那智勝浦で、絶品“生マグロ”の「まぐろ丼」に舌鼓

2016.02.24 更新

天然“生マグロ”の、おいしい「まぐろ丼」が食べられると聞いて、和歌山県の南端に位置する那智勝浦町(なちかつうらちょう)の、「ますだや」さんと、「那智ねぼけ堂」さんへ行ってきました。

生まぐろの「まぐろ丼」

「ますだや」の、とろけるような「まぐろ丼」に感動!

那智勝浦町にある勝浦漁港は、生鮮マグロの水揚げ量日本一を誇る漁港です。
クロマグロやメバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロなど、季節によって水揚げされるマグロの種類は変わりますが、1年をとおして市場に並ぶマグロの姿は迫力満点。

「ますだや」さんは、目の前が勝浦漁港。毎日仕入れる新鮮な生マグロを使った料理が自慢です。
地元和歌山生まれの書家、田中太山(たなかたいさん)氏作の看板が目印です。
▲地元和歌山生まれの書画家、田中太山(たなかたいさん)氏作の看板が目印です
小上がり席のほかテーブル席もあり、アットホームで落ち着ける店内
▲小上がり席のほかテーブル席もあり、アットホームで落ち着ける店内

絶品マグロに“二度惚れ”“三度惚れ”

日本人にとってマグロは、最も親しみのある魚ではないでしょうか?
それもそのはず、縄文時代の遺跡からもマグロの骨などが見つかっていることから、古くはその時代から食べられていたのではないかと言われています。
マグロは、先祖代々日本人の食生活に根ざした食材だったんですね。

でも、縄文人がこんなに美味しい食べ方を知ったら、さぞ驚くでしょうね。
「現代に生まれて幸せ!」
まぐろ丼 1,080円(税込)
▲まぐろ丼 1,080円(税込)
運ばれてきた、つやつやの「まぐろ丼」に、目が「キラン!」

たれに漬け込み、鮮度を閉じ込めた“マグロのづけ”が、温かいご飯に盛りつけてあります。

この照りが食欲をそそりますね~!

口に入れると、ひんやり冷たいマグロと、温かいご飯が合わさり、ちょうど人肌程度に。
まったりと舌に絡み付くマグロの食感と、甘みが最高です。

ご飯にも、醤油ベースのづけダレがいい感じでしたたり、甘からず辛からず、これまた絶妙な加減。
ぺろっと平らげ、思わず「おかわり!」といいたくなるほどです。
まぐろ春巻き 1,080円(税込)
▲まぐろ春巻き 1,080円(税込)
「ますだや」さんでは、「まぐろ丼」だけではなく、ここでしか食べられない独自のマグロ料理で、訪れる人を楽しませてくれるんですよ。

たとえば、「まぐろ春巻き」。
生春巻きではなく、揚げ春巻きです。
斬新ですね~!
しかも、揚げ春巻きと聞けば、中のマグロは火が通ってパサパサとしたものを想像しませんか?
ところがなんと、春巻きの皮に包まれたマグロは、レア状態なんです。…スゴイ!
さすがの職人技ですね~!

サックサクの春巻きの皮の中から、トロンとした生マグロ、そして相性抜群のチーズと梅肉が、これまたトロットロッ!
大葉の香りも強すぎず、ちょうどいいアクセントになっていて、マグロの旨みを引き立てています。
まさに絶品!

大好きなマグロに二度惚れしてしまいました。
▲まぐろシューマイ 670円(税込)
▲まぐろシューマイ 670円(税込)
そして次にご紹介するのが、「まぐろシューマイ」。
こちらも、珍しくて美味しいと大人気のメニューなんです。

「ほふほふ」と、熱々のシューマイを口に入れ噛み締めたとたん、マグロの香りが口いっぱいに広がります。
こちらもマグロがパサパサすることはなく、モッチリした皮と、「ふわっ」とやわらかな具の食感が癖になりそう。
食べやすい小さめサイズなので、次から次へとパクパクいけちゃいます。
まぐろづくし
変幻自在に姿を変えるマグロに、そして「ますだや」さんに、三度惚れです!

「那智ねぼけ堂」の、ゴージャスな「まぐろ丼」に出会う!

勝浦漁港から、国の名勝に指定されている「那智の滝」へ向かう途中にあるのが、「那智ねぼけ堂」さん。
広々とした店内には、特産品の販売や、お菓子の製造工程が見学できるコーナーも。
▲広々とした店内には、特産品の販売や、お菓子の製造工程が見学できるコーナーも
「那智ねぼけ堂」さんは、オリジナルの黒飴スイーツが人気の、お菓子処でもあるんです。
こちらのお店にも田中太山(たなかたいさん)氏の作品が(写真右側)。
▲こちらのお店にも田中太山(たなかたいさん)氏の作品が(写真右側)
開放感のある広い食堂では、近海の天然生マグロを使った、こだわりの食事を提供しています。
生まぐろ丼 (2倍盛り) 1,650円(税込)
▲生まぐろ丼(2倍盛り)1,650円(税込)
こちらが「那智ねぼけ堂」さん特製の「生まぐろ丼(2倍盛り)」です。
ゴージャスですね~!
透明感のある赤色が、みずみずしいバラの花のよう。
さすがは鮮度が命の生マグロ。艶が違います。
ゴージャスな「まぐろ丼」
「いただきま~す!」

このこぼれ落ちそうなマグロの切り身。マグロ好きにはたまりませんね~!
それにしても、すごいボリューム! なかなかご飯が見えません。

冷たい生マグロと温かいご飯が出会い、口の中でマグロの旨みが際立ちます。
「あま~い!」
このもっちりとした食感と甘みこそが、生マグロの醍醐味です。
「うーん。 大満足!」
まぐろひつまぶし御膳 1,450円(税込)
▲まぐろひつまぶし御膳 1,450円(税込)
さて、こちらは「まぐろひつまぶし御膳」。
マグロの「ひつまぶし」は、初体験です。

まずはそのまま、「まぐろ丼」本来の味を楽しみます。

マグロの旨みと、ごまの芳ばしさがマッチして、おいし~い!
薬味を添えた「まぐろ丼」
そして次は、梅肉、たまり昆布、ぶどう山椒などの薬味を好みで加えていただきます。

紀州南高梅の芳醇でまろやかな酸味。
醤油発祥の地ともいわれる湯浅の醤油にじっくりと漬け込んだ、たまり昆布の深い味わい。
有田のぶどう山椒のさわやかな香りとピリっとした辛み。
このひとつのおひつの中に、和歌山の味が満載です。

それぞれの薬味がマグロと絶妙なハーモニーを醸し出し、幾とおりもの味を楽しめるのが嬉しい!
だしを注ぐ「まぐろ丼」
いよいよ締めは、熱々のダシをかけて、お茶漬け風にサラサラッといただきます。
ダシの熱でマグロの表面の色が少し変わったところで、ほぐしながら豪快に!
昆布とかつお、あごのダシが効いています。

3つの食べ方が楽しめる、贅沢な一膳でした。

「ますだや」さん、「那智ねぼけ堂」さんの、生マグロを使った絶品マグロ料理。味もさることながら、ほっこりと心温まるお店の雰囲気に、再来を誓う和歌山への旅でした。
Yukitake

Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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