開放感あふれる「マザー牧場」のいちご畑で、春を先どり!

2016.02.15

羊や牛、馬などの動物とふれあえる「マザー牧場」では、季節の果物の味覚狩りも楽しめます。敷地内の山の上にあるいちご園は、太陽の光がたっぷりとふり注ぎ、春の訪れをひとあし早く感じることができるスポット。美しい山々を眺めながら食べるとれたてのいちごの味は最高です。いちご狩りとしてはめずらしい立体型7段式水耕栽培にも注目!

東京ドーム60個分の広さをもつ「マザー牧場」では、ブルーベリー、サツマイモ、キウイフルーツ、フルーツトマトなど、年間を通じてさまざまな味覚狩りを楽しむことができます。1月中旬から5月までは、いちご狩りのシーズンです。

のんびりと過ごす羊やヤギ、牛などの姿を横目に、山の上にあるいちご園へ。多い日には1日500人ものいちご狩り体験者がいるそうなので、開園とともにいちご園へ行きましょう。
▲山の上に立ついちご園

真っ白い屋根のようないちご畑にびっくり

いちごが栽培されている温室の中に入ってびっくり。真っ白なパイプ管が屋根のような姿に設置されていて、予想外の畑の空間が広がっていました。

土を使用しない水耕栽培を行っていて、いちご狩り農園ではめずらしい立体型7段式を採用。背の低いお子さんや、車いすの方、背の高い方まで、体に負担なくいちご狩りができます。
▲立体型7段式水耕栽培。約5万本の苗が植えられている
▲白い管に、いちごの赤と緑色の葉がよく映える。9月上旬頃から植え付けをしている

重量感たっぷりのいちごがいっぱい!

1段目から7段目まで、真っ赤ないちごがびっしり。視界いっぱいにいちごの景色が広がり、テンションが上がります。「マザー牧場」のいちご狩りは、収穫後に計量して購入するシステム。今すぐ食べたい気持ちをおさえながら、収穫していきます。
▲カップをもらって、いざ収穫スタート!
▲どの角度から見ても、美しい水耕栽培の景色に感動するはず
▲ヘタが上にそっているのは、鮮度がいい証拠。いちご園でしか見ることができない姿だ
▲おいしそうないちごに自然と手が伸びる
▲「ヘタの下」までしっかり色づいていること、そして、種が実から盛り上がるようになっていれば、完熟のサイン
▲いまにも実がはち切れそうなほど、ぷっくりとしている
▲大きなカップに、どんどんいちごを入れていく

「マザー牧場」で収穫できるいちごの品種は「紅ほっぺ」、「章姫(あきひめ)」、「とちおとめ」、「もういっこ」、「やよいひめ」の5種。日によって収穫できる品種が変わりますが、常時2種類は必ず収穫できるようになっています。

一粒ひと粒が、重量感たっぷり。甘酸っぱいいちごの香りに包まれながら収穫していきます。土を使用していないからか、土っぽいにおいが一切なく、空気もさわやかです。
▲おいしそうないちごを狙って、背伸び~!

いちごの花や、かたちも観察してみよう

いちご園には、いちご栽培担当のスタッフが常時いて、いちごについて知りたいことはなんでも教えてくれます。この日、担当してくれたのは、いちごを栽培して20年という並木さん。
▲並木さん。いちごの収穫法、育て方などなんでも教えてくれる

「いちごの花ってこんな花なんだなぁとか、へんなかたちだなぁとか、ミツバチが飛んでいるぞとか、そんな景色を見ることができるのも、いちご畑だからこそ。いちごを収穫しながら、ぜひ、そんなところにも注目してみてください」(並木さん)
▲いちごの花。真っ白な花が落ち、真っ赤ないちごが実るなんて、なんだか不思議
▲果実がふくらみだした姿も、いちご園でしか見ることができない
▲ついつい大きいいちごばかり収穫してしまうもの(笑)

立体型7段式水耕栽培を導入したのも並木さんだ。

「オーストラリアで始まった栽培法で、長野県相馬市の知り合いが導入したと聞いて見学に行ったんです。肥料の管理がしやすく、実る数も多い。マザー牧場でもはじめたいと思い、2002年に導入しました」
▲おいしいいちごをたくさんの人に食べて欲しいという並木さんの思いが伝わってきた

