満開の桜に心うばわれる八芳園「Thrush Cafe」へ/東京 夜景・絶景レストランVol.7

2016.03.15

世界屈指のメガロポリス東京。新宿、丸の内の壮大なビル群をはじめ、東京タワー、レインボーブリッジ、東京スカイツリーといったランドマーク、隅田川や東京湾などの水辺のスポットと、景観においても他の都市にはない魅力でいっぱいです。この企画では、そんな美しい東京の景色が楽しめるビューポイントでありながら、料理の味わいでも世界に誇れるレストランをご紹介します!

春の一大イベントといえば、お花見。満開の桜の下で、おいしい料理を囲み、みんなでわいわいおしゃべりするのは、楽しいものです。でも、ときには落ち着いて、ゆっくりと景色を楽しみながら料理を味わいたい…。

そんな素敵なひとときを過ごせるのが、今回ご紹介する「Thrush Cafe(スラッシュカフェ)」。こちらのテラス席では、一万坪もの庭園と桜の木を眺めることができ、旬の料理もいただけるとのこと。ぜひ桜の季節に訪れてみたい場所です。

開放感のある店内、爽やかな風がテラスをかけぬける

東京は白金台にある式場として有名な「八芳園」。地下鉄の出口からでるとすぐに案内の看板があります。白金台はもともと、徳川家康の側近の一人である大久保彦左衛門の屋敷があった由緒ある場所で、八芳園の名前は「四方八方どこを見ても美しい」に由来するのだとか。

「Thrush Cafe」は、そんな八芳園の本館ロビー左手にあります。

店内に入ると、大きな一面のガラス窓と庭園の木々が出迎えてくれました。高い天井がとても開放的です。
「とりかご」をイメージしてつくられたユニークな形の柱と、美しく磨かれた床の茶色があたたかく、光の差し込む広く明るい森の中にいるような感覚になります。

店の奥にはオープンキッチンもありました。清潔感のあるとても大きなキッチンです。なかで働く料理人の方々の真剣なまなざしからは、料理に対する志の高さが感じられます。
桜が眺められるというお目当てのテラス席へ案内してもらいます。いったい、桜の時期にはどんな景色が見えるのか…期待が高まります!
▲2015年の店内からの眺め

満開の桜の時期にはこんな景色が目の前に広がります。こちらの桜は、樹齢120年にもなる吉野桜の古木とのこと。悠然と佇むその姿は、どこか現実離れした印象すら受けます。テラスを渡る風を感じながら、ゆっくりと美しい景色を堪能することができます。

ちなみに八芳園には、早咲きの河津桜など5種類80本もの桜があり、それぞれ開花時期が違うため長い間桜を楽しむことができるのだそうです。Thrush Cafeでごはんを楽しんだあとに、庭園を散歩してみるのもいいですね。

農家直送の新鮮野菜と旬の食材がテーブルを彩る、春の“ビュッフェ”

Thrush Cafeには、春限定(2016年3月22日~4月10日まで)のビュッフェのコース「春菜ビュッフェ」(※要予約)があります。

今回は、特別に一足先に食べさせていただくことに。
こんなに彩り豊かな前菜です!
▲「春菜ビュッフェ」( ランチ3,500円、ディナー6,500円 共に税別)※ランチならこの他に「ローストビーフとコシヒカリソース」、ディナーであればさらにお魚料理がつきます

大きなお皿にたっぷりの前菜。「丸麦と魚介のサラダ仕立て」、「カブとズワイガニのマリネ グレープフルーツ風味」、「ホタテ貝と菜の花と春キャベツ」などなど。どれから手を付ければいいか、迷ってしまいます。

まずは、菜の花の緑が映える「ホタテ貝と菜の花と春キャベツ」からいただくこととしました。
菜の花のシャキシャキ感とわずかに感じるほろ苦さに、ホタテの甘みが絶妙にマッチしています。

続いて、「カブとズワイガニのマリネ グレープフルーツ風味」をひとくち。
カブの歯ごたえと甘さに驚かされました。カブや蟹のうまみをグレープフルーツの風味が程よくしめ、全体的にとてもフレッシュな味わいです。

ズワイガニやホタテも大変おいしいのですが、なかでも際立っていたのが新鮮な野菜の味。それぞれがもつ素材本来の味わいがしっかりと感じられ、濃厚ながらもさわやかな風味が口いっぱいに広がります。

お店の方にたずねてみたところ、実は料理に使われている野菜の多くが、東京の契約農家「小坂農園」でつくられたものなのだそうです。こちらの農園では、自家堆肥を使用した有機栽培で野菜を大切に育てているとのこと。目に見えないところにもこんなこだわりがあったんですね。目にも、舌にも、からだにも嬉しいごちそうです。

おなかも満たされたところで、店内をまわって見ることにしました。

目にとまったのが、入り口にあるパンの販売コーナー。10種類ほどのパンがショーケースに綺麗に並べられていました。こちらはすべて、国産素材・無添加にこだわった八芳園のベーカリー「Blue Tree」のパンなのだそうです。

一番人気は、こちらのクロワッサン。外はサクッと中はしっとりとした甘い生地に、バターの風味が程よくきいていて、お土産として買って帰るお客さんも多いのだとか。
▲人気の「クロワッサン」(280円・税別)

他にも様々なバケットや旬のフルーツなどを使った季節限定のパン、ふっくら美味しそうなカンパーニュなどがありました。
▲日持ちする「カンパーニュ」(500円・税別)

気分まで華やかに!春限定のドリンク

桜の時期の夜のお楽しみと言えばこちら。夜桜を愛でながらいただく、春限定(2016年3月22日~4月10日)のドリンク。飲むのがもったいないくらい、美しいカクテルです。
▲左から、「桜ティーソーダ」(750円・税別)、「桜のジントニック」(800円・税別)

どちらのドリンクも、ほのかに桜の香りがしておいしい!この他にも、サンクトガーレンのクラフトビールや桜ビールなどもオススメです。桜を見ながら、桜のビールやカクテルを傾ける……、なんとも素晴らしいひとときです。

気になる夜桜の美しさは……

昼とは全く違うライトアップされた艶やかで幻想的な桜が、夜の庭園に浮かび上がります!
▲2014年のテラスからの眺め

まるで絵画を見ているかのようです。
▲2014年の店内からの眺め

座る位置によって見え方が違うというのも、面白いですね。こんな美しい桜を見ながら、旬のおいしい料理やドリンクをいただけるなんて、もう最高に贅沢な気分になるハズです。

今回ご紹介した、春のビュッフェコースが楽しめるのは、2016年3月22日~4月10日まで。特にテラス席はすぐに埋まってしまうので早めの予約がオススメです。

都会のなかということを忘れてしまうほどの景色と、おいしくヘルシーなお料理が素晴らしい、八芳園の「Thrush Cafe」。花見スポットでみんなでワイワイ盛り上がるのもいいですが、今年は、「大人な」花見をしてみてはいかがでしょうか。

立岡美佐子

立岡美佐子

編集プロダクション・エフェクト所属の編集者&ライター。好きなものは、旅行とごはん。おいしいものやステキな景色のためならば、日本といわず世界各国どこへでも! 住まい、旅、食、街などジャンルを問わず執筆中です。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

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