鎌倉の海で人生大きく飛躍!? フライボードに乗ってきました!

2015.06.23 更新

ついに体験しました! フライボード。その名は聞き慣れていなくとも、下の写真を見ていただければ、どんなものかお分かりになっていただけるでしょう。ちょっと前までテレビCMでも、こんな映像が流れてましたよね。今回はそんなフライボードを、鎌倉の海で体験してきました!

この新感覚マリンスポーツが誕生したのは、フランスのマルセイユ。2012年5月のことでした。それからすぐに世界28カ国で展開され、日本でも確実に競技人口を増やしました。「フライボード」とは両足に装着するボードのことを指し、同時にそれを使ったスポーツのことも意味します。つまり「スノーボード」と同じような呼び方ですね。

宙へと飛ぶ仕組みは意外とシンプル。水上バイクはそもそもマシン後部にある噴出口から噴射する水を推進力にして、前へと進みます。水上バイクとフライボードを専用ホースでつなぐことで、ボードから水が噴射され、その水圧で体が押し上げられるというわけなんです。

習うより慣れろ! 座学もそこそこに実践開始

体験スクールを主催しているのは、鎌倉の材木座海岸から徒歩2分ほどの場所にある、水上バイク専門店の「JSP鎌倉」。こちらはフライボードスクールのほか、ウエイクボード、水上バイク、カヤックなどのスクールも開催している、いわばマリンスポーツの専門学校みたいな存在です。

指導してくれるインストラクターは水上バイク歴約30年のキャリアを誇る、飯野源太郎さん。もちろん、フライボードもお手のもの。じつに心強い味方です!
十分なストレッチをして身体をほぐしてから、ウエットスーツ、ライフジャケットに身を包み、さらに飯野さんと会話ができるマイク付きのヘルメットを装着。ちなみにウエットスーツをレンタルする場合、持参するのはタオルぐらい。ほぼ手ぶらでOKです。
海岸に出ると、まずはフライボードに固定されたブーツの着脱を何度か繰り返します。そして飛ぶにあたって一番重要なポイントとなる、バランスの取り方のレッスン。フライボードが空中に上がったとき、後ろに倒れそうになったら前へ重心を移動させる、前に倒れそうだったらその逆を……。これ、頭では分かるんですが、実際はなかなか……水中、もとい、空中でマスターするしかないようです。
続いて、飛び上がるまでの一連の動作について、身振り手振りを交えた丁寧な指導が始まりました。まずうつ伏せの状態で体を反らしながら、ボードが身体の下に向くように足を移動させます。そうして飛ぶ態勢を整えたら、バランスを保ちつつ徐々に膝を伸ばしていく。このとき水上バイクのドライバーは、徐々にアクセルをふかし、ボードを押し上げるパワーを送り込みます。そうやってボードがだんだんと高い位置まで上がっていくというわけ。
とまあ、こればっかりは実践あるのみのようです。百聞は一見にしかず、論より証拠というわけで、いよいよ沖に出ることになりました。

飯野さんによると「ほとんどの人が15分ほどである程度は飛べるようになる」とのこと。その言葉を受けて、先ほどまで教わっていた一連の流れを、脳内でシミュレーションしてみましたが、なにしろこちとら未経験者です。その15分間でいったいどれだけのことができるようになるのか、皆目検討がつきません。

ドキドキは止まりませんが、ここは飯野さんを信じるしかないようです。果たして、結果はいかに!?
さて、沖に出たらついにチャレンジ開始です。もちろん、最初から簡単に飛べるなんてまったく思っていません。失敗を積み重ねて人は初めて成功するってもんです。

というわけで、飛ぶ合図がきたのでファーストトライしてみました。まずはうつ伏せ状態から、反り返りながら、水面をジャブジャブ進みます。それで、足を下にして……いきなり飛ぶか、飛んでしまうのか……。
はい、失敗。そりゃ未経験者が一発目から飛べるわけがない! さあ、仕切りなおして、もう一回!
はい、また失敗。このあとも、失敗を数回繰り返しましたが、なかなかうまくいきません。そして徐々に息は荒くなり、体中の筋肉が言うことを聞かなくなってきています。しかし飯野さんのアドバイスが、次第に理解できるようになってきました。あと何回かトライすれば、飛べるかもしれない。そう思いながらなんとか息を整え、チャレンジを繰り返します。

呼吸は乱れ、体は言うこと聞かず。果たして奇跡は起きるのか!?

10回程度、連続で挑戦しました。が、何度やっても飛べません。やがて体力が限界を迎え、近づいてきた飯野さんの水上バイクにつかまり休憩しました。しばらく無言で休んでいると、「おしいですよ! 次は飛べそうです!」との嬉しいお言葉が。くじけそうな心に、ほのかな火が灯ります。ちなみに、スタートしてからまだ15分。できなくて当たり前の時間です。

しかし日頃の不摂生と運動不足がたたり、体力的にはそろそろエンディングを迎えそうな雰囲気。過去の自分の恨みながらラストチャンス気分で挑みます。
すると休憩したせいか、飯野さんが褒めてくれたせいか、さっきよりも体が軽くなり、お、おお、うまくいく気配。水上バイクのアクセルがふかされ、水面を進むスピードがどんどん上がります。さて、どうなる、どうなる。そろそろ、飛べ、飛んでくれ~。
と、その時は突然にやってきました。水中でボードの上にうまく乗れたと思った瞬間、体が海から突き出て空中へ!

ぱんぱかぱーん! ついに飛べたぞー!やりました~!

全然高くないうえに、すぐに落下しましたが……飛んだのは事実です。この浮遊感が忘れられなくて、フライボードにハマっていくのか……。それにしてもこのへっぴり腰、カッコ悪いですね。

そして、そこからはアンコールの志願の連続。体力がなくなってへこんでいた自分はどこへやら。飯野さんも一緒に喜んでくれて、どんどんチャレンジさせてくれます。そして正真正銘のラストトライへ!
見てください、ラストにどでかいのをお見舞いしてやりました! 相変わらずへっぴり腰のままですが。さあ陸へ帰ろう!
浅瀬に着いてから、最後の最後まで丁寧に指導してくださった飯野さんに、感謝の念を伝えつつ握手! 精一杯の笑顔でいたつもりなんですが、疲労のあまりこんな表情しか出ませんでした……。

いやあ、満身創痍とはまさにこのこと。明日からの筋肉痛が心配です。でも、トータルでの感想はかなり面白かった! とくにラストで味わったあの浮遊感は、体験した人にしか分からない気持ちよさです。次回はもっと体を鍛えてから、ですね!
荒井しんご

荒井しんご

編集プロダクション・エフェクト所属。守備範囲はグルメ、旅行、スポーツ、不動産……と多岐に亘るライター・編集者。年間100人以上のインタビューをこなすが、じつは人見知りで、取材以外の時間は猫と会話していることが多い。座右の銘は『泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生』。 編集:山葉のぶゆき(エフェクト)

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