水耕栽培のしくみを見学

水耕栽培のしくみも見せてもらいました。土を取り除いた根は、スポンジに挟まれ、管の中に伸びるように植え付けられます。

「中を見てみますか」と、並木さんが苗の部分を管からポコっと抜いて見せてくれました。管の中には、24時間水が流れていると聞いてのぞいてみましたが、じっと見ないと分からないほど、ちょろちょろとした水量……。

「水が多いと、いちごが水っぽくなってしまうので、水の量は必要最低限にしています」
▲管から簡単に抜けてびっくり
▲根は管の内側に添うように伸びていた。9月~10月にかけて、スタッフ総出で苗の土を落とし、根を洗って植え付けをしているそう

並木さんに、おいしいいちごを作るために工夫していることを聞いてみました。

「よりおいしいいちごを作る努力はもちろんですが、“毎年変わることなく”おいしいいちごを安定して作ることが何よりむずかしい。いちごはとても繊細なんです。いちごは病気にかかりやすいので、菌が繁殖しないように根をしっかり洗っています。すべての根を洗うだけでも1ヶ月はかかりますね」(並木さん)

いちごは、晴天がつづくとおいしくなり、曇りがつづくと味が落ちる。温室の温度管理や、夏場は適度に葉を間引いて蒸れを防ぐなど、スタッフみんなで工夫しながら、品質の安定したいちご作りをつづけています。
▲もうすぐ、カップがいっぱい

あっという間に、カップがいっぱいに

まだまだ収穫していたいけれど、ほんの20分ほどで、カップはいちごでいっぱい。いまにもこぼれ落ちそうです。
▲カップからこぼれそう。早く食べたい!

「マザー牧場」のいちご園では、100グラム200円(税込)。さっそく計量してみると、585グラム。1,170円(税込)でした。完熟いちごがこれだけたっぷり入ってこの価格はやはり安い!
何カップ収穫するかは、お客さんの自由です。
▲ドキドキの計量タイム

おいしい空気の中で食べよう!

購入したいちごは、温室の隣に設置された屋根付きの飲食スペースや、「マザー牧場」の園内で食べることができます。もちろん、持ち帰って家で食べてもOKです。

満開を迎えた菜の花畑を見つけたので、菜の花に囲まれながらいちごを食べることにしました。

大きな口を開けてパクリ!みずみずしくて、甘くて、ひと粒食べるだけで幸せな気持ちで満たされます。ほどよい酸味が甘みを引き立て、手がとまりません。
▲真っ赤ないちごと、鮮やかな黄色い菜の花。春の訪れを感じながらパクパク……

いちご園から「マザー牧場」の出口へと向かう道からは、美しい山々の景色が見渡せます。いちご狩りを楽しんだら、動物とのんびり触れ合ったり、アトラクション広場で遊んだり、レストランで休憩したりと一日中たっぷり遊ぶことができるのも、「マザー牧場」のいちご狩り体験だからこそ叶う過ごし方。
▲房総半島の山々が見渡せる
▲「マザー牧場」に来たら、やっぱり会いたい動物たち
▲のんびり過ごしているひつじの姿にいやされる~

おいしいいちごと、かわいい動物たちにいやされる「マザー牧場」のいちご狩り体験。ひとあし早く春を感じることができるおすすめのお出かけスポットです。

モデル/草野優  撮影/開 大輔
齋藤春菜

齋藤春菜

編集者、ライター。出版・編集プロダクションデコ所属。女性の美容・健康・ライフスタイルに関する書籍、雑誌を多数編集・執筆。文芸、料理、アート本の編集も行う。全国各地へと取材に訪れたさいには地元のおいしいお店を必ずチェックする。編集を担当した本に『お灸のすすめ』『瞑想のすすめ』(ともに池田書店)、『足もとのおしゃれとケア』『わたしらしさのメイク』(ともに技術評論社)、『はじめてのレコード』(DUBOOKS)、『顔望診をはじめよう』、『月の名前』、『健康半分』などがある。

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