京都ラーメン最激戦区!一乗寺ラーメンストリートの行列店を食べ歩く

2016.04.18

全国有数のラーメンシティ・京都!なかでも、全国各地からラーメンファンが集まるのが、京都ラーメンの聖地、一乗寺なのです。エリア内で日々しのぎを削る人気店の、自慢の一杯をご紹介します!

一軒目:「夕日のキラメキ一乗寺」
意外にサッパリ鶏塩白湯の絶品スープ

カラフルなイラストとインパクトのある看板が目印の「夕日のキラメキ一乗寺」。オープンして2年、入れ替わりの激しい一乗寺エリアにおいて、ニューカマーながらもアツい支持を集めています。
「ラーメンはスープ」「つけ麺は麺」がそれぞれ主役…なんて世間では言われていますが、こちらのお店はどちらも主役。
店内に併設の製麺所にて作られる麺は、長野県産の石臼挽き小麦粉“夢漫天(ゆめまんてん)”を使用し、保存料などは一切不使用。スープに合わせ粉の配合や太さを変えています。
▲店内の様子。カウンターからは調理の様子が見えます
▲「純鶏白湯 塩らーめん」 麺の量が選べて、小110g・並160gは750円、大210g・特260gは850円(いずれも税込)
待つことしばし。運ばれてきましたよ、キラメキの一杯!
スープは金色に輝いております!

香りはそう、チキンブイヨンのような、柔らかいニュアンス。
トッピングは水菜、白髪ネギ、レモンに鶏チャーシュー。

スープから見える麺のツヤもセクシーです。
では実食へ。
まずはスープをズズっと。

これは…鶏のポタージュだ!濃厚なクリームのように乳化された鶏のポタージュスープ。なんとも芳醇な味わいです…。

このスープ、丁寧に下処理した鳥ガラ、モミジに、鶏肉、鶏皮を毎日長時間煮込み完成させているそう。毎日違う鶏のコンディションを見ながらブレのないスープを作るのが一番大変とのこと。

トロッとした飲み心地ながら意外に優しい味わいのスープが、ツルツルの中太麺によく絡みます。歯ごたえ、ノド越しも◎、小麦の香りもいい感じ。柔らかな鶏チャーシューもボリューム満点、食べ応え&クオリティに唸る一杯です。

二軒目:「中華そば 高安(たかやす)」
深夜までファンが群がる白濁スープ

一乗寺ラーメンブームを支えてきたと言っても過言ではないのが「中華そば 高安」です。1998年オープン以来、ランチタイム、ディナータイムの行列は言うに及ばず、閉店時間の深夜3時まで客足が絶えることはない人気店です。
▲オシャレでポップな店内の様子。カップル、女性グループなども多数
▲「中華そば」 780円(税込)
待つことしばし、来ました中華そば!
たっぷりのネギとチャーシューに隠れて麺が見えません!
白濁スープの下から麺を探りだして…・ズルズルッ!

…このバランス感、絶妙です。

豚骨&鶏ガラを24時間煮込んだスープは、ただただまろやかでクリーミィな味わい。粘度はなく、サラッと系のスープに、ほどよい歯ごたえの中細ストレート麺がベストマッチング。これは…女子ウケするのもわかります。
鉢いっぱいに敷き詰められた、豚ウデ肉のチャーシューで麺とネギをラッピングし、口の中へ。レンゲでスープを流し込めば…う~ん幸せ!

半分ほど食べ進めたところで、テーブルに備え付けの「にらごま」を投入。

これは…カラ旨い!刺激的な辛味が優しかったスープにパンチを加え、ガツン系のスープに変化しました(ちょっと入れすぎたかもしれません)!辛いもの好きな方以外は、少しずつ入れて味の変化を楽しんで。

三軒目:「麺屋 極鶏(ごっけい)」
スープの概念を超越した極濃鶏白湯

お店の前に掲げられた「鶏だく」の文字。
その言葉に象徴される濃厚なスープが、京都のラーメンフリークを席巻してはや5年。店の前には開店前から大勢のファンが並び、その数は時に整理券を配るほど。スープはなくなり次第終了という繁盛ぶりです。
▲営業時間中は戦場のようになるというキッチン。毎日600~700杯も作るというから驚き
▲「鶏だく」 700円(税込)
来ました、噂の極濃スープ!
あまりの濃さに、麺がスープから浮いている!
「よくかき混ぜて、食べてくだいね」って、こんなん初めて見たわ…。

さて、気を取り直して…
レンゲにスープをオン。
見よ!この粘度!

もはやスープと呼んでいいのか分からないですが、味わってみないことには始まりません。

…あれ、意外にまろやかな味…。
直後、口の中に広がる鶏のインパクト。これは…旨い!

鮮度が命のこのスープ、いろいろ探ってみたものの、製法は一切秘密。
スープ作りに専念するオーナーが、長時間かけて毎日仕込んでいるそうです。

超濃厚なスープに負けないようチャーシューもメンマも大振りで、麺はもっちり噛み応えのある中太の特注麺。スープとともに味わえば、目くるめく食感の万華鏡が口中に展開します。

とにかく、ガツンと印象に残るビジュアル&テイスト。絶え間ない行列も納得の、インパクトある一杯です。

四軒目:「珍遊 一乗寺本店」
これぞ京都!な背脂系鶏白湯

創業昭和25年(1950年)。京都市内の屋台からスタートし、50年以上も愛され続けているのがこちらの「珍遊 一乗寺本店」。ここ一乗寺という激戦区にあって、長きに渡り愛され続けているということ自体が、並大抵ではないのです。今では市内に2店舗の直営店を持つ京都ラーメンの代表格的存在です。
▲店内の様子。いわゆる王道の中華そば屋、といった風情
▲「中華そば並」 680円(税込)
鉢一面に浮かぶのは、コラーゲンたっぷりの背脂&鶏油(チーユ)。
トッピングは九条ネギ、メンマにノリ、チャーシュー。
これぞ王道の京都中華そば!といったビジュアル。

ネギと背脂の量、麺の固さが好みで指定できるのもうれしいですね。
背脂をくぐり、レンゲでスープをすくって一口。
鶏ガラ、モミジ、手羽をじっくりと炊き出した白湯スープに、キレのあるしょうゆダレ。思いの他さっぱり系の印象、それでいて後味は背脂や鶏脂の甘さと、スープの旨みが広がります。
京都の老舗製麺所の特注麺、老舗しょうゆ店のしょうゆを使用したタレでつけこんだチャーシュー。そのどれもが「ちょうどいい感じ」。

美味しいラーメンを届けたいと積み重ねた時間だけが醸し出せる、どこか懐かしいような、それでいて誰にも似ていない味わい。毎日でも食べたくなる一杯です。
各店が自慢の一杯でしのぎを削るラーメンバトルの最前線。どのお店もランチタイムは行列必至。覚悟を決めて狙いを定め、いざ一乗寺ラーメンストリートへ!
[一乗寺までのアクセス]
JR京都駅から奈良線東福寺駅で京阪電鉄に乗り換え、出町柳駅まで。出町柳駅で叡山電鉄に乗り換えて3駅、一乗寺駅下車。
妙加谷 修久

妙加谷 修久

京都市在住の旅行系ライター兼ディレクター。全国各地に足を運び、旨いモノを食べ、温泉に浸かる日々。ここ京都を中心に、知っているようで知らない「日本のイイトコロ」を紹介します。日本酒好きが高じて利き酒師の資格を取得しました。

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