函館朝市で食べ歩き&買いまくり。イカ、カニ、ウニ、イクラにホタテ!

2016.03.25

函館に来たら、函館朝市は外せません!名物のイカ釣り体験をはじめ、びっくりするほど活きがいい刺身や海鮮丼などを味わえるほか、海産物や野菜などのお買い物も楽しめます。何があるかな~と、宝探しをする気分で市場の中を散策してみました!

▲掘り出し物やお買い得品は見つかるかな~?

JR函館駅から徒歩1分。函館朝市は、周辺の店舗を含めると約250軒ものお店が軒を連ねる巨大な市場。函館朝市の中には複数のエリアがあり、朝市の中に○○市場、○○会といった名称でエリア分けされています。
▲カニやホタテがずらり!北国の海の幸がたんまりとあります

朝市という名のとおりオープンは早朝。朝5時から開いているお店もあります(1~4月は6時から)。近隣のホテルに宿泊し、朝食はここで食べるという人も多いようです。
▲今回訪れたのは2月中旬の朝6時すぎ。かなり雪が降っていましたが、早い時間から多くの人たちが訪れていました

イカ釣りをして、その場でさばいてもらって、「いただきま~す!」

最初に訪れたのは、函館朝市の中にある「駅二(えきに)市場」内の活イカ釣り体験コーナー。大人気の体験で、連休やお盆などは、体験待ちの人たちが数十人並ぶこともあるそうですよ。

ここで釣れるイカは、1~5月頃がヤリイカ、6月~12月頃までが真イカです。今回はヤリイカを釣ります。

さっそくチャレンジ!
▲体験コーナーは屋内なので、雨も雪も関係なし!

まず受付で体験料金(時価)を支払うと、釣竿を渡されます。魚を釣る竿と同じように、釣竿の端には糸が出ていて、その先に針がついています。餌などはついていません。
この針を、イカがたくさん泳いでいる生簀に垂らします。
▲どのイカにしようかな~、大きいイカを狙う!?

体験コーナーの方曰く、「釣るんでなくて、引っかけるかんじ、ほんと簡単よ~」。
言われたとおり、生簀に垂らした針をイカに近づけて、スイッと釣竿をあげてみます。
▲ほんと簡単、一瞬で釣れちゃいました~!

釣竿がしなり、ズシリと重く、ブルブルと揺れ動く感触。バシャバシャっと暴れるイカが、針に引っかかっていました!
▲水飛沫が飛ぶので要注意!真イカなら“墨”にも要注意!

釣ったイカは、すぐに体験コーナーの方が受け取り、その場でさばいてくれます。その様子は目の前で見ることができますよ。
▲鮮やかな包丁さばき、目にもとまらぬ早さでした

包丁で切られていくイカの足や胴体がピクピク動いているんです。足をまな板の上に立てると、なんとヨタヨタと歩き出すほど!活きがいい証拠です。
でも、1、2分前まで生簀で元気に泳いでいたことを思うと、ちょっとせつないのですけどね…。

イカの一生に想いを馳せる間もなく、あっという間に「活イカ刺」のできあがり!
▲できたての活イカ刺!足がまだ微妙に動いていました…!

さばいてもらった「活イカ刺」は、体験コーナー内にあるテーブル席で食べることができます。
卓上にある醤油を小皿に入れ、イカの横に盛られたショウガを溶いて食べます。

あれ、ワサビではないの?と思った皆さん。函館をはじめ北海道の多くの地域では、イカを食べる時はワサビ醤油ではなく、ショウガ醤油がスタンダードなのですよ。
▲透き通るような白色をしたイカ、活きがいい証拠です

コリコリッとした食感。口の中にじんわりと広がるショウガの風味のせいか、イカの淡白な甘みがより強く感じます。
▲ひと口食べるととまらない!ショウガ醤油で味わう「活イカ刺」、これはハマります

自分で釣り上げたイカをその場で食べられるなんて、とっても贅沢!しかも、「活イカ刺」も体験料金に含まれているのでお得感あり!楽しくて美味しい体験、行列ができる理由がよくわかりました。

海鮮丼は新鮮なネタとご飯が命!

イカ釣り体験の「活イカ刺」で軽く腹ごしらえはしましたが、朝ごはんというにはまだ食べ足りません。がっつり食べようと、次に訪れたのは函館朝市のちょうど真ん中あたりに位置する「きくよ食堂」。ネタが美味しいのはもちろん、ご飯も美味しいという噂を耳にしたからです。
▲函館朝市内に本店と支店の2店舗あり、今回お邪魔したのは本店です

「きくよ食堂」は昭和31(1951)年創業、海鮮丼のほか、炭火で焼いた焼魚や定食類などを提供しています。
▲「うに・いくら丼」(2,100円・税別)。北海道産バフンウニには店特製のタレが軽くかかっていて、ワサビが合います

ミョウバンなどが入っていない無添加塩水ウニ、毎日使う分だけ特製醤油ダレに一晩少々漬けこむ自家製イクラ、毎朝殻から剥いて提供しているホタテ、高級なボタンエビなど、函館近海を中心に北海道で獲れる新鮮なネタを味わえます。

あれもこれも美味しそう…!欲張りたい時や、迷った時に嬉しいメニューがこちら!
▲6~7種類のネタがモリモリの「大漁丼」(3,680円・税別)と、カニの旨みがたっぷり凝縮した「かに汁」(550円・税別)

「大漁丼」には、ウニ、イクラ、ホタテ、カニ、エビ、イカがぎっしり!ご飯が見えない位盛られています。
どのネタも美味しく、口の中が様々な旨みで満たされます。こんなに食べたらバチが当たらないだろうかと思う位、なんとも贅沢!
▲プルンプルンとした食感のボタンエビ。甘くて濃厚、食べごたえもあり、甘エビとは格段に美味しさが違います

かに汁は化学調味料を使わず、昆布と鰹節、さらにズワイガニで出汁をとり、カニミソを溶いたという味噌味のスープ。
ひと口すすると、「カニ!カニ!カニ~!」と大騒ぎしたくなるほど口の中がカニまみれ!未だかつて味わったことがないほど、カニのエキスが濃厚なんです。
▲夢中になって食べまくり…!

