四日市名物「大とんてき」を「まつもとの來來憲」で味わう!
2016.04.17 更新
今では三重県四日市のご当地グルメとして全国的にも有名になった「とんてき」。今回は、四日市市の松本街道沿いにある超人気店「まつもとの來來憲(らいらいけん)」へ「ガルルル~!」と、お肉を求めてやって参りました。

元祖「四日市とんてき」の「來來憲」

▲マスコットキャラクター・ブタ君の看板が目印
意外にも「四日市とんてき」の歴史は古く、発祥は戦後間もないころ。
とある飲食店の大将が、豚の厚切り肉を、大粒ニンニクと秘伝のタレで焼いたステーキを開発しました。豚のステーキだから「とんてき」と名付けられたそのメニューは、店の看板メニューとして瞬く間に大人気になったのだとか。
そのお店の名前は「來來憲」。
そして今回訪れた「まつもとの來來憲」は、「とんてき」発祥の店「來來憲本店」で約10年間修行を積まれた橋本勝博(かつひろ)さんが、本店の大将からの後押しもあり、開店されたお店。
お店は40年ほど前の開店当初から大盛況で、多いときには100人近くの行列をつくったこともあるんですって。
とある飲食店の大将が、豚の厚切り肉を、大粒ニンニクと秘伝のタレで焼いたステーキを開発しました。豚のステーキだから「とんてき」と名付けられたそのメニューは、店の看板メニューとして瞬く間に大人気になったのだとか。
そのお店の名前は「來來憲」。
そして今回訪れた「まつもとの來來憲」は、「とんてき」発祥の店「來來憲本店」で約10年間修行を積まれた橋本勝博(かつひろ)さんが、本店の大将からの後押しもあり、開店されたお店。
お店は40年ほど前の開店当初から大盛況で、多いときには100人近くの行列をつくったこともあるんですって。

店舗は20年ほど前に建て直し、30台分の駐車場もできました。
「それでも、外の待ち合い席で順番を待っていただくこともあって、心苦しい」と語る女将さん。
「それでも、外の待ち合い席で順番を待っていただくこともあって、心苦しい」と語る女将さん。

▲この手作り感が温かい
県外からだと、名古屋・大阪・京都。遠くは北海道や沖縄からも、このとんてきを食べるためだけにお店を訪れるお客さまがいるのだそう。

▲気取らずにくつろげる、広々とした店内
テーブル席とお座敷を囲む壁には、手書きのポップがいっぱい!
モットーは、心のこもったおもてなし

▲豚肉の仕込み
厨房では、大将の橋本さんが大量の豚肉をさばきます。
「まつもとの來來憲」の「とんてき」はお肉が大きいのも特徴のひとつ。お店の定番人気メニューはその名も「大とんてき」。
厳選した三重県産豚肩ロースを一人前でなんと250gも使用します。
「まつもとの來來憲」の「とんてき」はお肉が大きいのも特徴のひとつ。お店の定番人気メニューはその名も「大とんてき」。
厳選した三重県産豚肩ロースを一人前でなんと250gも使用します。

▲「大とんてき」用の、厳選三重県産豚肩ロース
一辺をつなげたまま切り込みが入れられた大きな一枚の豚肉。その大きさと形からグローブとも呼ばれているそう。

▲仕込みに入ると、優しい表情から一変、厳しく真剣なまなざしに
厨房は、大将と女将さん、そして今は息子さんも加わり、3人で切り盛りされています。
「うちの奥さんおらんかったら、ここまでやってこれんかった!」と、照れながらつぶやく大将。
和食の料理人でもあった女将さんと出会い、二人三脚で築き上げてきたお店です。
「開店当初から、今も変わらず、一品一品真心を込めて作らせてもらってます」と大将。
このひたむきな姿勢と温かな人間味が、お客さんの心をつかんで離さないのだろうと、ひとりうなずいた瞬間でした。
「うちの奥さんおらんかったら、ここまでやってこれんかった!」と、照れながらつぶやく大将。
和食の料理人でもあった女将さんと出会い、二人三脚で築き上げてきたお店です。
「開店当初から、今も変わらず、一品一品真心を込めて作らせてもらってます」と大将。
このひたむきな姿勢と温かな人間味が、お客さんの心をつかんで離さないのだろうと、ひとりうなずいた瞬間でした。
いよいよ、「豚肉」→「とんてき」に!

