文豪も愛した美肌の湯。「星野温泉 トンボの湯」で軽井沢の自然を楽しむ

2015.06.23 更新

星野エリアにある「星野温泉 トンボの湯」。周辺には「ハルニレテラス」をはじめ、ショップやレストランなどが点在。温泉を楽しむとともに、周辺を歩いて巡り、心身ともにリフレッシュしましょう。

大正時代から湧き出る温泉「星野温泉 トンボの湯」のはじまり

星野温泉は大正4(1915)年に開湯し、軽井沢に逗留していた北原白秋や島崎藤村、与謝野晶子などの文豪も利用してきた温泉です。その歴史をくむ立ち寄り温泉施設「トンボの湯」は、平成14(2002)年に開館。かつてこの地域にトンボが多く飛んでいたことから、「トンボの湯」と名付けられました。
豊かな自然の中に静かに存在感を放つ和モダンな建物は、建築家・東利恵さんの設計です。シンメトリーに配された男湯と女湯へと続く通路中央には水が流れ、露天の池へつながっています。この建物を上空から見ると、トンボのような形になっているとか。なんとも粋な演出です。入口前の広場では、毎週水・日曜午前10時30分から「トンボ体操」を無料で開催しています(8月は毎日開催)。さわやかな自然の中で身体を動かしてから、汗を流すのも良いですね。

「美肌の湯」で湯上がり美人に

たくさんの観光客が訪れる軽井沢の日帰り温泉というだけあって、館内のいたるところに細やかな配慮がなされています。例えば脱衣室にはスーツケースが入るサイズのロッカーが備わっているほか、化粧水や乳液、ドライヤーなどのアメニティーも充実しています。
また男性より女性のほうが入浴時間が長いことから、洗い場スペースもゆとりを設けて広くするなど、見えないところにもおもてなしの心が感じられます。
毎分400リットルもの湧出量を誇る源泉100%のかけ流しの湯は、肌にとろりと吸い付くようなやわらかさで、「美肌の湯」として知られています。ひのき造りの内湯は深さが90cmあり、大人が入浴した時に肩までしっかり浸かるように設計されているそうです。大きな窓ガラスからは露天風呂とその奥にある上池がつながって見え、まるで渓谷のよう。花崗岩(かこうがん)で造られた露天風呂は、まさに自然と一体となれる開放的な空間で、小鳥のさえずりや、木々が風で揺れる音などがBGMとなり、何時間でも過ごせてしまう心地よさです。

100本以上ものハルニレの木と調和する「ハルニレテラス」

「トンボの湯」がある向かいには、ネイチャーツアーなどが楽しめる「ピッキオ ビジターセンター」があります。その奥に流れる湯川沿いに遊歩道があり、星野エリアを歩いてまわることができます。足腰が不安、時間があまりないという人にはJR軽井沢駅南口から星野エリアの各所に発着する無料シャトルバスも出ているので安心です。
歩いて5分ほど下ると、ハルニレテラスへ到着します。もとからあったハルニレの木を残したランドスケープ・デザインがなされ、土木学会デザイン賞2013「最優秀賞」を受賞しました。ショップやレストランなどがありながらも、自然と調和している点が、ハルニレテラスをはじめ星野エリアの大きな特徴といえるでしょう。
取材時は、梅雨の季節を楽しく過ごそうというテーマで「アンブレラスカイ」という作品がテラスに彩りを添えていました。雨が降ると傘に雨音が落ちて、まるで音楽のようにリズムを奏で、晴れている日には傘の色がデッキに透過して、それがまた絵のような美しさ! こういった企画も星野エリアのスタッフが考案するそうです。訪れるたびに新たな発見と、四季折々の自然を間近にできる星野エリアは、まさにリゾート地軽井沢を体感できる最高のスポットです。
くぼたかおり

くぼたかおり

エディター・ライター。長野県長野市の出版社でタウン情報誌、観光ガイドブックの編集者として経験を積み、2009年に独立。現在は長野県内外問わず観光関係の仕事を中心に、郷土、グルメ、暮らし、映画などさまざまなフィールドで活動する。2012年から11の事業者と「権堂パブリックスペースOPEN」という複合施設を作り、元呉服問屋の建物を改修。いかに心地よく共有し合いながら働けるのかを日々模索している。

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