海風が心地よい三浦半島の絶景スパ“SPASSO”

2015.06.17 更新

横須賀市走水(はしりみず)にある走水水源地から湧く水が、“ヴェルニーの水”と呼ばれていることをご存知ですか? 昔から走水は地下水が豊富な地域でした。江戸時代後期に幕府の要請で来日したフランス人技術者であるヴェルニーはその湧水に注目し、横須賀造船所の用水として使用するために、水道管の設置を計画した人物。そんな日本の近代化に貢献した彼への敬愛と感謝の気持ちを込めて、走水水源地の水が“ヴェルニーの水”と名付けられたのです。

富士山からの水脈から長い年月をかけて湧き出ているといわれるこの湧水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富。走水水源地東側の駐車場にいけば無料で給水されています。
やや前置きが長くなりましたが、そのヴェルニーの水をお風呂に使用しているのが、今回訪れたアジアンテイストのスパ施設「SPASSO(スパッソ)」です。三浦半島の東端、横須賀は観音崎にある「観音崎京急ホテル」に隣接しており、目の前に東京湾の眺望が広がる抜群のロケーションに位置します。

ここで豆知識をひとつ。「SPASSO」のすぐ近くに立つ、観音埼灯台の初代設計者も、かのヴェルニーでした。まあ余計なウンチクはさておき、早速ヴェルニーの水で癒されましょう!
エントランスの正面には受付があり、その脇にやはりあります、ヴェルニーの水の案内板です。男湯・女湯の露天風呂に使用されているようで、内湯は男湯・女湯でお湯に含まれる成分がそれぞれ違う様子。

男湯の内湯は身体に優しい人工ゲルマニウム複合泉

まずは内湯の大風呂から入りましょう。こちらのお湯は柔らかくて刺激の少ない湯質が特徴の、人工ラジウム含有ゲルマニウム複合泉。たしかに優しい水質で、長時間浸かりたくなります。

なんでもゲルマニウム温浴は、浴湯の温度により電子的特性が働き、身体の生体電流を整える作用があるらしいとのこと。身体の中を流れる電流のことを生体電流と呼び、それが乱れると自然治癒力が弱まり、体調が崩れてしまうこともあるそうです。しっかり浸かっておいてよかった! ちなみに、女湯の内風呂はアルカリミネラル人工鉱物泉だそう。

いよいよ真打ち登場! “ヴェルニーの水”の露天風呂

さてお次は、待ちに待ったヴェルニーの水の露天風呂。浸かってみると露天なだけに、温度は内湯よりやや高め。でも身体の芯から温まる感じがして、こりゃあ気持ちいい! カルシウム、マグネシウムを多く含む水は、美肌効果が期待できるそう。女性にはとくに嬉しい水ですね
続いて、寝湯ができるスペースに移動します。う~ん、これもまた快適! 暗くなってから夜空を見上げれば、美しい星が輝き、天然のプラネタリウムが楽しめるそうです。
夜空もよさそうですが昼間の景色も嗚呼絶景なり! 訪れた日はあいにく快晴ではありませんでしたが、よく晴れた日には、東京湾に浮かぶ海ほたるや、さらにその先の房総半島まで見渡すことができるのだそう。火照った身体を潮風で冷ましながら、絶景を眺めるのもなかなかオツです。
さらにここには男女とも大浴場にはサウナも完備。またフットマッサージャー(有料)や、低音岩盤浴(有料、男女入替制)の施設、女性専用エステサロン(有料)もあります。とくに500円(税込)で利用できる、北投石やゲルマニウムなどそれぞれ効能の違う7種類の石を使用した低音岩盤浴は、男女問わず人気。自分に合った癒やしの方法を選んで、健康ボディを目指しましょう。
目一杯、お風呂を満喫したあとは、1階受付脇にある休憩スペースでくつろぎましょう。アイスやドリンクの自動販売機もあるので、渇いた喉を潤すことができます。お腹が減ったら、お隣の「観音崎京急ホテル」内にあるレストランへ。 フレンチ、イタリアン、和食と揃い、いずれも一流の料理人たちが腕を振るってくれますよ。
「観音崎京急ホテル」は今年2015年で開業30周年、そして「SPASSO」が10周年。それを記念して、両施設ではさまざまなイベントを実施しています。その一環として、販売されているのがこの「走水湧水(140円・税込)」。そうです、かのヴェルニーの水をこちらで飲むことができるんです! 期間、数量ともに限定なので、手に入れたい方は今すぐ「SPASSO」へ。

次に来るときは夕方に訪れ、昼の絶景と夜の星空を満喫したいところ。江戸後期を生きたフランス人、ヴェルニーさんを想いつつ、その名を冠した水を使った露天風呂を満喫しながら、刻々と変化する景色をぼんやり眺めるのも、非日常的でなかなか悪くないですね。
荒井しんご

荒井しんご

編集プロダクション・エフェクト所属。守備範囲はグルメ、旅行、スポーツ、不動産……と多岐に亘るライター・編集者。年間100人以上のインタビューをこなすが、じつは人見知りで、取材以外の時間は猫と会話していることが多い。座右の銘は『泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生』。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

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