「スパリゾートハワイアンズ」で気軽なハワイ旅行。プールに温泉、ポリネシアンショーを満喫!

2016.04.12

福島県いわき市にある「スパリゾートハワイアンズ」。2006年に公開された映画「フラガール」のモデルになったことでも知られるレジャー施設は、プールあり、温泉あり、ポリネシアンショーありで大人気のスポット!日ごろの疲れを癒してくれる、常夏ムード満点の楽園でした。

東京からのアクセス良好!4つの宿泊施設を有する常夏リゾート

昭和41(1965)年の開業以来、常夏気分を味わえる施設として人気の「スパリゾートハワイアンズ」。
プールや温泉を楽しみに、連日多くの人が訪れています。

「スパリゾートハワイアンズ」があるのは、福島県いわき市。東京からJRの特急で約2時間ほど。最寄りの湯本駅からは、無料の送迎バスで行くことができます。
車なら高速道路を使って2時間弱。意外と近いので、朝9時半の開館時間(春休みの時期)に合わせて出発すれば、閉館の22時15分までたっぷりと施設内を楽しみ尽くせます。

「『ゆっくり楽しみたい』ということで、今の時期だと半分以上のお客さんが宿泊されます」と、館内を案内してくれた、営業部の矢吹剛一(やぶきごういち)さん。
敷地内に建つホテルに宿泊する人は、新宿や池袋、横浜から出発している無料の送迎バスを利用できる、というサービスも(所要約2時間半)。
▲「スパリゾートハワイアンズ」のエントランス。エントランスでは、「つ~れってってつれってって♪ つ~れて~って~♪」とテレビCMでおなじみの音楽が流れていて、気分が高まります
▲オリジナルキャラクターの「CoCoネェさん」はヤシの木の妖精。「ココヨ、ココ」と話す彼女の声は、意外にもハスキーボイス
施設内のホテルは、「ホテルハワイアンズ」や「ウイルポート」、「モノリスタワー」など、合計4つ。利用する人は、それぞれの好みで選ぶことができます。
▲「ホテルハワイアンズ」の外観。和室が基本で、一人部屋から親子三世代が大人数で泊まれる部屋まである大衆型
▲2012年にできた「モノリスタワー」。ハワイと日本をミックスしたデザインが特徴で、ディナーバイキングが人気

東京ドーム6個分の敷地に広がる5つの温泉テーマパーク

スパリゾートハワイアンズ」は、「ウォーターパーク」「スプリングパーク」「スパガーデンパレオ」「ウイルポート」「江戸情話 与市」の5つの温泉テーマパークに分かれています。
すべてのテーマパークで、いわき湯本温泉の源泉をひいていて、その湧出量は毎分3.5トン!泉質は硫黄泉と塩化物泉の混合泉で、美肌、解毒作用、血圧低下などの効能があり、つかればつかるほど美しくなれる温泉といわれているんだとか。
▲「スプリングパーク」。南欧を意識した空間でリゾートスパを満喫できます。水着で楽しめる「スプリングタウン」と男女別のお風呂「温泉大浴場パレス」の2つのゾーンで構成。アカスリや整体も受けられます
▲屋外にある「スパガーデンパレオ」。赤・青・黄・緑の4色に区分けされていて、青の区画にはサウナも設置。青空を仰げて開放的。身も心もすっきり♪
「ウォーターパーク」「スプリングパーク(スプリングタウン)」「スパガーデンパレオ」は、水着で自由に行き来できる、プールと温泉のテーマパーク。
「ウイルポート」では、プールを利用したエクササイズを行うプログラムが随時開催されています。また、江戸時代の街並みと湯屋をモチーフにした「江戸情話 与市」と「スプリングパーク(温泉大浴場パレス)」では、裸で温泉とサウナが楽しめるなど、各テーマパークごとにさまざまな形で温泉を満喫することができます。

この日遊んだ「ウォーターパーク」は、ドームに覆われた一番大きいテーマパーク。
メインプールは幅20m、全長50m、広さ1,000平方メートル!ビーチボールで遊んだり、水にプカプカ浮かんだり……思い思いに楽しめます。
▲メインプール。この日は平日だったため、人も少なくゆっくり遊べた。休日は、まっすぐ泳げないほどたくさんの人で賑わうそう。行くなら平日が断然おすすめ!
▲プールサイドでは、浮き輪をはじめ、ビーチボールなどのレンタルも(浮き輪550円/1時間~)
メインプールに着水する3つのウォータースライダーは人気のアトラクション。一番スリリングな「ワンダーブラック」は、高さ16.8mのスタート台から全長131mのコースを滑ります。この高さは、なんと5階建てのマンション相当です。
スタート台まで登ってみましたが、下をのぞき込むとクラクラする高さ!さらに、スライダーのチューブが黒いため周囲は真っ暗で、方向感覚がなくなるのだとか。あまりの怖さに滑れませんでした……。
▲「ワンダーブラック」の入り口。見上げてもスタート台のデッキは見えないくらい高い
▲スタート台まで登ってきました。見下ろすと、人が米粒のよう
▲スタート台には、係の人もいて心強い。勇気のある人達がどんどん滑っていきます。このスライダーでは、2人乗りもできるのでカップルや友達同士で滑る人も
「ワンダーブラック」の利用料金は1回200円。他のウォータースライダーと共通で1日中乗れる「三種共通1日券」(2,300円)もあるので、スリルを楽しみたい人は1日券の利用がおすすめ。
※いずれのスライダーも、身長120cmに満たない方、泳げない方は利用できません。

