噛むほどに広がる旨みに感動!亘理町の人気店で「ほっきめし」を味わう
宮城県亘理(わたり)町で冬から春にかけて味わえる「ほっきめし」。ホッキ貝を贅沢に盛り付けたごはんは、このエリアで愛され続ける郷土の味です。香ばしく煮たホッキ貝は旨み、甘みがたっぷり!わざわざ食べに行きたい逸品です。

ホッキ貝の産地ならではの郷土料理「ほっきめし」


このエリアは、サケとイクラをのせた秋の「はらこめし」で有名ですが、冬から春にかけて味わえる「ほっきめし」もハズせない逸品。シーズンに突入する12月になると“待ってました!”と言わんばかりに全国からファンが訪れます。

亘理町や山元町の「ほっきめし」は、ホッキ貝をのせた炊き込みごはん。
亘理町の荒浜漁港や山元町の磯浜漁港は古くからホッキ貝の漁が盛んだったため、このあたりではホッキ貝を食べる機会が多かったとか。「ほっきめし」も、もともとは家庭の味の一つだったようです。
秘伝のタレでふっくらと煮るのがおいしさの秘訣

店長の髙田さんによると、「ほっきめし」の一番のポイントは「ホッキ貝をおいしく煮ること」とのこと。「かたくならないように、ふっくらと仕上げることが大事」と言います。
創業以来、30年以上継ぎ足しているというオリジナルのタレで、ホッキ貝を煮ていきます。弱火でじっくり煮ることで、程よい弾力を残しつつ、やわらかな仕上がりに。5~10分ほど火にかけたホッキ貝は、ほんのり桜色を帯びています。




そして、「ほっきめし」のごはんは、ホッキ貝を煮る時に使うタレとホッキ貝から出たエキスで炊き込んだもの。ごはんにも、旨みがたっぷりと染み込んでいます。そのごはんにホッキ貝をのせて完成です!

ふくよかな旨みと絶妙な食感。長く愛される味に納得!

目の前に現れた「ほっきめし」は、醤油の香ばしい匂いが食欲をそそります。ホッキ貝が美しく並ぶ様子は上品なたたずまい。テンションが上がります。

肉厚のホッキ貝は、噛めば噛むほどに豊かな甘みが広がります。貝と潮の香りを生かした絶妙な味付け、弾力のある独特の食感、このジューシーさ、たまりません!
田園には、「ほっきめし定食」や「ほっきめしミニ定食」のほか、天ぷらや刺身が付いた「特製ほっきめし膳」2,916円(税込)などがあり、いろいろ選べるのがうれしいところ。持ち帰り用(大1,512円、小1,188円※共に税込)もあります。
そのほか、「活ほっき天ぷら」650円(税込)や「活ほっきにぎり」3カン750円(税込)など一品料理も充実。
「当店はメニューの多さも自慢なんです」と髙田店長が胸を張るように、多彩な品揃えも魅力です。

この時期、「ほっきめし」と並んで人気を集めているのが、「かきめし定食」。大きな宮城県産牡蠣が器を埋め尽くす様子は圧巻!かきめし専用のタレで煮た牡蠣は、ふっくら、プリプリです。
12月初旬から3月下旬までの期間限定なので、こちらもお見逃しなく!

また、一年を通して人気のメニューが「天丼」。大きなエビの天ぷらが鎮座し、「ほっきめし」「かきめし」同様ボリュームたっぷりです。
「ほっきめし」の次は、初夏の「ほたてめし」、夏の「あなごめし」、秋の「はらこめし」と続き、いつ訪れても旬の味が待っています。
四季の味のコンプリートを目指して、まずは「ほっきめし」を食べに出かけましょう!
和風レストラン 田園 亘理店
宮城県亘理郡亘理町逢隈上郡字上147
[営業時間]10:30~20:15L.O.
[定休日]水曜(祝日の場合は営業、木曜臨時休業の場合あり)
0223-34-8760

加藤亜佳峰
編集者・記者。編集プロダクションMOVE所属。仙台を拠点に、企画・編集・取材・執筆を担当。旅行誌を中心に、情報誌やムック、書籍、パンフレットなど幅広いジャンルの印刷・出版物を手がける。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
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