「焼」「水」「揚」宇都宮の餃子厳選の3店舗!餃子の消費量日本トップクラスの街で食べつくす

2016.04.05 更新

宇都宮の地域文化として根付いている「餃子」。市民の味として親しまれているだけでなく、ここ10年程の間に「宇都宮といえば餃子」と全国的に知られるように。その味を確かめに宇都宮へ!

宇都宮市民にとって「餃子とは何なのか?」というと、2006年に宇都宮市内の中学校生徒と保護者などに実施したアンケートで「わたしの好きな食べ物」「宇都宮市民の誇れること」の両部門で1位を獲得したのが餃子。市民に深く愛されている食べ物なんです。

1995年から15年連続で餃子の消費量日本一を獲り続けてきた宇都宮市。1995年頃にテレビで取り上げられたのをきっかけに全国的に有名になり、今や市民や観光客に「餃子の街」として知られています。
宇都宮市内には餃子専門店と餃子を扱う料理店が合わせて約300軒!その中でライター金澤がここは美味しい!と思ったところを厳選して紹介。今回は「焼餃子」「水餃子」「揚餃子」に分けて教えちゃいます。

宇都宮で「羽根付き餃子」といえばココ「めんめん」

▲繁華街にある「めんめん」。隣に有料パーキングがあるので車でもOK
宇都宮の「焼餃子」の中でも、スタンダードな味を求めて「めんめん」にやってきました。宇都宮餃子会の局長をはじめ、市民が口を揃えて「宇都宮の羽根付き餃子といえばココ!」という「めんめん」。
宇都宮の餃子は主に白菜を使用している店舗が多く、全体的に野菜の比率が高いことが特徴で、思っている以上にヘルシーなんです。
▲パリパリの羽根が美しくギョーザを覆っています。6個で360円(税別)
▲まずはそのまま、次はお酢だけ、次にラー油を足して、お好みで醤油…と店内の壁には食べ方の案内も
案内に従ってまずはそのままいただきます。箸で割ってみるとじゅわりと汁が。餡は野菜が多めの7:3の比率。白菜を使っているということで、野菜の甘みがたっぷり感じられます。
餃子の皮は薄めです。食べた時に溢れ出る汁は、ガラスープ!肉汁ではないからこそあっさりと食べられるのです。
▲なんとこちらのお店で、宇都宮餃子会の事務局長、鈴木さんに偶然お会いしました!せっかくなので一緒にいただきます♪
毎日のようにギョーザを食べているという鈴木氏も、「めんめん」の味はやはり飽きない様子。
「めんめんは、羽根が旨い。うちの子供はまず羽根から食べます(笑)」
羽根の部分に、餃子から染み出る旨みが含まれるため、これだけでもパリパリいけちゃうほどです。
「子供の頃から餃子は身近な食べ物で、学生の時は学校帰りに腹が減って餃子一皿食べて自宅に戻る感じでしたよ」
もちろんその後に夕飯は食べるわけですよね…宇都宮市民にとっては、食事というよりもおやつ感覚のようです。

宇都宮市内にある餃子店は、餃子と飲み物のメニューしかない完全なる専門店が多いのが特徴。ちょっとお腹がすいたから一皿食べる、なんてふうに身近な食べ物なんです。
▲「めんめん」は、餃子だけでなく中華料理のメニューも豊富。家族連れでも入りやすく餃子と食事を楽しめるお店です

本社は味噌屋さん!老舗の味噌から生まれた宇都宮の餃子「青源」

▲お店の前でいきなり味噌が売られています
続いてやってきたのは、宇都宮駅の駅ビルに入っている「青源(あおげん) パセオ店」。こちらは江戸時代から続くお味噌屋さん「青源味噌」が手掛ける餃子店。それゆえにお味噌も売っていて、「蔵出し天然味噌」などシンプルながらも昔から受け継がれている味が、リーズナブルな価格から揃っています!

