北海道・知床の流氷ウォーク体験/休日引きこもり系男子の男磨き旅Vol.12

2016.03.26 更新

あなたは休みの日、どのような過ごし方をしていますか?私の趣味は、インターネット。週末にやることといえば、ネットサーフィンのみ。朝から晩までパソコンの画面とにらめっこをしているのです。そもそも、休日に外出をするという概念がありません。しかし、「このままではいけない!」と一念発起し、自分を変える決意をしました。この連載では、私のような引きこもり系男子でも、休日を有意義に、かつ男を磨ける体験スポットを紹介します。

こんにちは、引きこもり系男子の大川竜弥です。
前回は、長野県の霧ヶ峰スキー場でスノーカイトを体験しました。

デキる男に必要なもの、それは"運"です。これまでの男磨き旅で、少しずつ内面を磨いてきましたが、アウトドアでアクティブな男には、運が必要なのです。なぜなら、大自然相手の体験は一期一会。目的を果たすためには、天候を味方につける運が欠かせません。

というわけで、羽田空港から飛行機に乗り、北海道の女満別(めまんべつ)空港にやってきました。所要時間は、約2時間弱。意外と近いですね。

今回体験するのは、"流氷ウォーク"。海面に漂流する氷の上を歩くだけではなく、海の中に入るとのこと…。時期によって流氷の数に差があるため、運を試すには絶好の体験スポットのなのです!
▲女満別空港からバスで移動
▲オホーツク海を横目に約2時間ひた走る
無事、集合場所の「道の駅うとろ・シリエトク」に到着しました。途中トイレ休憩がないので、女満別空港で用を足すことをオススメします。私は我慢の限界に達し、バスの運転手さんにお願いしてトイレ休憩をもらいました…。
▲極寒の海に落下する危険があるため、ガイドさんなしで流氷の上にのることは禁止されている

ドライスーツを着用すれば極寒のオホーツク海に入れる

知床で自然体験ツアーを企画・運営するシンラ(知床ナチュラリスト協会)のガイドさんと合流し、車で流氷ウォークスポットに向かいます。天気は問題ありません。果たして、流氷はあるのでしょうか…。
▲移動中の車内でツアー参加申込書を記入
▲イケメンガイドの岡部さん

ガイドの岡部さんからドライスーツの着用方法を教わります。ドライスーツを着用すれば、極寒の海に入ることができるそうです。サーフィンやダイビングなどでも着用する保護スーツです。内部に水が侵入しないものがドライスーツ、内部に水が侵入するものはウェットスーツと別物らしい。
まずは、足を入れます。ドライスーツ自体がずっしりと重く、スタンディングで着用するため意外と難しい…。
▲パツパツのドライスーツに腕を入れ
▲首から海水が入らないように頭の部分をかぶる。ガイドさんに背中のファスナーを閉めてもらえば完成!

やはり、流氷がない…?

駐車場から徒歩で海岸に向かうのですが、早速都会では見ることのできないものに遭遇しました。
大川「アレはなんですか?」
岡部さん「エゾシカです。寒い時期は山の上にいるのですが、気温が高くなると下におりてきます。目を合わせなければ、ある程度近づいても逃げませんよ」

大川「そういえば、道の途中にエゾシカ注意の標識がありましたね」
岡部さん「大川さん、到着しました!」

大川「やはり、流氷がない…?」

※シンラでは、流氷が少ない場合は事前連絡を行い、参加者に確認をとったうえで流氷ウォークを開催しています。代替メニュー(野生動物ウォッチングツアー、フレペの滝スノーシューイングなど)を可能な限り提案してくれるそうで、今回のツアー開催時は、代替メニューに変更した参加者もいたそうです。
▲例年の流氷ウォークの様子
大川「こういう、流氷がびっしりと漂流しているオホーツク海を想像していたのですが…。今回は運がない、つまり、ハズレということでしょうか…?」

ガイドさん「流氷が海岸までやってくることを"接岸"と呼ぶのですが、今年は例年より流氷が少なく、2月中旬だというのにまだ接岸が観測されていないのです(2月18日現在)。ここまで接岸が遅れているのは、流氷の観測をはじめてから初のことかもしれません」

大川「やはり、ハズレですか…。今回は運がなかったんですね…」

岡部さん「いえ、ハズレではありません。今年しか見ることができない流氷がありますから、案内しますよ!」
海外におりてみたものの、イメージしていたような流氷はありません。これでも、ハズレではないというのでしょうか…?
▲海面に漂流しているのは手のひらサイズの氷

氷泥(ひょうでい)で映画『ターミネーター2』のラストシーンを再現

せっかくオホーツク海まできたことですし、岡部さんの「ハズレではありません」の言葉を信じて、流氷ウォークにチャレンジします!
岡部さん「まずは、海に入ってみましょう」

大川「ドライスーツを着用しても、極寒のオホーツク海は冷たいですよね…?」

岡部さん「大丈夫ですよ。今日はいつもより気温が高いので、気持ちいいくらいです!」
▲本当に大丈夫かな…?

