藤春菜

齋藤春菜

編集者、ライター。出版・編集プロダクションデコ所属。女性の美容・健康・ライフスタイルに関する書籍、雑誌を多数編集・執筆。文芸、料理、アート本の編集も行う。全国各地へと取材に訪れたさいには地元のおいしいお店を必ずチェックする。編集を担当した本に『お灸のすすめ』『瞑想のすすめ』(ともに池田書店)、『足もとのおしゃれとケア』『わたしらしさのメイク』(ともに技術評論社)、『はじめてのレコード』(DUBOOKS)、『顔望診をはじめよう』、『月の名前』、『健康半分』などがある。

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