このページは2014年1月のリニューアルよりも以前に掲載していた内容です
「食文化を守る」とは足もとを見つめ直すこと

「食べて守る」を、あらためて考える

ぐるたびの「まちぐるみ まちぐるめ」運動の主軸は「食文化を守る」こと。これまで各地 でさまざまな施策が実施されてきたが、最も簡単に、誰にでも今すぐできるのは「地元の 食を意識する」ことと言える。今回は、その実践例として新潟県佐渡市の事例と、昨年 末ぐるたびサイトに新しく登場した「食文化調査隊」のコンテンツを紹介する。

佐渡の「まちぐるみ」を縁の下から支えるヒューマン・キャピタル・コンサルティング株式会社

ヒューマン・キャピタル・コンサルティング株式会社(新潟県佐渡市)の皆さん先月号の「ぐるたび新聞」でも取り上げたように、新潟県佐渡市では「まちぐるみ まちぐるめ」の実現に向けて、全国に先がけ様々な施策に取り組んできた。そして、それらの活動を常に縁の下で支え続けてきたのが、佐渡を拠点にコールセンター業務を行う「ヒューマン・キャピタル・コンサルティング株式会社」(以下、HCC株式会社)のみなさんだ。ぐるたびでは今年に入り、ぐるたびのWEBサイトや投稿アプリを活用した情報発信など「まちぐるみ まちぐるめ」の主旨を理解し、積極的に取り組んでいる個人・団体を表彰する記事を読む

「知る」は「守る」への第一

佐渡の食文化情報を、ぐるたびサイト上に投稿昔ながらのさまざまな食文化が存在する佐渡ですが、それが島民の生活に色濃く残っているかと言えば、そうでもありません。例えば、佐渡のソウルフードのひとつに「いごねり」がありますが、かつては家庭で手作りされ、家々におふくろの味がありました。しかし今では、いごねりを作れる人は少なくなりました。作るのに手間がかかるという理由に加え、原料の「いご草」という海藻が、手軽に入手できなくなったのも大きな理由です。このような食文化の移り変わりは、不可避な時代の流れとも言えます。記事を読む

外よりも、まずは地元

スキー場がある一方で、サンゴやみかん畑も存在する独特の風土を持つ佐渡島地域活性化のため、以前は島内消費よりも島外消費を念頭に置き、外部へのPRに力を入れていましたが、パワーや時間がかかる割になかなか効果を感じらずにいました。ところが、ぐるたびの活動で、まず地元に目を向け、島内の人にもう一度認知してもらった上で外にアピールすることが重要だと気づかされました。それを実感したのが、佐渡の一大イベント「アースセレブレーション」で、いごねりを「海士町(あままち)そば」として提供した時です。このそばは島内でもほとんど知られて記事を読む

投稿機能を楽しみつつ知見を広げる

ぐるたびのサイトで継続的にコメントを投稿し、佐渡の食材や料理のことを知ってほしいという思いは強いですが、ぐるたびには、それだけではない魅力があります。同じ食材でも地域差による思いもよらない食べ方を知るなど、新たな情報源と記事を読む

食文化による地域活性化を目指して

100年先を
見据えるという視点
-----

先日、全国的に有名な草津温泉が、100年後を見据えた再開発を行い、温泉文化の発信を行い観光促進に役立てるという計画が報道されていました。再開発の中心にあるのは「御座之湯(ござのゆ)」や各種景観整備費用で、総額7億円の事業とのことです。
7億円という事業規模の多寡については後述するとして、「100年後を見据える」という視点がいいな、と感じ入りました。現在この開発事業に携わる世代の人々だけではなく、子どもや孫の代

続きを読む

必要な時間やお金
-----

草津の例にみる7億円とは言わないまでも、地域活性化で何をするにせよ時間的、金銭的な資源を捻出する必要があります。
先ほど述べた100年後を見据えるという視点がきっちりと現在の生活に負担なくリンクされていれば、時間的にも金銭的にも参加者が増える結果になり、地域で主体的に行える活動も増えます。繰り返しになりますが、それ故に最初のステップとして「見据える」

続きを読む

総括にむけて
-----

こうした背景を踏まえて、ぐるたびでは地域の人が主体的に、時間的にも金銭的にも参加することをサポートすることが営利事業としてのテーマです。地域への集客に欠かせない地域資源である「食」の領域で多くの実績のあるぐるなびが運営する「ぐるたび」、全国へ向けた情報発信のインフラの整備など、継続的な地域活性化のインフラとして「ぐるたび」を活用して頂けると思っています。次回は、この連載

続きを読む

地域活性化プロジェクト事務局
中井博胤

食文化情報の充実をはかる新コンテンツ登場! ぐるたび食文化調査隊

すでにご存知の方も多いかも知れないが、昨年12月から始まった「ぐるたび食文化調査隊」の第一弾となる「日本全国お雑煮マップ」が1月末完成した。この企画は、各地の食文化情報を網羅したサイトとしての内容充実を図るのと同時に、地元の食文化をユーザーが「意識」し、投稿によって「発信」し、他地域の食文化を「知る」ことにつなげることも目的としている。月替わりでテーマを定めて実施し、1月の「お雑煮」に続き、2月は「節分料理」、3月は「ひなまつり」と続く。2月末に公開されたばかりの「ぐるたび全国節分MAP」では、西日本発祥とされる「恵方巻き」が東日本にも広まっていることがわかったり、東北以北では、大豆ではなく落花生を撒く習慣があることも確認できる。ぐるたびの企画担当スタッフ・「食文化を守る」とは足もとを見つめ直すことのが、佐渡を拠点にコールセンター業務を行う「ヒューマン・キャピタル・コンサル記事を読む

