砂漠の入り口モロッコからやってきた、おしゃれでヘルシーなタジン鍋/東京で楽しむ世界の料理Vol.6

2016.02.01

フランスで最も権威ある美食ガイドにて、世界一のグルメ都市として評価されている東京。世界各国津々浦々、あらゆるジャンルの料理が集まっています。それも、現地の味わいを完全に再現していたり、もはや本場よりもクオリティが高かったり。海を越えて異郷の地へ出向かずとも、ここ東京は素晴らしい美食との出会いであふれているのです!

今回ご紹介するのは、東京・飯田橋にあるモロッコ料理レストラン「モロッコタジンや」。
モロッコのサハラ砂漠の入り口にあるホテル「リアドマムーシュ」がプロデュースしているレストランなので、お料理だけでなくインテリアや食器も本場のもの。まるで本当にモロッコに行ったかのような体験ができるとのことで、心を躍らせながらお店に行ってきました!
お出迎えしてくれたのは、ベルベル人の民族衣装を身にまとったスタッフのハミさん! 優しい笑顔と軽快なトークで、場を盛り上げてくれます。レストランがクローズしている時間帯(15:30~17:00)には、モロッコ旅行の相談も承っているということもあり、旅行の前後に「タジンや」を訪れるお客も多いそうです。
テーブルの上には、かわいいモロッコ食器たちが並んでいます。タジン鍋の形をしたグリーンのスパイス入れに入っているのは、塩、コショウ、クミン。スープなどにお好みで使えます。

蓋を開ける時のわくわくも楽しい、タジン鍋!

モロッコ料理といえば、やっぱりタジン鍋!遊牧民のテントをモチーフにした、不思議な形の土鍋を使った鍋料理です。

このような形状をしている理由は、蒸気がてっぺんの部分で冷やされて鍋に戻るのでうま味を逃がさないというメリットのため。また、食材の水分だけで調理をすることができるため、油は必要ないのでヘルシーなのです!
さっそく一品目のタジン鍋料理が運ばれてきました。蓋を開けてみると、湯気とともにおいしそうな香りがふわっと広がり、食欲全開!こちらは、お店で人気ナンバーワンの「ケフタ タジン」。ケフタと呼ばれる鶏肉のミートボールを、トマトソースのスープで煮込んで、最後に卵が落とされています。スープとミートボールにはクミンやパプリカパウダーなど、なんと44種類ものスパイスが入っているのだそう!
▲ケフタ タジン 1,700円(税抜)

袋状になっているピタパン(税抜300円)に、ミートボールをはさんで、スープをかけていただきまーす!ミートボールは、想像以上の柔らかさ!口の中でほろほろとほどけます。スープの味がしっかりと染み込んでいて、スパイシーながらまろやかな味わいが楽しめます。
▲チキン野菜 タジン 1,400円(税抜)

そしてこちらは、同じくタジン鍋の「チキン野菜 タジン」。モロッコ料理は野菜が多く使われていることが特徴の1つです。このメニューも、にんじん、オクラ、グリーンピース……などなど、たくさんの野菜を食べられます。さらに、今流行中の「塩レモン」も使われているそう!女性に嬉しいヘルシーメニューですね。

フォークを入れると、野菜に隠れていた鶏肉がゴロッと出てきました!「ケフタ タジン」とはまた違うスパイシーさと、野菜の甘みがぎゅっと詰まっていておいしい!どの具材も芯まで蒸されていて、柔らかい食感です。スープにも、野菜の旨みとコクがしっかりとうつっています。
こちらの青い幾何学模様が美しいタジン鍋には、パスタの仲間として知られる「クスクス」が入っています。ベルベル人の主食として、古くから伝わる料理です。
▲野菜クスクス 1,350円(税抜)

蓋を開けると、ナス、かぼちゃ、にんじん、ブロッコリーなど、色鮮やかな野菜が目に飛び込んできます!クスクスのころころとした舌触りがクセになり、ついつい手が伸びてしまいます。温野菜の甘みにレーズンの酸味がパンチを効かせています。
▲モロッカンサラダ 800円(税抜)

もちろんタジン鍋を使った料理以外にも、サラダやケバブなどのサイドメニューも充実しています。

こちらは、モロッコの食卓ではおなじみの「モロッカンサラダ」。「ケフタ タジン」と同じく44種類のスパイスが使われ、みじん切りにされたきゅうり、ピーマン、トマト、レタスなどがたっぷり盛り付けられています。真ん中で小さな山になっているのは、ライスとツナ。サラダにライスが入っているとは少し驚きますが、モロッコの主食はパンとクスクスなので、お米は野菜として料理に使われることが多いそう。酸味の強いドレッシングとの相性がバツグンです。

ベルベル流のおもてなしに感動!

▲ミントティー 500円(税抜)

食後には、お人形つきのポットに入ったミントティーを、スタッフのハミさんが注いでくれました。お客の前で男性がコップにつぐのが、モロッコ流のおもてなし。高い位置から注ぐのがポイントで、空気を入れることでまろやかな味になるそうです。トポトポと小気味よい音とともに、爽やかな香りがただよいます。

飲んでみると、砂糖は一切使われていないのに、ほのかに甘い!後味はすっきりしています。
食後のティータイムを過ごしながら店内をぐるりと見渡してみると、いたるところにインテリアへのこだわりを感じられました。モロッコから輸入したランプは、天井に色とりどりの明かりを映しています。
お皿や絵画も飾られていて、店内はまるでモロッコ博物館!

ディナータイムには要望に応じてイベント(要事前予約)も盛んに開催されています。火曜と木曜には参加型でモロッコミュージックを楽しめる「砂漠のディナーショー」、金曜、土曜には「ベリーダンスショー」。華やかなショータイムは、お誕生日会や結婚式の二次会などの席におすすめです。

五感を使ってモロッコを体感できる「タジンや」。本格的なおいしい料理とベルベル人のおもてなしは一流で、ここでの食事は楽しい思い出になること間違いありません。きになる方は、ぜひ行ってみてください!

平岡あみ

平岡あみ

編集プロダクション・エフェクト所属。ニューヨーク生まれ。6歳より雑誌「詩とメルヘン」「MOE」に詩を投稿し掲載される。産經新聞の「朝の歌」2001年度年間賞受賞。著書に『ami』『ともだちは実はひとりだけなんです』など。18歳より舞台芸術の制作者として、現在は編集者・ライターとして活動。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP