本場アルゼンチンの味!豪快にかぶりつきたいアサード/東京で楽しむ世界の料理Vol.9

2016.04.09 更新

フランスで最も権威ある美食ガイドにて、世界一のグルメ都市として評価されている東京。世界各国津々浦々、あらゆるジャンルの料理が集まっています。それも、現地の味わいを完全に再現していたり、もはや本場よりもクオリティが高かったり。海を越えて異郷の地へ出向かずとも、ここ東京は素晴らしい美食との出会いであふれているのです!

今回ご紹介するのは、アルゼンチン料理レストラン「コスタ・ラティーナ」。アルゼンチンは、チリとともに南アメリカの最南端に位置する南北に長い国です。スペインの植民地だったことから牛の飼育が盛んになり、その結果主食が牛肉になったのだそう。
そんな種類豊富な牛肉料理のなかで最も代表的なものが「アサード」といわれるアルゼンチンのバーベキューです。元々はアルゼンチンのガウチョ(カウボーイ)たちが、岩塩だけで味付けした牛肉を焼いて食べていたもの。こちらのお店では、アルゼンチン人のオーナーが材料や焼き方にまでこだわった本場のアサードをはじめ、様々なラテンアメリカ料理を味わえるのです。

ドアを開ければ、そこはもう熱気あふれるラテンビーチリゾート!?

お店があるのは、京王線の神泉駅から5分ほど歩いた淡島通り沿い。色鮮やかな黄色い外壁と、柱に描かれた大きなイグアナの絵が目印!店名の「コスタ」はスペイン語で「海岸」という意味で、たしかに海岸沿いにある洒落たホテルのような外観です。
▲南国のリゾートを思わせる外観
▲ドアや外壁(上方)にはイグアナの意匠があります
さっそく店内に入ってみましょう。店の1階は、ビーチリゾートのバーのような空間に。店内に流れる陽気なラテン音楽にマッチした、なんとも素敵なカウンターがあります。
▲1階のバーカウンター
こちらのお店は、各階ごとに内装の雰囲気が変わります。オープンキッチンのある2階にはテーブルが3卓ほど。落ち着いた隠れ家レストランといった感じです。テーブル同士の間が離れており、リラックスして食事ができるのもうれしいですね。
▲オープンキッチンのある2階

ここは森のなか!?屋上テラスに広がる幻想的な世界

次にアサードを焼く、専用の釜があるという屋上テラスへ向かいました。パーティースペースのある3階を通り過ぎ屋上へ向かうと、そこにはなんとも不思議で幻想的な光景が広がっておりました!
まず、目にとまったのが灯りのついた大きなテント。このとんがり屋根の素敵なテントはティピ(インディアンテント)と呼ばれ、中には12人も入ることができるのだとか。

そしてテントの外には、素敵な夜景が広がっています。碧色に染まっていく夕闇の中に、星の光と高層ビルの窓からこぼれる明かりが浮かび上がりムード満点。都心にいるはずなのに、たくさんの草木が植えられているせいか、まるで自然のなかにいるように感じられました。渋谷の夜景を見ながら、グランピング(ラグジュアリーなキャンプ)をしているような、なんとも贅沢な気持ちを味わうことができます。

夏には、屋上テラスにバーカウンターを設け、爽やかな風を感じながらカクテルを楽しむことができるのだそうです。こちらもぜひ行ってみたいですね!

さて、お目当てのアサードは……テントの横の「パリーシャ」と呼ばれる専用釜で焼かれておりました。このパリーシャはお店のオーナー、ディエゴさんがアルゼンチンから取り寄せたもの。アルゼンチンでは、各家庭にあるというほどポピュラーなんだとか。
右手前から、「骨付きチキンレッグ」、「皮付きポーク」、左手前から手作りの「ソーセージ」に「チョリソー」、一番奥が「モルシーシャ」と言われる豚の血入りソーセージです。

続いて焼き始めたのがこちら。アサードのなかでも一番良く食べられる牛肉の「骨付きリブロース」です。
アルゼンチンで、お肉といえば牛肉!このお店の牛肉はアメリカ産ですが、牧場オーナーがアルゼンチン人で、できるだけ本場に近い肉質のものを使用しているのだとか。味付けは、アンデスの岩塩のみ。シンプルだからこそお肉の旨味をしかりと味わえるのですね。

彩り豊かなサイドディッシュと本場のアサードに舌鼓!

お肉が焼けるのを待っている間に、サイドディッシュを用意していただきました。
▲「アルゼンチングリル」(3,800円・税別)のサイドディッシュ。手前から時計回りに「セビチェ(シーフードのマリネ)」、「エンパナーダ(アルゼンチンのミートパイ)」、「サラダ」に「パパスガウチョ(ガーリックのポテトフライ)」
「エンパナーダ」は、さくさくのパイ生地と香辛料を混ぜたひき肉が絶妙にマッチしていました。「パパスガウチョ」は、ポテトの甘味にガーリックの風味がきいていて、シンプルなのにクセになる味です。

サイドディッシュに舌鼓をうっていると、待ちに待ったアサードが運ばれてきました。
▲ど~ん!とお皿に盛られたアサード。芳ばしい香りがたまらない!奥にあるのがアサード用特性ソースの「チミチュリーソース」
では、さっそくいただきましょう。まずは、「皮付きポーク」から。
カリカリに焼けた皮に特性ナイフをあて、出来るだけ垂直に切っていきます。気になるお味は……皮の芳ばしさと豚肉ならではの甘みが素晴らしいです。意外と脂っぽくなく、さらりといただけます。

続いて、自家製ソーセージと骨付きのチキンレッグをいただきました。ソーセージは表面を噛み切ると、ジューシーな肉汁が溢れ出てきます。骨付きのチキンレッグはさっぱりとした塩味がとても美味しいです。

そして最後はこちら、骨付きリブロースをいただきます。
一口食べて驚くのが、その柔らかさと肉本来の旨味。日本の脂の多い霜降り肉とは違い、適度に脂はのっているものの「肉を食べている」と感じられる、お肉そのものの味が噛むほどに広がります!玉ねぎやパセリ、ビネガーなどを混ぜあわせた付け合せのソース「チミチュリーソース」をつけて食べると、お肉のうまみをさっぱりしたソースが引き締め、また違った味わいを楽しめます。
こんな美味しいアサードのコースをさらに盛り上げてくれるのが、アルゼンチンワイン(別料金)。
鮮やかなルビー色と力強い味わいが特徴の赤ワインは、アサードと相性抜群!お肉料理には、辛口のワインがオススメだそうです。

ちなみに今回ご紹介した「アルゼンチングリル」はお肉を焼くのに時間がかかるため、前日までの予約が必要になります。

都会の中心にいるということも忘れ、バカンスに来たような開放的な気分になれる店内で、おいしいお肉や彩り豊かなアルゼンチン料理をいただけるこちらのお店。「お肉が食べたい!」と思った時には、「コスタ・ラティーナ」へ!
立岡美佐子

立岡美佐子

編集プロダクション・エフェクト所属の編集者&ライター。好きなものは、旅行とごはん。おいしいものやステキな景色のためならば、日本といわず世界各国どこへでも! 住まい、旅、食、街などジャンルを問わず執筆中です。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

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