雰囲気抜群の古民家カフェ坂ノ下で味わうパンケーキは懐かしの味

2015.06.23

ここ数年、大ブームになっているパンケーキ。添えられたたっぷりの生クリームとともに、メープルシロップを掛けていただくのが定番で、原宿あたりの人気店では連日のように行列が絶えません。たしかにあのビジュアルにそそられないスイーツファンはいないでしょう。

そもそもパンケーキとはホットケーキの一種で、アメリカでは厚めのものをホットケーキ、薄めのものをパンケーキと呼ぶことが多いそうです。さらに調べてみると、面白いことが分かりました。パンケーキの“パン”とは、いわゆる食パンの“パン”ではなく、フライパンの“パン”が由来。つまりフライパンで焼いて作るから“パンケーキ”と呼んでいるんですね。

そんなパンケーキですが、東京だけでなく今や全国的に流行中。今回ご紹介する鎌倉の「cafe 坂の下」でも大人気で、ほとんどのお客さんがオーダーします。しかも、今ほどパンケーキが注目を集めていなかった2007年のオープン当時から、看板メニューとして人気を博しているのだそう。年季が違うわけです! そこで早速、その味を確かめに鎌倉へと向かいました。

鎌倉の路地にたたずむレトロな古民家

情緒漂う車両で知られる江ノ電の長谷駅から、民家が立ち並ぶ路地を相模湾に向かって5分ほど歩くと、お目当ての「cafe 坂の下」に到着。こちらもまた江ノ電に負けず劣らず、味のある古民家です。なんでも築90年の古民家をカフェに改装したとか。大きい派手な看板もなく、町並みにもすんなりと溶け込み、じつにイイ感じです!
店内に入ると出迎えてくれるのは、世界中から集められた家具と、そこかしこにディスプレーされた雑貨たち。テーブルやイスなどの家具はそれぞれ違うデザインで、革張りのソファーもあれば籐椅子もあります。そんな一見、統一感がなさそうな家具たちですがこの部屋に不思議と馴染み、ついつい長居したくなる雰囲気を醸しだしてます。

スタッフの方に話を聞くと、鎌倉を舞台とした人気ドラマに登場するカフェのモデルになったそうで、ロケ地巡りで立ち寄る方も多いんだとか。次はテラス席に出てみましょう。
緑に溢れたテラス席は、希望するお客さまも多いとのこと。民家に隣接していますが目隠しもバッチリで、落ち着いて過ごせる空間です。人気の理由がよく分かりますね。
テラス席の片隅にあるのは、キャンドルスタンドなどのオブジェ。それらが竹垣や垂れ下がったツタと相まって趣のある雰囲気を感じさせてくれます。
メニューはふむふむ……。パンケーキは6種類で、他には名物のシラスが乗ったピザなどもあります。ピザも気になるところですが、ここはやはりパンケーキ! ということで、バニラアイス添えのパンケーキ(950円・税込)と季節限定のハニーレモネードソーダ(680円・税込)を注文しました。そして待つこと数分。いよいよ待望のパンケーキ様がテーブルにやってきました。

人気のパンケーキはボリューム満点!

バーン! いかがですか、このたたずまい。直径約15cm、厚さは1.5cmと厚めのパンケーキが3枚、そして脇にはたっぷりの生クリームとバニラアイスが。堂々としたその姿を目に焼き付けて、早速いただきましょう。
ここで登場するのが、パンケーキと相性抜群のメープルシロップ。琥珀色のとろ~りとしたこの液体を掛けると、焼きたてのパンケーキの香ばしい匂いと、メープルシロップの甘くて芳醇な香りが交じり合い……味への期待値が最高に高まります!
しかし焦らず慌てず落ち着いて、ナイフとフォークでご開帳。まずはシンプルに、メープルシロップを掛けただけのパンケーキを味わってみます。……なるほど! 表面はサクッと、中はフワフワしっとり、最高の食感です。もちろん味わいも文句なしの美味しさ。幼い頃に食べた母親お手製のホットケーキのような、どこか懐かしさも感じました。

お次は、生クリームとバニラアイスを加えてパクリ。ん~うまい! パンケーキに、メープルシロップ、生クリーム、そしてバニラアイス。最強の組み合わせではないでしょうか。そしてやっぱりどこか懐かしい……。店長の浅田麻由さんに、このパンケーキの懐かしさの秘密を聞いてみました。
「実はこのパンケーキは、当店のオーナーが幼いころに母親に作ってもらったものを再現したメニューなんです。当時の家庭では、バターをたっぷり塗って食べることが多かったんですよね。実はバターには、ほんのりと塩味が含まれているんです。ですので、私たちのメニューにも若干の塩気が感じられるようにしています」。

なるほど、どうりで懐かしさを感じるわけですね。このパンケーキを求めて北海道から九州・沖縄まで、日本全国からファンが集うのも納得です。

古都、鎌倉の路地にひっそりとたたずむ「cafe 坂の下」。スイーツ好きを自称するなら、マストで行くべきお店ですよ。
荒井しんご

荒井しんご

編集プロダクション・エフェクト所属。守備範囲はグルメ、旅行、スポーツ、不動産……と多岐に亘るライター・編集者。年間100人以上のインタビューをこなすが、じつは人見知りで、取材以外の時間は猫と会話していることが多い。座右の銘は『泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生』。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

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