京都市/山科区 山科疏水 知る人ぞ知る、清々しい散歩道

京都に水を運ぶ山科疏水

山科疏水は、琵琶湖の水を京都市に流すために作られた水路「琵琶湖疏水」の流路のうち、四ノ宮~日ノ岡間約の約4kmにわたる区間の通称です。
琵琶湖疏水は、明治維新による東京遷都によって、沈みきった京都の活性化のため、第3代京都府知事の北垣国道の主導の元、1885年より建設され、堅抗方式でのトンネル掘削技術を採用した当時の一大事業でした。
水運、水車動力、上水道利用や水力発電での市電運転など、現在でも農業、防火用水、水力発電など、幅広く活用されています。
この一帯は、インクラインや水路閣、第1~第3トンネルの各出入口、日本初の鉄筋コンクリート橋、コンクリートアーチ橋など12箇所が国指定史跡されています。また各トンネル出入口の門には各意匠が施され、著名人の扁額が掲げられています。

水面に映る色づいた木々や木漏れ日を感じる
遊歩道

山科疏水は「京都の自然200選(歴史的自然環境部門)」にも選ばれるほど、四季折々の豊かな自然に囲まれており、水路沿いに続く遊歩道は、朝のジョギングにもピッタリ。山際に位置しているため、朝日が差し込むのが少く、ちょっと寝坊してた朝でも山から昇る朝日を感じられるスポットでもあります。

山科疏水沿い

桜のトンネル

桜のトンネル

疏水の両岸には、ソメイヨシノやヤマザクラが植えられているので、春にはこの区間全域に桜が咲き乱れ、「桜のトンネル」とも言われるほどに、桜の名所としても有名です。また菜の花も、春の訪れを喜んでいるかのように、鮮やかな黄色で咲き誇ります。それは、もう美しい風景が続きますので是非一度は訪れてみてください。閑静な場所ですので、落ち着いた観光を望まれる方には絶好の穴場スポットです。

日本初のコンクリート橋

日本初のコンクリート橋

「日ノ岡第11号橋」は、明治36年7月に架けられた日本初のコンクリート橋でその大きさは幅1.6m、長さ7.5m。現在は補強のため、フェンス等が後付けされております。
またその上流にある「山ノ谷橋」は、日本初のコンクリートアーチ橋で、こちらは明治37年に架けられました。100年以上も前に架けられたと思えないぐらいアーチ型が美しいコンクリート橋です。

毘沙門堂

周辺の観光スポット

山科疏水の界隈には、多くの史跡・寺社仏閣があり、山科疏水の東に位置し三条通りとの間にある「天智天皇山科陵」は、濃緑の樹木に囲まれた並木道や石畳参道は散歩コースに最適。
このほか、人康親王のゆかりの地であり、琵琶法師が琵琶を弾いていたといわれる「諸羽神社」、春は桜・秋には紅葉として非常に人気の高い「毘沙門堂」(写真)などオススメスポットがたくさんあります。

「山科疏水」概要DATA

山科疏水

名称
山科疏水
場所
京都市山科区四ノ宮~日ノ岡
時間
24時間開放
入場料
無料
アクセス
JR・京阪・地下鉄烏丸線「山科駅」下車、東へ徒歩約10分
京都市営地下鉄 東西線「御陵駅」下車、北へ徒歩約5分

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