どうして味噌屋が餃子を?と聞いてみたところ、「宇都宮に構える味噌屋としては、餃子を味噌だれ・味噌スープで食べると、更に美味しくなることに魅力を感じた」ということで平成に入ってから餃子店をスタートしたそう。つまり「青源」は自社ブランドを生かして、宇都宮の餃子に新しい味を吹き込んだお店ともいえます。
これはぜひ食べてみなくては!と興味シンシンのライター金澤がお店に入ると…。
▲「いらっしゃいませ」と柔らかな声で迎えて下さったのは女性スタッフ。なんとスタッフは全員女性!
店内のお客様を見回しても、こんなに女性率の高い餃子屋さんは見たことがありません。駅ビルの中という立地の良さも理由のひとつですが、やはりスタッフが女性というのはとても入りやすくて嬉しいものです。
気を良くしたライター金澤、さっそく名物といわれる「ネギ味噌焼餃子」を注文。
▲「ネギ味噌焼餃子」6個420円(税込)
こんなに万能ネギがのっている餃子は初めてなんですけど…その上に赤いのまであって辛そうなんですけど…と思いつつ、ぱくり。
ネギの香りとピリっとした味を感じながらも、肉の柔らかさと味噌がそれを中和してくれるようです。「辛い」という感覚はなく、あとからくる味噌だれがなんともいえない優しさ!
あ!ビールください!(ココロの叫び)
▲こちらも必食!「青源水餃子」(餃子5個入り)490円(税込)
そしてお目当ての水餃子。こちらは皮がやわらかく、つるりと口に入ります。特筆すべきはスープ!見た目はお味噌汁のようですが、味は全く違います。しょうがが効いて酸味のあるスープなんです。ピリっとしながらも体が温まるスープ。これはなんだかくせになる味。

定番の焼餃子「源ちゃん焼ギョーザ」6個290円(税込)も、もちろん味噌だれでいただきます。酢と醤油でいただくバージョンとの食べ比べも楽しいですよ。
▲「青源」の餃子は、とにかく抜群に味噌が旨いのでやみつきです
▲お土産購入にも便利です

揚げ餃子の真髄を守り続ける「香蘭」の味

▲宇都宮市内の繁華街、裏通りに目立つ赤い看板と提灯が「香蘭(こうらん)」
最後に訪れたのは、昭和34(1959)年に創業した「香蘭」。
一度閉店したのですが、「ここの味を続けていきたい」と若い世代がのれんを継いで、リニューアルしたのが現在の店舗です。前のオーナーからのファンも多く、その当時からの変わらない味と、若いオーナーが作りだす新たな味を両方大切にしているお店。市内外から「香蘭」の味が好きで通う常連客もいます。
▲完全に手作りの「揚餃子」250円(税込)。店内でひとつひとつ丁寧に作られています
こちらの揚餃子は、キャベツと長ネギを使った野菜7割、肉3割。もっちりと1.2ミリある厚めの皮がしっかりと主張し、しょうがの香りがふわりと漂います。
これが絶品!パキスタンの岩塩が添えられてきて「塩?」と驚きつつ口に入れると、初めての味わいに感動。もちもちとした食感のあと、じゅわっとくる肉汁がやってきます。これがまた実に爽やか!これこそがのれんを継いだ今のオーナーの生みだした新しい味。

「揚餃子」というと、どうしても油っぽさの印象で注文を悩むところですが、これはぜひ食べていただきたい!餃子を食べるというよりは、贅沢なおやつといった感じです。
今は皮も具も包むのも機械で行うお店が多いのですが、「香蘭」の揚餃子は毎日皮から丁寧に手作りされています。それが旨さの秘訣。
▲どんどん箸が進みます…
▲焼餃子6個250円(税込)も人気。その他水餃子も同じ値段で、野菜が多めで厚めの皮が特徴
▲焼き始めるとじゅわぁっと気持ちよい音が上がります。焼きの油は良質なゴマ油100%。2~3回分の油も50円(税込)で販売しています
宇都宮の餃子は、基本的には一皿に6個程度入っていて、お店によっては200円台からとお財布にも優しい価格。
宇都宮に来たら、何店舗か回って色んな味を楽しんでみるのがおすすめ。「餃子」とひとくくりにはできない、様々な味に出会えるので、自分好みのお店を探すのも楽しいですよ。
金澤佑樹

金澤佑樹

旅行ライター・編集者。 旅行雑誌で新潟や栃木を担当して12年の後独立。現在はLCCの機内誌tabicシリーズを制作。LCCを使って弾丸日帰り旅するのもダイスキ。4人の子どもの母でもあるため、長期は家を空けられないと言う理由もある。好きなものは、旅とビールと子どもたち。

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