「きくよ食堂」が他のお店と違う一番のポイントは、ご飯が格段に美味しいこと。粘り気がありつつもベタベタしておらず、もちもちとした食感と甘みのあるご飯なのです。
ご飯の美味しさの秘密は、炊き方。北海道産のお米「ゆめぴりか」を、「炭炊き蒸し釜戸」で炊いているからです。
▲石川県の能登半島の粘土層から切り出した土から作ったという特注の釜戸、3台あります

内釜を包みこむようなカプセル型をした釜戸で、蒸しながらご飯を炊きあげます。すると、ご飯の艶と粘り気が増し、もっちり感と甘みも強くなるそうです。
ガスや電気で炊くよりもコストが3倍かかるそうですが、ご飯の美味しさは炊き方で変わると考える「きくよ食堂」では、この釜戸にこだわります。
▲「何!?このご飯の美味しさ!」と思わす言葉が出てしまうほど、ご飯が違うのです!ネタの美味しさがより引き立ちます

新鮮なネタはもちろん、ご飯の甘さともっちり感も堪能。これは食べた人しかわからない!本当に美味しい海鮮丼でした。

海産物のほか、野菜も買える!これぞ元祖函館朝市

お腹が満たされたところで、食後の軽い運動。朝市内をさらに散策してみました。
▲8時台になると、団体客も訪れはじめ、かなり賑やかになります
▲大きな毛ガニがずらり!うー、美味しそう!

函館朝市というと、海産物のイメージが強いかもしれませんが、野菜なども売っているのですよ。
▲さまざまな種類のじゃがいもが並びます

そもそも、函館朝市のルーツは、終戦直後に近隣町村の農家が野菜や果物を函館駅前に持ち寄って行っていた立ち売り。その後2回の移転を経て、規模が大きくなったことから昭和31(1956)年に現在の場所に移転して以来、現在まで同じ場所で続いています。
▲冬から春にかけては越冬野菜が多く並び、春から秋にはその時の旬の野菜がずらりと並びます

野菜がたくさん並ぶ場所は、函館朝市の中心部付近「函館朝市ひろば」内にある「渡島蔬菜(おしまそさい)テナント会」。函館近郊の生産者が野菜や果物などを持ち込み販売しています。
▲生産者と直接話をしながら買えるので、安心感もありますし、何より楽しいです!

建物は2014年に建て替えたので新しくて綺麗なのですが、函館朝市の元祖はここ。お話をしながら買いものをするという、昔ながらの朝市の原点を体感することができます。
▲乾物も並んでいます。函館周辺の海でしか獲れない「がごめ昆布」もありました

食べ歩きに「かにまん」はいかが?ホントに美味しいです!

海産物を売っているお店でも、お店の人との掛け合いをしながら買いものをするのが、市場の楽しみ方。ちらちら眺めながら歩き、気になるお店があると足をとめ、話をしながら品定めします。

「熱々のかにまん、美味しいよ~」
ふらふらと散策していると、そんなひと声に釣られて思わず足を止めました。
▲店頭に並ぶ、大きなホタテやタコ、毛ガニなども気になるのですが、一角に置いてあるセイロに目がくぎ付け!

函館朝市内の南側にある海産物の販売店、「函館カネニ」です。
どうやら、蒸したての「かにまん」をテイクアウトして食べ歩きできるようです。
▲セイロの中には熱々の「かにまん」!(中身が見えるよう、特別に開いてもらったものを並べています)

ほぐしたズワイガニの身が入った「かにまん」(360円・税込)のほか、「毛がにまん」、「たらばまん」の3種類があります。
お腹いっぱいのはずですが…、誘いにつられ、思わず「かにまん」を購入。
▲肉まんのような感覚、すぐ食べることができます

買ってすぐ、店先で食べてみました。
▲ひと口、がぶっ!
▲ん~、うんま~い!!

熱々の「かにまん」。かぶりつくと、中からカニのほぐし身とタマネギやタケノコといった野菜がぎっしりと出てきました。カニの風味がじゅわ~っと染み出てくる感覚、カニ尽くしです。
▲テイクアウトだけではなく、お土産用や通販用として冷凍になっているものもあります

「ん~めぇだろぉ~」
お店の方のひと声に、思わず大きく頷いてしまいました。
函館の「うまい!」が集まる函館朝市。ふらりと散策していると、胃袋がいくつあっても足りません!きっと、訪れた時の体重より、帰る時の体重はだいぶ増えているはず…!?
函館へ訪れて食事や買い物をするなら、函館朝市は外せません!
▲雪が激しく降ってきても、お客さんは絶えず、いつも大賑わい
川島信広

川島信広

トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。

こちらもおすすめ

もっと見る
PAGE TOP