毎月1日恒例。早朝の伊勢、おかげ横丁がすごい。「すし久」の朔日朝粥に長蛇の列が。
伊勢には古くから「朔日(ついたち)参り」という風習があります。毎月1日、早く起きて伊勢神宮をお参りし、無事に過ぎた1カ月を感謝し、新しい月の無事を祈るというものです。これにちなんで伊勢神宮・内宮前のおかげ横丁では、老舗「赤福」が参拝帰りの方を季節の餅でもてなそうと「朔日餅」を売り出し、いつの頃からか買い求める人が前夜より列をなすようになりました。そんな方々に、伊勢女衆(いせびと)の味「すし久」では「朔日朝粥」という朝食を振る舞うことに。すると、これ目当てにまた人が集まり、こちらも毎月大盛況。朔日の朝は、まるで月に一度のお祭りのようで、夜明け前からそれはそれはたくさんの方がこの地を訪れるのです。

■てこね寿しで人気の名店が、朔日限定の朝粥を振る舞う。
観光客にも好評で、なかでも「てこね寿し」が大人気。

朔日参りをして、「赤福」で朔日餅を買う。そして「すし久」で朔日朝粥をいただく。今やこれが、地元の方はもちろん、観光客の間でも定番のコース。

「私は先月のえんどう粥が好き」「私は、何月の…」などと、各月のお粥を食べ比べして楽しめるのも、この朔日朝粥の魅力のひとつ。12カ月の全メニュー制覇に燃えている強者もいます。
■夜明け前より大行列。早朝から並んででも食べたいお粥。


お店の方にお話をうかがいながら、土間を上がって二階へ。




早朝から並んででも食べたい「すし久」の朝ごはん。
「すし久」のおもてなしの心がつまった朔日朝粥は、体にも心にもやさしい最高の朝食になるはずです。
朔日参りに朔日餅。そして、趣ある「すし久」のお座敷で、五十鈴川の景色を眺めながら、朔日朝粥に舌鼓を打つ。伊勢の風情を満喫できる「朔日参り」の旅、ぜひ一度ご体験を。
すし久
三重県伊勢市宇治中之切町20 (おかげ横丁内)
【営業時間】10:30~20:00(L.O.19:30)、朔日朝粥は毎月1日 4:45~7:30(なくなり次第終了)、
【定休日】無休(毎月1日・末日・毎週火曜の夜間営業は休み)
0596-27-0229

James
イギリス人と日本人とのクォーター。大学では工学部、情報システムを専攻したかと思えば、ミュージシャンとしてギタリスト、MC、DJとして活動。TVやラジオなどでも活躍。その後(株)アドビジョンにて、デザインやコピーライティングなどマルチに活躍。バックグラウンドを活かした独自の視点が人気のライター。
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