金沢の台所「近江町市場」で老舗寿司屋の海鮮丼を味わう

2015.06.22 更新

新鮮な海の幸を使った海鮮丼を食べたくなったら、市場にあるお店に行くのがいちばん! と、金沢の台所と呼ばれる近江町市場へ向かった。

▲「いきいき亭丼 味噌汁付き」 2,000円。
多くの海鮮丼のお店が並ぶなか、不動の人気を誇る店が「いきいき亭」だ。暖簾をくぐると大将の寺西政隆さんが笑顔でむかえてくれる。
▲大将の寺西政隆さん。真剣な表情で手早くネタを切っていく。
▲店内は常に満席。「昨日13時に来たらネタ切れで食べれなくて……、今日はリベンジで朝いちばんに来ました!」というお客さんも。

金沢の老舗寿司屋の味を気軽に

いきいき亭は、昭和21年(1946年)創業の金沢市片町にある老舗寿司店「金澤玉寿司」から生まれた海鮮丼と握りの店。2代目寺西正夫さんの次男政隆さんが奥さんと1996年に片町店をオープンし、2008年にここ近江町店を開店。お昼時には行列が絶えないことは市場の中でも有名。14時頃にはネタがなくなることもあるとウワサに聞いていたのでお昼時よりも早めに訪れた。
店にはカウンター席が10席。席につくと、「嫌いな魚があったら抜きますよ」「ごはんはこのくらいの量でいいですか?」と、大将が声をかけてくれる。そんな大将との会話を楽しんだり、お客さん同士で旅の情報交換をしたりする場面もしばしば見られ、金沢旅のテンションも上がる。
▲活気があふれる近江町市場。金沢港で獲れた魚介類などがずらり!政隆さんは、早朝から金沢港と近江町市場でネタを仕入れる。

人気メニューは「いきいき亭丼」と「ミニ金沢丼」だ。どちらも、その日の朝に大将が自らの目で厳選した魚を使用し、「いきいき亭丼」には約15種類、「ミニ金沢丼」には約10種類のネタがのる。
今回いただいた「いきいき亭丼」のネタは、アジ、ヒラメ、タイ、ホタテ、岩ダコ、天然フグ、紅ズワイガニ、サワラ(カジキマグロ)、赤イカ、白エビ、ウナギ、イクラ……など、そのボリュームにびっくり。水揚げ後に赤くなるという「赤イカ」や、普通のタコより弾力がある「岩ダコ」、とろりと甘い「白エビ」など、日本海側だからこそ味わえる海の幸に出合えるのがうれしい。

女性にうれしいミニサイズもある

「ミニ金沢丼」も注文。ミニ金沢丼は、女性や、「ちょっと海鮮丼も食べてみたい」というお客さんのために生まれたメニュー。「金沢にはおいしいグルメがたくさんあって、どれも食べたいけどお腹がいっぱいになっちゃう……」と心配ならミニ金沢丼がおすすめ。
とはいっても、いきいき亭丼の半分ほどのご飯でありながらネタもたっぷりのった豪快さが粋!
▲「ミニ金沢丼 味噌汁付き」1,500円。

どちらもご飯は酢飯で、ネタは別皿に盛られている。刺身をわさび醤油につけながら酢飯を食べるので、ひとつひとつのネタの旨さをしっかり味わえる。味噌汁は日によってあら汁になることもある。
▲ホタテやタコにはお好みで岩塩をつけていただく。ミネラルたっぷりのモンゴルの岩塩を卸金で削る。すっきりとした塩味がアクセント。

「金沢の人は味にうるさいんです(笑)」

鮮度が高いからこそ生まれる食感と魚の甘みを堪能。「毎日食べたくなる」と旅行中にリピートする人もいるというのもうなずける。
「金沢港であがった新鮮な魚を、新鮮なうちに食べてもらいたいんです。金沢は海の幸、山の幸の豊かな場所。おいしいものがたくさんあるので、金沢の人は味にうるさい(笑)。でも、そんな地元の人たちにもちゃんと食べてもらえる味を追求して、県外の方にも自信を持ってご提供させていただいています。ぜひ食べにきてください」と大将の政隆さん。
▲場所は武蔵ヶ辻交差点にある近江町市場入口「むさし口」を入ってすぐ。お店の横には、外で食べられるテーブル席も2つある。
▲店頭で名前を書いて順番を待つシステム。

金沢駅から近江町市場まではバスが便利(約5分で到着)。おいしい海鮮丼を堪能したら、市場で安くて新鮮な魚介類や、なかなか手に入らない加賀野菜をお土産に買うのもおすすめ。市場の中の寿司屋だからこそ味わえる海鮮丼をぜひ。
※価格はすべて税込みです。
写真・奥田晃司
齋藤春菜

齋藤春菜

編集者、ライター。女性の美容・健康・ライフスタイルに関する書籍、雑誌を多数編集・執筆。文芸、料理、アート本の編集も行う。全国各地へと取材に訪れたさいには地元のおいしいお店を必ずチェックする。編集を担当した本に『お灸のすすめ』『瞑想のすすめ』(ともに池田書店)、『足もとのおしゃれとケア』『わたしらしさのメイク』(ともに技術評論社)、『はじめてのレコード』(DUBOOKS)、『顔望診をはじめよう』、『月の名前』、『健康半分』などがある。

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