「ウォーターパーク」にはその他にも、小さい子どもでも楽しめる「ワイワイオハナ」のエリアや、南国の魚を見ながら遊べる「流れるアクアリウムプール フィッシュゴーランド」などもあります。
▲「ワイワイオハナ」。音楽が流れる仕掛けのついたポンプなどがあり、小さい子どもでも飽きない工夫が満載!
▲青い光に満たされた「フィッシュゴーランド」。水の流れに乗りながら南国の魚を見て癒される

ミュージアムで「スパリゾートハワイアンズ」の歴史に触れる

施設内には、「スパリゾートハワイアンズ」の歴史を知ることができる「フラ・ミュージアム」もあります。
「スパリゾートハワイアンズ」と言えば、2006年に公開された映画『フラガール』のモデルになったことでも有名。主人公を演じた蒼井優さんの可愛さにほれぼれとした方も多いのではないでしょうか?
▲ミュージアム入り口では、“フラガール”たちが出迎えてくれます
「スパリゾートハワイアンズ」の始まりは、石炭産業の没落がきっかけでした。
かつて本州最大級の炭砿を経営していた常磐炭礦株式会社(「ハワイアンズ」を運営する常磐興産の前身)。戦前から戦後にかけて石鉱の街だったいわき市常磐地区は、活気に満ちあふれ、毎日がお祭りのようでした。
しかし、高度経済成長期に急速に進んだ石油へのエネルギー転換のあおりを受け、閉山が相次ぎ、石炭に依存していた地域経済は極めて深刻な不況に悩みます。

その危機的状況を救ったのが「温泉」でした。
ここはもともと石炭掘削の妨げになるほどの豊富な温泉が湧出していた場所。それを利用した温泉レジャー施設を建設することで、地域経済の再生と炭砿で働く人々やその家族の雇用維持を目指したのです。

「新事業のヒントを求めて、世界中の観光地を視察しました。そして最後に立ち寄ったのが常夏のハワイ。そこで今まで邪魔だった温泉を利用し、ハワイのショー娯楽を加えた温泉レジャー施設を作ろうと思い立ったのがきっかけです。視察メンバーがハワイを訪れたとき、現地の太鼓の音を聞いて、この太鼓のリズムが日本人に合うのでは、と思ったのも理由のひとつと聞いています」(営業部・矢吹さん)。
▲「スパリゾートハワイアンズ」の歴史の展示。開業当時の様子が写真を交えて紹介されています
この「温泉レジャー施設」の“売り”として考えられた、ハワイの伝統の踊り「フラダンス」。
昭和40(1965)年には、ダンサーを養成する「常磐音楽舞踊学院」を設立しました。
「炭砿の関係者が働かないと意味がない」という精神に基づいて、「一期生」には炭砿関係者の家族が入学。全員がほとんど踊りの経験すらない素人でした。
「ここでしか見られないショーを上演する」という目標のもと、必死に民族舞踊の習得に取り組み、ステージを華やかに盛り上げる“フラガール”が生まれたのです。

「炭砿人が働くことで目的が達せられる」という精神は、今日まで受け継がれており、従業員の8割はいわき市出身。なかには、親子三代で「スパリゾートハワイアンズ」で働いている、という人もいるのだそう。

ミュージアムには、フラダンスに使われる楽器も展示されています。
気軽に手に取って試してみましょう!
▲「ウリ・ウリ」という楽器。カラフルな鳥の羽がついたマラカスで、振るとシャカシャカ陽気な音がでます
▲「ウリリ」。ヒョウタンの中には植物の種が入っていて、ひもをひっぱると音がでるそう。残念ながらどうしても音が出せず……。訪れたらぜひとも試してみてください

“フラガール”による華やかなハワイアンショー

一日を通して見られるポリネシアンショーも「スパリゾートハワイアンズ」の醍醐味です。
昼のポリネシアンショー「MATSURI(マツリ)」は、毎日13時半から始まる45分のプログラム。
約30名のダンサーが登場し、フラダンスやポリネシアンダンス、男性ダンサーによるファイヤーダンスのほか、一般の方も参加できる体験コーナーなどもあり、お楽しみが盛りだくさん!