節分にイワシを食べる習慣も 福豆は大豆と落花生とで地域差がある
地域ごとの特色が一目でわかる「日本全国お雑煮マップ」が完成
地域ごとの特色が一目でわかる「日本全国お雑煮マップ」が完成
各地の会合&イベント情報

◆ 新潟県佐渡市

「ふるさと応援料理教室 第10回」続きを読む

◆ 栃木県那須エリア

映画「よみがえりのレシピ」上映会&在来作物を使った「那須イタリアン」試食会

続きを読む

◆ 茨城県大子町

「大子 お母さんの味レストラン」…続きを読む

提供者としての使命を果たしたい増田保稔さん(青森県十和田市)

「フランス料理 ブラスリーマスダ」増田保稔さん「生産者に会って顔を見れば、その人がどんな野菜を作っているのかわかります」と語るのは、青森県十和田市内で数少ない本格的なフランス料理店『ブラスリーマスダ』を営む増田保稔さん。北九州出身で、三ツ星レストランなどフランスでの修行経験を経て、奥さんの故郷・六戸町に隣接する十和田市で、フランス料理店をオープン。今年で11年目になる。
「開店当初から今も変わらず、自分たちの足で食材探しを続けています。そんな中、十和田の野菜が味に優れている 記事を読む

大好きな地元への恩返しのために 安田晃人さん(千葉県南房総市)

「ヨシタニ物流センター」安田晃人さん通販サイト『ぐるなび食市場』に出店している『南房総まちぐるみ市場』にて、昨年10月より店長を務める株式会社ヨシタニ物流センターの安田晃人さん。同市三芳地区出身で、地元の信用金庫勤務を経て、父親が経営していた倉庫業に8年前から従事。安田さんは現在、本業以外にも地域貢献につながる様々な活動に取り組んでいる。
「生まれ育った地元が大好きで、これまで育ててもらった地域への恩返しと、自分自身のスキルアップにつながればと思い、地域活動に参加したりPTA役員 記事を読む

食文化と私 第10回「奥久慈の家庭料理」益子きよ子さん(茨城県大子町) 益子きよ子さん私は大子町で生まれました。若い頃に4年間だけ東京で働いていましたが、故郷に戻ってからはずっと農業に携わっています。私の家では米、大豆などを栽培したり、大豆から自家製の味噌を作ったりして道の駅や直売所で販売もしています。大子には「奥久慈の味研究会」という女性のグループがあって、私たちは「味研」と呼んでいます。記事を読む

益子さんの家で獲れた大豆 2/16~3/3 の土日限定で開催された「おかあさんの味レストラン」

「さといも麺」があるじゃないか 柴野秀行さん(新潟県五泉市)

「日の出食堂」柴野秀行さん 五泉市の特産品・里芋を使った「さといも麺」 】日の出食堂五泉市は新潟県の下越地方に位置し、全国一の生産高を誇るニットの産地。五泉駅前で三代続く『日の出食堂』の柴野秀行さんは、子供の頃の思い出をこう話す。
「私が小学生の頃、毎朝駅前からニット工場へ大勢の人が向かう様子を目にしていました。バス停にはバスを待つ人の長い行列。まち全体に活気が溢れ、そんな状態がバブルの崩壊する20代はじめ頃まで続いていました。でも今は、人影もまばらで、すっかり寂しい状態です。今もニットは全国一と言われていますが、あの頃に比べると、まちの様子は全然違います 記事を読む

イベントアルバム このコーナーでは、各地で行われた会合やイベントの様子をご紹介します。 『海府荘』代表・地多正光シェフからフランスの家庭料理を教わった 「鶏もも肉のカルバドス煮」

第8回ふるさと応援料理教室in佐渡
(新潟県佐渡市)

1月18日(金)、第8回目となる新年最初の「ふるさと応援料理教室」が、佐渡市内の「トキのむら元気館」で開催された。今回は、寒い時期にぴったりな煮込み料理をメインに「ぬくもりのあるフランス料理」がテーマ。
記事を読む

「フォンダン・ショコラ」
スペシャルインタビュー東京医科大学 老年病科 主任教授岩本 俊彦先生

スペシャルインタビュー東京医科大学 老年病科 主任教授岩本 俊彦先生岩本俊彦先生は東京都中野区出身。て記事を読む

無理なく改善・食習慣

老化には正常な老化と病的な老化があります。病的な老化の大きな原因は生活習慣病にあります。そして生活習慣病には、食事、運動、教育の三つが関与していますが、一番大切なのは正しく食事を摂ること記事を読む

体の健康と脳の健康

健康な老化のためには体だけでなく頭脳の働きも大切ですから、正しい食事と軽い運動、それに加えて頭を使うことも欠かせません。60代の健康な生活を脅かす一番のリスクは癌ですが、70代では記事を読む

日本人の体質にあった食文化を

日本人は農耕民族で、欧米人は狩猟民族といわれますが、これは医学的な体質の違いとして明らかにされています。狩猟民族は高脂肪・高エネルギーの食事を獲物が獲れた時に記事を読む

PAGE TOP