大川「すごい!全然冷たくない!水着以外で海に入ったことがないので、はじめての感覚です。気持ちいいし、これはハマりそう」

岡部さん「そのままゆっくりと進んでください。流氷で海底が見えないので、気をつけてくださいね」
大川「これも流氷なんですか?」

岡部さん「はい。みなさん流氷というと大きな氷の塊をイメージしていると思いますが、このシャーベット状のものも流氷の一種です。"氷泥(ひょうでい)"といって、流氷の赤ちゃんみたいなものですね」
岡部さん「手ですくってみてください。海水が落ちて、手のひらに氷が残ります」

大川「本当だ!なんだかかき氷みたいですね」

氷泥の下には、魚やエビ、クリオネがいるそうです。必死に氷泥をかきわけて探したのですが、残念ながら見つけることはできず…。
氷泥と溶鉱炉、若干シチュエーションは異なりますが、ドロドロ具合が似ていたので、映画『ターミネーター2』のラストシーンを再現してみました。

一期一会の流氷ウォークを堪能!

シュワちゃんの気分を堪能した後は、海面に浮かんでみます。
岡部さん「ゆっくりと後ろに倒れてください。ドライスーツは浮力が高いので、プカプカと浮くことができます」
大川「うわぁ~、これも気持ちいい。何時間でもプカプカしていられますね!」
▲大きめの流氷を見つけたので、持ち上げてみた。結構な重さ!
岡部さん「大川さん、これがハズレではないと言った理由です」

大川「どういうことですか?」

岡部さん「この氷柱(つらら)は、流氷が少ない今年だからこそ、見ることができるものなんです。例年のように海岸まで大量の流氷が押し寄せると、いま立っているあたりも流氷で埋まってしまいますから」

大川「なるほど…」

岡部さん「僕もこれほど見事な氷柱は見たことがありません。潮の満ち引きで海水が凍って、このような形になります。ちょっと舐めてみてください」
大川「ペロ…、これは塩味!」

岡部さん「これは"しぶき氷"といって、海水が石をコーティングするように凍っています。先ほどの氷柱と同じく貴重なもので、明日から気温が高くなるのでどちらも解けてしまうでしょう。例年より流氷が少ない今年だから見ることができましたが、時期をずらせば解けてしまうものなので、大川さんはラッキーボーイなんです!」

大川「うおおおお!ハズレではないと言った理由がようやくわかりました!」
▲ハズレではないことがわかりテンションが上がってきた筆者
もう一度海に入り、フォトジェニックな流氷を探しました。
▲表面が階段のように凍っている岩を発見。これも、流氷の一種
▲別角度の写真。流氷の数が多いと、このあたりも埋まってしまうらしい

岡部さん「大川さん、いい流氷がありましたよ!」

大川「畳くらいの大きさですね!」

岡部さん「これくらいの大きさなら、5人くらいのっても問題ありません」

大川「かなり安定していますね。飛び跳ねても大丈夫だ!」
約1時間30分の流氷ウォークを堪能しました。流氷ウォークの魅力は、その日、その時にしか見ることができない景色があること。まさに、自然との一期一会が体験できるアクティビティなのです。

天候によって気温の差はありますが、それほど体力を必要とせず、老若男女問わず楽しめるので、家族で訪れる方も多いとか。

海への落下は自己責任ですが、カメラを持参して撮影することもできちゃいます!

運試しをしたい方、自然の美しい景色を撮影したい方は、絶対に体験するべきオススメのスポットですよ!
▲もっと運が良ければ、沖にアザラシが見えることもあるそうです
大川竜弥

大川竜弥

1982年生まれ。アパレル販売員、Web開発会社、ライブハウス店長、ザ・グレート・サスケ氏のマネージャーなどさまざまな職を経て、現在は"自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデル"として活動している。

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