ここで華やかなダンスを披露してくれる“フラガール”は、「常磐音楽舞踊学院」の卒業生と在学生。「スパリゾートハワイアンズ」への入社と同時に入学し、2年間かけて技術を磨き、卒業後は専属ダンサーとして、「スパリゾートハワイアンズ」のショーに出演しています。
▲フラガールのパフォーマンス。華やかな衣装と踊りに目を奪われます
▲真ん中にいるのは、ソロダンサーでリーダーのモアナ梨江さん
優雅さで魅了されるフラダンスの次は、ファイヤーダンス。火をあつかう緊張感も相まって迫力満点です。
▲大技が決まるたびに観客席からは、感嘆の吐息が漏れます
▲体験コーナーでは「CoCoネェさん」も一緒に踊ってくれます。はじめはおそるおそる体を動かしていた参加者も、慣れてくるにつれてウキウキとした表情に

“フラガール”によるフラ教室を体験!

宿泊施設の「ウイルポート」では、フラ教室やタヒチアンダンスの教室も開講しています(要予約)。
本格的なショーを見たら踊りたくなるかも?!リズムに乗って体を動かすのが好きな人は、予約必至です。
「スパリゾートハワイアンズ」の入り口ロビーで、ムームーやアロハのレンタル(1,050円)も行っているので、着替えてハワイ気分をさらに盛り上げるのも◎。

今回体験したのは、フラ未経験でも気軽に参加できる「アロハ・エンジョイ・フラ」。
現役の“フラガール”が丁寧にフラを教えてくれます。
▲この日の先生は、先ほどのショーでソロを務めたモアナ梨江さん
最初に教わるのは、フラの基本のステップ3つ。
1歩ずつ左右に動く「カオ」と、2歩ずつ左右に動く「カホロ」。そして、片足ずつ前に出す「ヘラ」です。
この3つのステップを組み合わせ、「フキラウ」という曲を踊るのが、このレッスンのゴールです。
▲「カホロ」練習中。姿勢を正さないとへっぴり腰に
フラでは手の動きでさまざまなものを表現します。フラと聞いて多くの方が思い浮かべるであろう、両腕をくねくねと左右に動かす振りは「波」を意味しているそうです。

基本のステップを踏めるようになったら、いよいよ曲に合わせて振りを完成させていきます。
「フキラウ」最初の手の振り付けは、網を投げるしぐさ。
“みんなで網を投げて魚を取って食べようよ”という歌の内容にそって、全曲を通して手の振りがついています。
▲腰から網を放り投げます。網を投げたら「波」の手の動き
▲両手を重ねるのは「魚」を意味しています。「波」の振りの合間にいろいろな手の動きが入ってくるので、間違わないようにするのに必死
振りになれてくると、先生がどんどんアレンジを加えてくれるので、1時間めいっぱい楽しめます。時間が進むにつれ、他の参加者の方とも一体感が生まれてきて気持ちいいです。

手と足の動きが別だったり、手の動きを滑らかにするのがむずかしかったり……「ひとつひとつの所作を丁寧にせねば!」と気持ちが引き締まります。フラを続けていたら、普段のしぐさや気持ちも丁寧になっていくのかもしれません。
▲完成されてきたら、2グループに分かれて踊ったり2人1組になったり……。とても緊張しますが、楽しくてずっと踊っていたくなります♪

帰りはお土産を買って帰ろう!

売店では、「スパリゾートハワイアンズ」関連の商品やハワイ産の物などを購入できます。
せっかくなので、ハワイらしいお土産を買って帰ってはいかが?
▲ハワイアンズのお土産ベスト5コーナー。1位は、黄色いパッケージの「パイナップルダクワーズ」(1,080円~)。甘酸っぱさがおいしい
▲ハワイ島の人気ビール「コナビール」(1本580円)なども。南国気分を持ち帰ろう
「スパリゾートハワイアンズ」は、日本の伝統的な温泉を楽しみながら、ハワイのエッセンスを堪能できる、ほかにはないリゾート施設。忙しい日々のなかで南国気分を味わいたくなったら、「スパリゾートハワイアンズ」へリフレッシュしにいくのがおすすめです!

※価格はすべて税込み

撮影:北原千恵美
松本麻美

松本麻美

編集者、ライター。鎌倉育ち。美大卒業後、出版・編集プロダクションデコに所属。移住に関する雑誌『TURNS』や、その他小冊子、ウェブ媒体の編集・執筆などを手がける。デコ新刊:『新幹線を走らせた男 国鉄総裁 十河信二物語』『増補 健康半分』『顔望診をはじめよう』『サバイバル登山入門』など

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