たっぷりのラードの中で転がるにんにくの香りが食欲をそそります。
そして、にんにくの香りが立ったところで豚肉が中華鍋に。
そして、にんにくの香りが立ったところで豚肉が中華鍋に。

▲ニンニクと豚肉の芳ばしい香り
こんがりと付いた焼色が、カリッとした食感を連想させます。

▲ジュー! とキレのいい音をたて、注がれる秘伝のソース
B級グルメがブームということもあり、今では多くのお店で提供されるようになった「四日市とんてき」。
2008年に発足した「四日市とんてき協会」の定義によると、
(1)ソテーした厚切りの豚肉である
(2)黒っぽい色の味の濃いソースが絡められている
(3)にんにくが添えられている
(4)付け合わせは千切りキャベツが主である
これが「四日市とんてき」なのだそう。
2008年に発足した「四日市とんてき協会」の定義によると、
(1)ソテーした厚切りの豚肉である
(2)黒っぽい色の味の濃いソースが絡められている
(3)にんにくが添えられている
(4)付け合わせは千切りキャベツが主である
これが「四日市とんてき」なのだそう。

これこれ! この光景が、かっこいいんですよね~。
今も昔も変わらぬ人気の「大とんてき」を堪能!
平日の夕刻。開店を待って続々とお客さんが詰めかけます。
ボリューム満点の「大とんてき」を求めてやってくるのは、がっちりとした体格のお兄様方ばかりなのではと思いきや、意外にも女性が多いことにビックリです!
ボリューム満点の「大とんてき」を求めてやってくるのは、がっちりとした体格のお兄様方ばかりなのではと思いきや、意外にも女性が多いことにビックリです!

▲大とんてき定食(トン汁・漬物・ご飯付き) 1,725円 (税込)
山盛りの千切りキャベツを枕に豪快に盛られた「大とんてき」の、つややかでどっしりとした存在感には、「お見事!」という言葉しか見当たりません。
ちなみに、「大とんてき」を注文すると、キャベツのおかわり自由なんです。
さらに、定食を注文すると、キャベツだけでなく、トン汁・漬物・ご飯のおかわりも自由という、なんとも太っ腹なサービス!
ちなみに、「大とんてき」を注文すると、キャベツのおかわり自由なんです。
さらに、定食を注文すると、キャベツだけでなく、トン汁・漬物・ご飯のおかわりも自由という、なんとも太っ腹なサービス!

▲大とんてき(単品)1,510円 (税込)
お肉自体の余分な脂身は切り落としてあるので、さっぱりとしたお肉にまったりとしたラードが絡んで絶妙。
噛めばサクッと芳ばしく、口の中にはジワッと溢れる肉汁が…。
「ガルルルル~!」
老若男女、ガツガツいけちゃう逸品です。
たっぷりかかった秘伝のソースがまた、キャベツにも合うんですよね~。
この黒いソース、豚肉の甘みが溶け込んでいて辛くはありません。スパイスの香りもまろやかで、とても奥深い味。
そして、とんてきに添えられたホクホクの大粒にんにくにも、ファンが多いのだそうですよ。
250gのお肉も山盛りキャベツもペロッと完食です。
「ごちそうさまでした」。
噛めばサクッと芳ばしく、口の中にはジワッと溢れる肉汁が…。
「ガルルルル~!」
老若男女、ガツガツいけちゃう逸品です。
たっぷりかかった秘伝のソースがまた、キャベツにも合うんですよね~。
この黒いソース、豚肉の甘みが溶け込んでいて辛くはありません。スパイスの香りもまろやかで、とても奥深い味。
そして、とんてきに添えられたホクホクの大粒にんにくにも、ファンが多いのだそうですよ。
250gのお肉も山盛りキャベツもペロッと完食です。
「ごちそうさまでした」。
「とんてき」には、良質な栄養素がたっぷり!
豚肉には、疲労回復や、皮膚の新陳代謝を促し肌荒れなどの改善に効果が期待できる、ビタミンB1がたくさん含まれているんですって。
キャベツもまた、免疫力を高めたり美白に良いといわれるビタミンCがたっぷり!
そして、とんてきに欠かせないにんにくに期待される効果も、疲労回復、高血圧やがんの予防、血液サラサラ、冷え性の改善、アンチエイジングなど、数えきれないほど。
美容にも健康にも、とってもよさそうですね。
女性に人気の秘密は、味だけでなく、こんなところにあったのかも!
「最近ちょっと疲れてるかな~」と、バテ気味なあなた。
四日市とんてきで、モリモリ元気をつけてくださいませ。
キャベツもまた、免疫力を高めたり美白に良いといわれるビタミンCがたっぷり!
そして、とんてきに欠かせないにんにくに期待される効果も、疲労回復、高血圧やがんの予防、血液サラサラ、冷え性の改善、アンチエイジングなど、数えきれないほど。
美容にも健康にも、とってもよさそうですね。
女性に人気の秘密は、味だけでなく、こんなところにあったのかも!
「最近ちょっと疲れてるかな~」と、バテ気味なあなた。
四日市とんてきで、モリモリ元気をつけてくださいませ。
まつもとの來來憲
三重県四日市市松本2丁目7-24
[営業時間]11:00~14:00L.O.、17:00~20:00L.O.
[定休日]月・火曜 (祝日の月曜は営業)
059-353-0748
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報は直接取材先へお問い合わせください。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。
また、本記事に記載されている写真や本文の無断転載・無断使用を禁止いたします。