
山上碑(やまのうえひ)とは?
飛鳥時代の天武天皇10(681)年に建てられた、完全な形で残っているものとしては日本最古の石碑。放光寺(ほうこうじ)という大寺院の長利(ちょうり)という僧侶が、母親の黒売刀自(くろめとじ)を供養するとともに、有力者の子孫である自らの存在を後世に伝えるために碑を建てたと考えられています。山上碑の東側には、直径約15mの山上古墳が並んでいます。これは黒売刀自とその親の墓と推定されています。
2017年にユネスコ「世界の記憶」に登録され、注目を集めている上野三碑(こうずけさんぴ)。飛鳥時代から奈良時代に建てられた、山上碑、多胡碑、金井沢碑の総称で、日本に18例しかない古代の石碑の中でも最古とされる、文化的価値の高い貴重な石碑群です。3つの石碑は、のどかな田園風景が広がる直径3kmほどのエリアに点在し、3つの石碑をめぐる散策コースがあるほか、無料巡回バス「上野三碑めぐりバス」も運行しています。周辺にはおしゃれなカフェなどもあり、カップルや家族でドライブや散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?
飛鳥時代の天武天皇10(681)年に建てられた、完全な形で残っているものとしては日本最古の石碑。放光寺(ほうこうじ)という大寺院の長利(ちょうり)という僧侶が、母親の黒売刀自(くろめとじ)を供養するとともに、有力者の子孫である自らの存在を後世に伝えるために碑を建てたと考えられています。山上碑の東側には、直径約15mの山上古墳が並んでいます。これは黒売刀自とその親の墓と推定されています。
ヤマナコーヒーとワサンボヌールのセットは、950円(税別)、高崎バインミーは、ヤマナコーヒーとのセットで1,200円(税別)。
インテリア内装工事を手掛ける会社が、空き家だった民家をリノベーションして、2017年末にオープンしたおしゃれなカフェ。1階には、食器ブランドのSTUDIO M'の器やカネ十農園のお茶、家庭でも簡単にできるぬか漬けキットのヌカマルシェなど、厳選した商品を販売するセレクトショップのコーナーがあり、2階がカフェスペースになっています。ソファに腰かけると、大きなガラス窓越しに上信電鉄と山名八幡宮を眺めることができ、ゆったりとくつろげます。おすすめのメニューは、自家焙煎のヤマナコーヒー、豆腐と和三盆を使った新感覚スイーツのワサンボヌール、そしてオーガニックの高崎バインミー。高崎バインミーは、豆腐の味噌漬け、シイタケ、なます、パクチーをサンドしたベトナム風のサンドイッチです。テイクアウトもできるので、ハイキングの途中にひと休みして屋外でいただくこともできます。
自家製塩麹チキンとくるみ、レーズン、キャロットラペをたっぷり使った塩麹チキンサンドセットが定番で人気
安産・子育ての神社として信奉されている山名八幡宮の敷地内にあるカフェ。ゆったりとしたソファ席のほか、広々としたフロアにはキッズスペースも完備され、親子で楽しく過ごせます。同じ敷地内にある天然酵母を使ったベーカリー「ピッコリーノ」のパンを使用した体にやさしいメニューが中心で、手作りのランチやデザートが楽しめます。ランチメニューは4種類あり、塩麹チキンサンドセット(スープ、サラダ、ドリンク付)や、市販のルーを使わずスパイスで仕込んだトマトたっぷりのバターチキンカレーセット(サラダ、ドリンク付)など、いずれも1,200円(税込)。黒蜜きなこパフェなど400円(税込)のデザートもランチセットを注文すれば、プラス100円(税込)で食べられます。またキッズメニューがあるのも、お母さんにとってはうれしいですね。
奈良時代初期の和銅4(711)年に上野国に、新たに多胡郡を設置したことを記念して建てられた石碑で、那須国造碑(栃木県)と多賀城碑(宮城県)とともに日本三古碑の一つに数えられています。碑文に刻まれた文字から、渡来人と思われる「羊」なる人物がこの碑を建て、初代長官となったと考えられています。この「羊」に因んで、地元では、「ひつじさま」と呼ばれ親しまれています。楷書体の文字には、中国文化の影響が見られ、18世紀以降に多胡碑の拓本が中国に渡り、その書風に対する評価が、近代の日本の書家に影響を与えました。
多胡碑に刻まれた文字から好きな文字を選んで、誰でも手軽に拓本体験ができます。
多胡碑は緑豊かな吉井いしぶみの里公園内にあります。併設する多胡碑記念館では、周辺から出土した考古資料や古代文字研究資料を展示しています。上野三碑の実物大のレプリカもあるので、3つの石碑を見比べることができます。また、石に刻まれた文字を紙に写し取る拓本体験も楽しめます。好きな文字を選んで、石の上に紙を置き、墨の入った袋でトントンと叩くと、文字が浮き上がってきます。拓本は、記念に持ち帰ることもできます。
奈良時代の神亀3(726)年に、山上碑を建てた豪族の子孫とされる三家氏(みやけし)が、先祖の供養と子孫の繁栄を祈って建てた石碑。碑文には、三家氏を中心とする9人の名前が記され、そのうち4人が女性で、当時の女性の果たした役割や風習などが伝わってきます。また、碑文に出てくる「群馬」という地名は、県内で最初に使われた例として貴重です。発見されたのは江戸時代の中頃で、農家の庭先で洗濯石として使われていたそうです。
コーヒーは特殊なフィルターを使ったプレスコーヒー。羊羹やいちご大福など、試食用のお菓子も付きます。
「みそまん」が名物の和菓子店「あづきや」の隣にある1軒屋の和カフェ。「あづきや」の初代のご主人が、息子さん夫妻に和菓子店を任せて、2013年にこちらのカフェをオープンしました。メニューは、「あづきや」の和菓子が中心で、みそまんセット、みたらし団子セット、今日の和菓子セットなど、宇治茶か挽きたてのコーヒーが付いて各500円(税込)でいただけます。ご主人が若い頃から集めたというLPレコードやCDなど、ジャズを中心にオールディーズやJ-POP、クラシックなどに耳を傾けながら、まったり過ごせる飾らないカフェです。