初めてのキャンプ その2 キャンプサイトのリビング「タープ」を張ってみよう

2015.08.07 更新

キャンプを安全・快適に楽しむためのポイントを紹介する本特集。今回は、皆が憩うリビングとなる「タープ」を設営しましょう。テントよりも難しいイメージのあるタープだけれど、いくつかのポイントをおさえておけば、ひとりでも張ることができるのです!

snow peak Headquarters(スノーピーク ヘッドクォーターズ)
ストア店長 青木祐真さん

1986年、東京都生まれ。隣接する広大なキャンプ場で起こるさまざまなハテナをひと手に引き受ける、頼れるお兄さん。休日は、近隣の岩場でクライミング、トレイルランニング、山スキーを楽しむ、マルチなアウトドアズマン。

タープは、なにもない屋外でも簡易的な屋根を作りだすことができる便利なキャンプ道具です。屋根となる大きな一枚布、柱となるポール、梁となるロープ(張り綱)、そしてロープを地面に固定するペグ(杭)を組み合わせて設営します。タープの多くは、自立しないタイプです。そのため、設営の際には、しっかりと地面に固定する必要があります。風向きやロープを固定する角度を考慮することで、風を受け流し、剛性のあるタープが完成します。

1.タープの配置を決めたら半分に折った状態で広げる

タープは、テントとのレイアウトや風向きを考えて、半分に折った状態で広げます(写真の上側が、屋根のトップにあたる辺となります)。風が抜ける方向に短辺(写真では左右の辺)をもっていくと倒れにくく、風上に長辺を合わせると雨風の吹き込みを抑えられます。

2.メインポールの長さを基点に「張り綱」の位置を決めてペグダウン

タープは自立しません。ロープ(張り綱)を張り、ポールを地面に固定する必要があります。ポールは全部で6本ありますが、なかでも長く太い2本がメインポールで、屋根のいちばん高い部分を作りだします。他の4本はサブポール、屋根の低い部分を支えます。

まずは、タープの長辺の延長線上に伸びるように、メインポールをまっすぐ置きます。
置いたメインポールの根本、タープから見て外側(Aとする)を基点に立ちあげたら……。
タープの短辺と平行になるよう、右に倒し、先端のポイントに、ペグを打ち込みます(ペグダウン)。ペグは地面に対して45度の角度で打ち込んでください。
次に、先ほどの基点(A)から反対方向にポールを倒します。この時も、ポールの向きはタープの短辺と平行になるように気をつけます。
倒した先のポイントにペグを打ち込んだら、タープの反対側の2カ所にも同様にペグを打ち込み、メインポールの張り綱を留める4点を決めます。

3.メインポールに張り綱をセットする

ペグダウンして張り綱を留める4点が決まったら、写真のように、短辺に対してだいたい45から50度くらいで、タープの上にメインポールを置きます(反対側も同様に)。
ポールの先端にタープの金具を通したら、張り綱の中心部にあるループを引っかけます(上の写真のように輪を二重にしてポールにかけると抜けにくい)。
風が強い場合は、上の写真のように、ポールに張り綱を通してから、タープの金具をかけます。そうして、先ほど打った4点のペグに、張り綱の先端を引っ掛けます。

4.左右2つのメインポールを立ちあげる

メインポールの張り綱をペグに引っ掛けたら、張り綱の長さを調節できるパーツ(スライドさせて使用する自在金具)を動かし、張り綱のたるみをとり、メインポールを立ち上げます。先に張り綱を張っておくことで、ひとりでもタープが建てられる…ここが重要なポイントです!

5.タープ四隅のサブポールも立て、張り綱を伸ばす

メインのポールが立ちあがったところで、タープの四隅にサブポールを立て、張り綱を伸ばしてからペグダウン。ペグは、こちらも地面に対して45度の角度で打ちこんでください。

6.張り綱を調整して、完成!

長さ調節のパーツを使って張り綱の長さを調整したら完成です! 風や雨が強い場合は、メインポールを低くする、風上側のサブポールを抜いてさらに低くするなど、状況に合わせた使い方ができるのが、タープ使いのおもしろいところです。

タープの収納方法

片付ける時は、センターのメインポール2本を残して、四隅のサブポールから抜いていきましょう。そうして、四隅の張り綱を留めていたペグを抜き、張り綱を結束します。次に、残ったメインポールを抜き、タープ本体をたたんでからペグを抜く。そうしてメインの張り綱を結束する……この順番で収納していくと、タープが風に飛ばされず、ペグの抜き忘れを防ぎながら、スムーズに片づけることができます。
【次回予告】
キャンプサイトのレイアウトが決まったら、焚き火をおこしましょう。焚き火は料理の友であり、照明であり、暖房であり……五感にやさしい夜のキャンプの中心的存在。そんな焚き火の、簡単で安全なおこしかたをご紹介します。

初めてのキャンプ

その1 大自然の頼れる我が家!テントを張ってみよう
その2 キャンプサイトのリビング「タープ」を張ってみよう
その3 簡単、安全な焚き火のおこし方
その4 キャンプサイトを照らす太陽、ランタンの灯し方
最終回 ダッチオーブン料理に挑戦!これでキャンプ料理の鍋番長だ
麻生弘毅

麻生弘毅

カヤックやバックパッキングの旅が好きなアウトドアライター。アマゾンや北極圏など、でかい空が広がる世界でよろよろと旅をしてきた。お気に入りのフェスは「朝霧JAM」で、憧れは「バーニングマン」。フェイバリットバンドは怒髪天。著書に『マッケンジー彷徨』(エイ出版社)がある。

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