夜の諏訪湖を彩る! 艶やかな花火大会

2016.07.01

東京や名古屋などの都市圏からもアクセスしやすい長野県諏訪市。毎年夏には県内外からたくさんの人が、日本屈指の花火大会を観に訪れます。一体、どんな花火大会なのでしょうか。

▲第31回(2013年)大会のスターマイン。形、大きさ、色ともに華やかで見応えがある。(写真提供:(一社)諏訪観光協会)
信州の夏の風物詩は2つの花火大会。打ち上げ場所・観覧場所として全国でも
有数のロケーションを誇る諏訪湖を舞台に、ダイナミックで華やかな花火の数々が繰り広げられます。
▲面積13.3平方キロメートルと信州一の大きさを誇る「諏訪湖」。(写真提供:諏訪市観光課)
8月15日(月)に開催される「諏訪湖祭湖上花火大会」は約4万発の花火が披露される諏訪湖最大の花火イベントで、2015年には約50万人もの人で賑わいました。
一方、9月3日(土)に開催される「全国新作花火競技大会」は独創的な花火が魅力。
全国から集う煙火師による技の競演に目を奪われます。

諏訪湖を揺るがす音を楽しむ「諏訪湖祭湖上花火大会」

昭和24(1949)年、終戦後の混乱の中で市民が明るい希望を持ち、一日も早く立ち直ることを願って開催されたのが、「諏訪湖祭湖上花火大会」のはじまりです。昭和29(1954)年には湖内に人工島「初島」を完成させ、以来この小さな島を中心に湖面で花火を打ち上げています。

プログラムは2部で構成され、1部では尺玉早打ちとスターマインが披露される競技花火。2部では湖上に半球を描く「水上大スターマイン」や、全長約2kmにわたる「大ナイヤガラ瀑布」など、次から次へと大物花火が登場し、夏の夜空を彩ります。
▲「水上大スターマイン」は、まるで湖面に花が咲いたよう。(写真提供:諏訪市)
四方を山々に囲まれた盆地の低い部分にある諏訪湖は、花火の音がより反響し、破裂音が次々に重なり合います。大会の目玉は全長2kmに及ぶ大ナイヤガラ瀑布や、大小さまざまで最大10号玉での水上大スターマインなど。音の迫力と諏訪湖の大きさを伺い知れる臨場感を楽しめるのが醍醐味です。

また、数百軒立ち並ぶ露店で食べ歩きをするのも楽しみの1つ。
湖面に輝く幻想的な花火の美しさと、身体の芯まで響く迫力満点の臨場感をたっぷり味わいましょう。
▲夜空に描かれる大輪の芸術。(写真提供:諏訪市)

職人の技が光る「全国新作花火競技大会」

湖上花火大会と並び、人気を誇る「全国新作花火競技大会」。全国から選び抜かれた煙火師たちが集合し、技を競い合いながら芸術性の高い新作花火を披露します。従来の枠にとらわれない斬新なアイデアと技術で創作した花火は、煙火師が考えたテーマと、それに合わせた音楽とともに披露されます。打ち上げられる花火はどれも目新しく、珍しいものばかり。肌にふれる風が心地よく、秋のはじまりを感じながら、湖上花火大会とはまた違った観点で楽しめる花火大会です。
▲第32回(2014年)大会の経済産業大臣賞受賞者作品。(写真提供:(一社)諏訪観光協会)
くぼたかおり

くぼたかおり

エディター・ライター。長野県長野市の出版社でタウン情報誌、観光ガイドブックの編集者として経験を積み、2009年に独立。現在は長野県内外問わず観光関係の仕事を中心に、郷土、グルメ、暮らし、映画などさまざまなフィールドで活動する。2012年から11の事業者と「権堂パブリックスペースOPEN」という複合施設を作り、元呉服問屋の建物を改修。いかに心地よく共有し合いながら働けるのかを日々模索している。

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